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水色の翅の天使!?イチモジフユナミシャク♀

大晦日に今季最高の美麗イチモジフユナミシャク♀

イチモジフユナミシャクは年に1度、冬にだけ出現するフユシャク(冬尺蛾)のひとつ。昆虫なのにわざわざ冬に活動するという生態もユニークだが、メスの姿が変わっていて、色あいのきれいなものがいたりする。発生期間中に1度は見ておきたい美麗個体だが、イチモジフユナミシャクを鑑賞できる期間はそう長くない。狭山丘陵では12月半ばから姿を見せ始めていたが、徐々に産卵後のしおれた個体が目につくようになってきた。美麗個体を求めてイチモジフユナミシャク♀がよくみつかるサクラを見て歩くことはすでに何度か記した通り。そして2018年もとうとう最終日となった今日──いちおう、サクラッチ(桜ウォッチ)に出かけてみたのだが……今シーズン最も美しいイチモジフユナミシャク♀を見ることができた。






サクラの日陰側にとまっていたイチモジフユナミシャク♀。翅の水色と腹のパールホワイトに黒い模様がクッキリあざやか。翅の黒帯模様が分断しているものの、充分美しい。胸から前翅にかけての水色は、背景の樹皮にみられる地衣類の淡いブルー~グリーンに似ている。これに黒い分断模様が入ることでボディーラインをかく乱し背景に溶け込んで見える隠蔽効果があるのかもしれない。






翅が退化して小さくなったイチモジフユナミシャク♀のフォルムは、ちょっとクリオネに似ている気もする。クリオネが《流氷の天使》《流氷の妖精》などと呼ばれているのだから、このイチモジフユナミシャク♀も《水色の翅の天使》《水色の翅の妖精》と呼んでよいのではあるまいか?
まだささくれたり剥がれたりしていない新鮮な個体の鱗粉をアップで──、




美しい色合いに感心しつつ、しばし鑑賞。ここにこの美麗個体がいることに気がついたのは僕だけかもしれない。僕が今日ここへ来なければ、この美しい姿を誰も見ることなく、この♀は活動を終えて姿を消していた可能性も高い……だとすれば、なんともったいないことだろう。このメスを見ながら来てみてよかったとしみじみ思うのであった。
最後に大きさがわかるように直径20mmの1円硬貨との比較画像を↓。


日陰のため片手撮影では鮮明な画像がとれなかった……。ちなみに、他の接写画像は、100円グッズのつっぱり棒(地震対策用家具転倒防止伸縮棒)を一脚がわりに撮影したもの。
メスのユニークさを実感できるように、メスとは形も色も全く異なるイチモジフユナミシャクのオスの姿を──↓。




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コメント

No title
水色のコートが可愛いですね^^
No title
> みずきさん

チョウのブルーとはまた違った味わいの水色がお気に入りです。

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