











『ポストの電話』は今から四半世紀近く前、《第1回みくに児童文学短編コンクール》に応募して佳作入賞し、みくに出版・刊<知の翼>1997年1月号に掲載された作品。
この公募では、書き出しが指定された第1部(400字詰原稿用紙7〜10枚)と自由形式の第2部(400字詰原稿用紙10〜15枚)があって、入賞枠は第1部が入選5編(15万円)/第2部が入選1編(30万円)&佳作3編(10万円)だった。僕は第2部に応募。結果は佳作第1席だった。この回の応募総数は1073編。

《日常の中にふっとのぞく一過性の幻想!?&それを介した出会い》のようなものを描いてみたいと思って考えたストーリー。ふり返ってみると「イマイチ感」が否めない……仕掛け(アイディア)の部分が、もう少しわかりやすくて魅力的な設定であったら……と思わないでもない。
『ポストの電話』が掲載された<知の翼>には後に『チョウのみた夢』(<知の翼>1997年12月号)を書いているが、後者の方が、自分としては気に入っている。
また、みくに児童文学短編コンクールの協賛をしていた日能研の依頼で、小学3年国語のオープンテスト設問用に童話を書き下ろしたこともあった。それが『とどけられたポケッチ』である。
小説は縦書きがなじむ──という僕の感覚で、例によって縦書き画像にした。一般的な400字詰め原稿用紙と同じ20字×20行に設定しているが、禁則処理のため字詰めが変わっている行もある。今回は明朝体で作成してみた。
♣チョウのみた夢〜善意の報酬〜
♣とどけられたポケッチ(読み切り童話)
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