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マツヘリカメムシの臭腺開口部

マツヘリカメムシin集中線!?



マンガでよく使われる集中線──放射状の線を配することで線が集中する部分に注目させる技法だが……松葉が描く集中線の中心にいたのは──。


ということで、マツヘリカメムシの成虫。ヤラセではなく、撮りやすいところにとまっていたものを撮りやすい角度から撮ったら、こうなった。集中線が強調するマツヘリカメムシは「白いフレームの菱形メガネをかけた顔」に見えてしまう。
このマツヘリカメムシに関して、《洋ナシのようなフルーティーな匂い》がするというネット情報を目にした。そこで先日、2匹の成虫で試してみたが、確認できなかった(*)。気になっていたので、今回みつけた成虫でも試してみた。前回は小型容器に入れてシェイクしたのち嗅いでみたのだが(結果は無臭)、今回は直接指でつまんで嗅いでみた。


つままれたマツヘリカメムシはジタバタ暴れていたが、何回嗅いでもニオイは感じられなかった。

マツヘリカメムシ成虫の臭腺開口部

期待していた(?)フルーティーな匂いどころか、カメムシ特有の悪臭も確認できず……それでは、マツヘリカメムシの臭腺開口部(臭腺分泌液を放出する孔:開孔部)はどうなっているのだろう? 確認してみたくなった。
カメムシの臭腺開口部を確認するさい、当初はピンセットでつまんだり指で押さえたりして撮っていたが、捕まえてジタバタする虫で確認するのは、かえってやっかいだったりする。それよりも臭腺開口部が見える姿勢でとまっているカメムシを見つけて撮る方が容易い。
カメムシの臭腺開口部は、幼虫では腹部背面にあるが、成虫では胸部腹面にある──ということで、松の芽に腹面が見える姿勢でとまっている成虫を見つけた。


アップで臭腺開口部が見えるアングルを探す……。


このアングル↑では見えない……少しカメラの位置をずらすと、中脚の陰にかくれていた臭腺開口部が見えてきた↓。




こうしてマツヘリカメムシ成虫の臭腺開口部を確認することができた。構造的には(?)器官としての臭腺開口部は、ちゃんとついている。この成虫も指でつまんでニオイを嗅いでみたが、無臭だった。これで成虫4匹、続けてニオイを確認できなかったことになる。《フルーティーな匂い》はガセで、ニオイの弱いカメムシなのか……それとも、時期やコンディションの関係でたまたま匂わなかっただけなのか……。
いずれニオイを確認することができたら、追記することになるだろう……。


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コメント

No title
・・・間違いない・・・
・・・間違いなく「ヤメレ」って言ってるな!(眼観りゃ判る)
No title
> 今日も、こっそり自然観察!さん

問題の(?)匂いを確認したくて、つまませていただきました。
ニオイを発せるものなら放っているだろう状況だと思うのですが……全然匂いませんでした。
No title
こんにちは。

初めまして。

今日はいろいろな昆虫の名前を教えてくださってありがとうございました。

星谷さんは昆虫にずいぶんお詳しいのですね。
それに研究熱心です。
マツヘリカメムシ成虫の臭腺開口部を確認ですか。
驚きました。(#^.^#)
No title
> ayaさん

詳しいというわけではないのですが、僕も身近な昆虫を見るのが好きなもので……。
普通種でも見たことがない昆虫・知らない昆虫もけっこういたりします。
カメムシがニオイを放つことはよく知られていますが、じっさいどこから出しているのか──確認してみたくなります。

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