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昼間のオスは?イチモジフユナミシャク

昼間は姿を隠す!?イチモジフユナミシャク♂

フユシャク(冬尺蛾)というと、ついユニークなメスの方ばかりに注目してしまい、ちょっとぞんざいに扱われがちなオス……。イチモジフユナミシャクはメスが美しいだけにその傾向も強い(……と思うのは僕だけ?)。


そんなわけで、あまり気にしてこなかったのだが……イチモジフユナミシャクのオスは日中(桜ウォッチで見つかるメスに比べて)目にする機会が少ない。クロスジフユエダシャクでは、日中目にするのはオスが圧倒的に多かったのに……。昼行性(クロスジフユエダシャク)と夜行性(イチモジフユナミシャク)の違いはあるにせよ……メスより大きく目立ちやすいオスを見る機会が少ないというのは考えてみれば、ちょっと不思議だ。イチモジフユナミシャクのオスは昼間、どこでどうしているのだろう?
そんなことを考えながらサクラッチ(桜ウォッチ)をしていたときのこと──落葉の上を歩くイチモジフユナミシャク♂の姿を見つけた。翅はきれいで弱っているようにも見えない。元日には日が昇ってからも交尾していたペアがいたが……仕事を終え、メスから離れたオスだろうと思った。
どうするのか見ていると、彼は落葉の下にもぐり込んでいった。クロスジフユエダシャク♂がメスを求めて羽ばたきながら落葉の下にあわただしくもぐり込むシーンは何度も見ているが、イチモジフユナミシャク♂の動きは落ち着きはらっている。隠れるために落ち葉の下に入っていったのだろう。オスがもぐった落葉のあたりを探すと、落葉のふちからわずかに頭部がのぞいているのが見えた。


落葉に隠れて停止モードとなったようだ。少し角度を変えると胸のあたりまで見える。


先日、落葉の上に飛来したイチモジフユナミシャク♂とおぼしき蛾を確認しようとして近づいたところ、飛び去られてしまうということがあったが……あの蛾も落葉の下にもぐり込もうとしていたのかもしれない。今回はおどかさないように気をつけながら、イチモジフユナミシャク♂を隠している葉を取り除いてみることにした。落葉の隙間からのぞく頭部を見ると触角はたたまれて停止モードに入っている。






イチモジフユナミシャク♂は飛ばずに停止モードでいた。


イチモジフユナミシャク♂は日中、こうして落葉の下などに「隠れている」ものが多いのだろう。どうりで見かける機会が少ないはずだと納得した。


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コメント

No title
夫婦でも全然同じ種類とは思えませんね。オスとメスはあまりにも違いすぎます。
No title
> みずきさん

知らずに見たら、まったく別の虫ですね。「ノミの夫婦」なんて言葉がありますが、「フユシャクの夫婦」なんていう言葉があってもいいような気がします。
No title
全てが解明されてるわけでない・・・
こういった虫の不思議に、心揺さぶられます!
No title
> 今日も、こっそり自然観察!さん

虫見をしていると、「いったいどうして?」と不思議に感じたり、「そういうことだったのか」と納得することがあったり。そんなところも楽しみの1つですね。

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