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1人増える不思議な絵!?座敷童子の紙芝居

01騙し絵15人版A

ひとり増える!?座敷童子を描いた不思議な絵!?
《子どもたちが遊んでいると、いつのまにかひとり増えている!? 数えてみると確かに1人多いのだが、その顔ぶれに新たに加わった者はいない。いったいどの子が増えたのか、だれにもわからない……そんなときは、座敷童子(ざしきわらし・ざしきぼっこ)がまぎれているのだという》──こんな不思議な座敷童子現象を《おはなし》ではなく、ビジュアルに成立させることはできまいか……ということで、取り組んでみたトリックアート(騙し絵)シリーズ。今回はより錯覚の強いものを作ってみた。

トリックアート(だまし絵)による座敷童子の紙芝居!?
今回は趣向を変えて、1枚の絵(トリックアート)を使った紙芝居風な演出で──『ひとり増える座敷童子の絵』として子どもたちに見せる想定で説明してみたい。わかりやすいように絵の分割パーツは色分けしたものを記す(水色とグレーの部分を左右入れ替えるというもの)。
まずは、子どもたちに14人描かれた絵を示す⬇。
02騙し絵15人版B
「子どもたちが集まっています。何人いますか?」──と、見ている子どもと一緒に数えて14人であることを確認する。「このメンバーで遊んでいました」──といって、水色とグレーの部分を取り出して〈描かれた子どもたちが遊び回っている〉ような演出をしたあと、左右を入れ替えて戻す。
03騙し絵15人版C
「『あれ!? 1人多いぞ!?』だれかが、言いました」と、ここで見ている子どもたちと絵の人型をカウントし直すと……たしかに1人多い。15人に増えている。
「描かれているのは、皆さいしょから、ここ(絵の中)にいたメンバーです。なのに、いつのまにか1人増えています……」「だれが増えたのか、誰にもわかりません」と不思議さ・謎をあおって「これが座敷童子です」とまとめる。
──こんな《1枚のトリックアート(騙し絵)による紙芝居》なんていう演出もおもしろいのではないかと思ったしだい。
「そこにいるメンバーは変わらないのに、いつのまにか1人増えている/それが誰なのか特定できない」という座敷童子の不思議さは、「描かれている内容は変わらないのに1人増える/だれ(どれ)が増えたのかわからない」というトリックアートの不思議さと同じといってもいいだろう。

なぜ増えるのか!?トリックアート(騙し絵)の解説
絵の一部を入れ替える(置き換える)ことでパーツの配置は変わったが、描かれている内容自体が変わったわけではない。黒い人型の「数」は増えたが、その「総面積」は変わりようがない。人型の「数」が増えたことで、そのぶん1つあたりの「面積」は(平均すれば)小さくなっている。
基本的には以前記した【1人増える!?トリックアート&解説】と同じだが、前回は人型を1つ増やす上で不足していた〈靴〉や〈顔の下半分〉を隠すアイテムを描き込んでいた。今回は、その手法(苦肉の策?)を用いずに座敷童子現象を成立させることができた。
04騙し絵前回と比較
今回のトリックアートの解説を制作過程にそって説明してみることにする。
座敷童子アプローチで「ひとり増える」仕掛けを考えたわけだが、作り方としては、その結果をどうやって作るか──想定しうる結果から逆に「ひとり減らす」仕組みを考えた。
05騙し絵15人版制作
まず、3人ずつの5列の隊形を想定。位置をずらした時に人型が重なり合うような(そして一部ズレるような)規則的配置である。パーツの左右を入れ替えることでこの隊形の一部に「空き」を作ることを考えた。わかりやすく列ごとに色を分け、配列番号をつけて説明していくことにする。
06騙し絵15人版番号
グレー部分と水色部分を入れ替えた後の人型の配置⬇。
07騙し絵15人版改矢印
入れ替えで緑色の列の①と②を最右列(サーモンピンク列)へ移動するのだが、このとき最右列の①と②ではなく、②と③に対応(融合)させるのがミソ。緑①の左側は空いているので、移動すると最右列①があった部分が欠けた(消えた)ように見える。緑列の①と②を最右列の②と③と錯覚させることで、最右列①が消えたように思わせる──という狙いである。もちろん最右列①は中央へ移動しただけで絵の中から消えたわけではない。移動しただけなのに絵の中では1人分欠けた(減った)スペースが出現し──いわば、《逆・座敷童子現象》が生じる。

左右入れ替え後の人型は別の列(色)の人型と融合して再構築される。
さて、描かれている人型が増えたり減ったりするためには、人型のトップ(上底)とボトム(下底)が同じ数ずつ増えたり減ったりしなくてはならない。これを色分けした人型と同じ色の矢印で確認してみると──それぞれ元の数は3つだが、入れ替え後は緑色のトップ(上底)は2つだけになっており、サーモンピンクのボトム(下底)も2つになっている。カウントされなかった緑色のトップとサーモンピンクのボトムは消えたわけではなく、描かれてはいるのだが、融合した別色の人型に吸収されてしまった形だ。カウントされる人型のトップ(上底)とボトム(下底)が1つずつ減ったことで、絵の中で1人分の人型が減ったことになる。
トップ(上底)とボトム(下底)の増減が同じ人型で起こるのであれば、どれが増えたのか減ったのか判断できるが、別の人型に分散しているために、どこでカウントの差が生じたのかわかりにくくなっている。こうして《描かれているパーツは同じなのに、人型の「数」だけが変化する》という不思議な現象が成立する。
3人×5列の15人から1人分を減らす手順の逆を行うことで、14人から15人に増えたという《座敷童子現象(そこにいるメンバーは同じなのに1人増える)》を演出してみたしだい。



◎《座敷童子現象》をあつかった記事
病院跡の座敷童子(童話/400字詰原稿用紙で20枚半ほど)
境内の座敷童子(頭の体操)
ひとり多い!?座敷童子2題(騙し絵&小話)
ひとり増える!?座敷童子的トリックアート(試作)
1人増える!?トリックアート&解説
ちょっと怖い話!?かごめかごめ〜座敷童子
トイレの花子さんと座敷童子〜便所のモアイ像
トリックアート座敷童子は誰だ!?
人数が増減する騙し絵の簡単な解説

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