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とどけられたポケッチ(読み切り童話)

読み切り童話『とどけられたポケッチ』

小学3年生の葛藤を描いた四百字詰め原稿用紙12枚ほどの生活童話。

























日常を舞台とするファンタジーやアイディア・ストーリーが僕の好みだが、これは珍しく「内面の葛藤」をテーマにした作品。というのも小学3年生の国語のテストで使われる素材文として依頼を受けて書いた作品だったからだ。
素材文作成依頼書を要約すると注文は次のようなものだった。

《設定》
①字数は四千字~五千字程度。
②前半、後半という境目を多少意識して欲しい。
③主人公は小学生(3年生が望ましい)。
④<主人公>と<友人>もしくは、<家族(親または兄弟、姉妹など)>という構図。
⑤ちょっとした誤解による対立構造の表面化。(<対家族、または、対兄弟>)。
⑥葛藤型(ジレンマの中で苦悩する主人公の姿を描いた)であること。
⑦主人公の精神的な成長が見えること。
別紙の<文章テーマコード表>に従えば、<物語文>、<当事者型>(主人公の行動・心情を中心とするもの)、<友人(家族)>、<発展的解決型>(精神的な成長)、<周囲との行き違いによる孤立化(思い込みによる孤立化)>というイメージ。
《しかけ》
※全体を通じて、心情表現が多彩であること(比喩、間接的な心情表現など)。
※主人公の心情の変化が、ある程度つかみやすいこと。
※続き(後半)をどうしても読みたくなるような<しかけ>を前半に設ける。
《注意点》
※<いじめ>、<離婚問題>などの題材は避けてください。
※<死>に関することがらには、十分に注意してください。
※<性>的な表現の取り扱いには、十分に注意してください。


──というわけで、不思議が起こるわけでもなく、奇抜なオチがあるわけでもないが、日常を舞台に、ちょっとした出来事に揺れる主人公の心情を描くことに照準をしぼった作品となった。こんな作品も描いていたということで。
ちなみに《ポケッチ》のモデルは一時大流行した《たまごっち》──これのフェレット(イタチ科)版をイメージしたもの。『チョコといっしょのおるすばん』でもフェレットを登場させているが、当時はフェレットを飼っており、スキあらばその魅力をアピールしようとしていた。当時飼っていたフェレットと、その散歩が紹介されたペット雑誌↓。






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コメント

No title
たまごっち、流行りましたね。すぐに飽きられて忘れられたけど。

男の子の心情。良く描かれていますね
No title
> みずきさん

たまごっち、僕はやったことがないので実はピンとこないのですが、「流行った」というのは覚えています。海外ドラマの『ER 緊急救命室』にもそれらしいのが出てくる回がありました。

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