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サザナミフユナミシャクの愛称!?他

サザナミフユナミシャク@東京



木製手すり接続部の溝に沿うようにとまっているフユシャクのメスをみつけた。目に入ったときは、翅が大きめだったのでクロオビフユナミシャク♀が頭に浮かんだが……それにしては細長い!? よく見るとサザナミフユナミシャクのメスだった。


ネット上の画像では見たことがあったが、実際に目にしたのは初めてだったかもしれない。クヌギやコナラといったありふれた食樹で育つらしいが、そのわりに分布は局所的らしい。


このメスがいた手すりの近くにはクヌギが生えていたので、そこで育ったのだろう。


サザナミフユナミシャク♀の大きさは、直径20mmの1円硬貨と比較すると、こんな感じ↓。


フユシャク(冬尺蛾)のメスとしては大きめの翅だが、オスと比べると退化していることは明らか。サザナミフユナミシャク♂は、こんな姿↓。


和名に「ナミシャク」が入る蛾は、翅に波模様が入っていがちで、このオスも翅の裾(?)の方に波模様が入っている。この波は数字の「3」のくり返しにも見えるわけだが……サザナミフユナミシャクではこの数字模様が「3373」だったらいいのに……と思ってしまうのは僕だけであろうか? 「3373」なら「サザナミ」と読めるのに……残念。しかし、野帳をつけている人は記入時間を節約するために、きっとサザナミフユナミシャクを「3373」と記しているに違いない(?)。「サザナミフユナミシャク」と記すのは煩わしいが「3373」ならラクで速い。ただ、記入記号としては重宝しそうだが、口述するときは「さんさんななさん」は「サザナミ」よりも言いにくくなってしまう。となれば口述のさいにも言いやすいニックネームが必要なではないかと思い立った。そこで閃いたのが「波平(なみへー)」──言わずと知れた人気漫画『サザエさん』の登場人物・磯野波平である。「サザエさんの波平」略して「サザ波」というわけ。野帳に記入する時は、「波へー」の「へー」の長音記号を「波」形にして「へ~」と記して、これだけて「波へー」と読む。
「へ~」→「波へー」→「サザエさんの波平」→「サザ波」→「サザナミフユナミシャク」というのは、どうであろうか?
余談だが……今回の件で『サザエさん』を検索して「えっ!? そんなバカな!」と思ったことがある。「磯野波平」は54歳! 波平が僕より若かったなんて……。

冬尺蛾♀では大きめの翅・クロオビフユナミシャク



サザナミフユナミシャク♀を見たとき(翅が大きいということで)頭に浮かんだクロオビフユナミシャク♀。このメスは陽に当たる擬木の上にいたのだが、鱗粉がテカって浮き上がって見えるので、影をかけて撮影↑。冬の浅い角度の陽射しにあたっているのをそのまま撮るとこうなる↓。


今シーズンはクロオビフユナミシャクが多い気がする。


ホルスタインちっくなチャバネフユエダシャク



サザナミフユナミシャク♀とは対照的に翅が消失しているチャバネフユエダシャク♀。こんなところにも↓。


サザナミフユナミシャクを「波平」と呼ぶ人はいないかも知れないが、チャバネフユエダシャクの愛称「ホルスタイン」は広く定着しているのではあるまいか?


これでも立派な蛾の成虫↑。ユニークきわまりないチャバネフユエダシャク♀に対して、平凡(?)な姿のオス↓。


フユシャク亜科のフユシャク♀



やはり翅が消失したフユシャク亜科のフユシャク♀。


クロスジフユエダシャク♀



オスの乱舞の時期はもうとっくに終わってしまったが、まだ単独のメスは見かける。

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コメント

No title
今年はサザナミがよく見られたと聞いてます。
でもマイフィールドでは見かけませんでした、いないのかも…

そして今日、今年のフユシャク納めしてきました。
ウスバ、イチモジが多すぎました。
No title
> ともっくさん

先日はガード下の壁にイチモジフユナミシャクのオスが10匹以上貼り付いていました。
フユシャクは発生時期に均等に出てくるというより、「当たり」の日に出くわすと新鮮な個体が多く出ているような気がします。
「当たり」の日を予想できれば良いのでしょうが……アタリかハズレかは、フィールドに出てみないとわからないですね。
No title
先ほどはばったりお会いしまして、お世話さまでした。
サザナミフユナミシャクの♀は、私はクロオビの♀と思ってしまいそうです…
でもたしかに細長いですね!
その場で気づかれて、さすがです。
♂も見られているのですね!
あちこちしっかりチェックしていろいろな種類を見つけていてすごいです。

サザナミ→へ~、おもしろいです。
へ~フユ~シャクですかね…
No title
> noriさん

先ほどはどうもでした。
サザナミフユナミシャク♀をみつけたときは、少し前にnoriさんのブログで拝見していたので「ああ、あれか」と思い当たりました。オスはメスと同じ日に撮っているのですが、現場では種類がわからず、帰宅後の確認となりました。
僕の虫見行動範囲は狭いのですが、まだ出会っていない虫も色々いそうです……。

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