空目広告と空目昆虫:遠目空目と近目空目

離れると見える…空目を使った岐阜新聞の広告
岐阜新聞(5月6日付け)の全面広告が話題になっている。新型コロナウイルス感染拡大防止対策「ソーシャルディスタンス」(人と人とが一定距離を保つ)をうったえるアイディア広告で、2メートル以上離れるとメッセージが読めるというもの。
01岐阜新聞空目広告改
近くで見ると何が描かれているのか判らないが、2メートル以上離れると(ソーシャルディスタンスを確保すると)、文字として認識され「離れていても心はひとつ」というメッセージが読めるというもの。

2m離れないと読めないメッセージ? ソーシャルディスタンスを表現した新聞広告が話題に

これも《空目》のひとつだろう。離れてながめることで(近くにいるときは見えなかったものが)見えてくる──いってみれば《遠目空目》。

離れると見える…遠目空目/近づいて見える!?近目空目
話題の広告で使われていた《遠目空目》──この現象は虫見をしているときに、しばしば体験していた。卒業式が近づく頃になると古木の幹にこつ然と現れる「卒」の文字──ヒロバフユエダシャクのメスである。
02広翅冬枝尺♀卒1再
03広翅冬枝尺♀卒5再
近くで見れば字には見えないけれど、離れて見ると「卒」の文字に見えてしまう……。これはヒロバフユエダシャクという蛾のメス(オスは普通の蛾だが、メスは翅が退化したユニークな姿をしている)。
虫見をしていると色々な《空目》現象に出会うものである。
こうした《遠目空目》とは反対に、離れて見ているうちは気づかないが、近づいてじっくりながめていると見えてくる《空目》もある──いってみれば《近目空目》。昆虫は小さいので、むしろこのパターンが多い。
05赤縞刺亀空目地蔵
ぷち地蔵に見えるアカシマサシガメ⬆
昆虫を含む虫は《近目空目》の宝庫だ。数多い昆虫空目の中から、もう一例──。
普通に離れて見れば、ただのイモムシなのだが……⬇。
04細翅鯱@葉
アップにしてよ〜く見ていると……幼虫の模様が、ロングヘアをなびかせたスーパーヒロイン&ひとつ目魔人に見えてしまう⬇。
05独眼魔人美少女仮面
ホソバシャチホコという蛾の幼虫は、普通に見れば、緑色のチョッキ(ベスト)を着たイモムシだが、エサである木の葉にとまっていると、緑色の部分が葉に溶け込み、茶色い模様が葉のふちの変色した部分のように見えて、存在自体が意外に目立たない──ボディーラインがかく乱される隠蔽デザインとなっている。
しかし、幼虫の模様をアップで見ると……イラストのように見えてしまう。そして、いちど〝そう見えてしまう〟と(脳味噌に回路ができてしまうと?)、もうそうとしか(妄想としか!?)見えなくなってしまう。
キアイを入れれば確かに見える──空目現象おそるべしっ!?!



《卒》的ヒロバフユエダシャク♀
ぷち地蔵なアカシマサシガメ
スーパーヒロイン模様の虫
キアイを入れれば見える!?空目色々
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