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映画の誤記情報

『文学賞殺人事件 大いなる助走』で主人公が勤めていた会社名は?



さて、前記事(*)で紹介した邦画『文学賞殺人事件 大いなる助走』だが、この映画情報について気になったことがある。本作に関するいくつかのサイトを閲覧してみたところ、主人公・市谷京二(佐藤浩市)の勤め先がみな「大徳商事」となっていることだ。映画の中では「大徳産業」である(「商事」ではなく「産業」)。市谷京二が名刺を渡す場面でも「大徳産業の営業におります市谷と申します」と名乗っているし、会社の外観シーンではちゃんと「大徳産業」の社名が映っている。


原作の小説『大いなる助走』でもこの設定は同じで、「大徳商事」ではなく「大徳産業」となっている。誤記というのはありがちだが、どうして同じ誤記があちこちで見られるのか不思議に思った。

今回購入した『文学賞殺人事件 大いなる助走』のHDニューマスター版DVDには「劇場用パンフレットの縮尺再編集版」が封入されていたが、この中にあらすじを紹介したページがあって、市谷京二の勤め先が「大徳商事」と記されていた。「縮尺再編集版」を作る過程で誤記が起こったとは考えにくいから、公開当時の「劇場用パンフレット」の時点ですでに誤記があったのだろう。これが色々なところで引用されて誤記が拡散したと考えると合点がいく。
映画情報というのは、劇場用パンフレットを公式情報(?)として引用することになっているのだろうか? 

それにしても、今回のHDニューマスター版DVDのリリースは公開されてから30年ほど経ってる。当時のパンフレットに誤記があったことは多くの人がとっくに気づいていただろうに、どうしてこの機会に訂正することができなかったのか……やはり不思議な気がする。

映画情報の中には、他にも同じように劇場用パンフレットの誤記が引き継がれ、公式情報(?)となっているものがあるのだろうか?


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