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ハリサシガメの羽化殻&脱皮殻

ハリサシガメの羽化殻&脱皮殻

今シーズンは5月19日に初めて幼虫を確認したハリサシガメ。成長段階の異なるものが混在しているが、終齢幼虫ではないかと思われるものも出てきて、だいぶ育ってきた感じがする。






この個体↑は小さいアリを捕え、体液を吸っているようだ。獲物を捕らえるときや口吻を刺し直すときなどは前脚と中脚を使って獲物をおさえるので、小さい獲物は土粒コーティングした脚の陰になって確認しづらい。ハリサシガメ幼虫は成長にともなって大きな獲物(アリ)を狩ることができるようになるが、小さなアリも狩っている。
ハリサシガメ幼虫は成長しているので、脱皮のシーンが見られないかと期待しているのだがなかなかその機会が得られない(昨年1度【謎めいたハリサシガメの脱皮】で見たきり)。しかし成長しているのだから、脱皮殻はもっと見つかって良いのではないかと、石垣の隙間やその下の地面なども注意して見ている。老眼が進んだ眼では心もとないが……石垣の下を探していると草にひっかかったアヤシイものを発見。




ハリサシガメ幼虫がデコレーションしたアリの死骸&土粒だらけの体!?──幼虫の死骸の可能性も考えたが、羽化殻だった。石垣で羽化した後、羽化殻が落ちて草にひっかかったのではないかと想像。撮りづらいので草ごと抜いて撮影↓。


これまで見つけた脱皮殻・羽化殻は乾燥して形を保っていたが、この羽化殻はしめって(少し前に雨が降っていた)しんなりしており、回収するさいに形が崩れ、脚が脱落してしまった。


昨シーズンは最初のハリサシガメ成虫を確認したのが7月23日だったから、羽化には早い気もするが、幼虫の育ち具合からすると新成虫が現われても不思議ではない。成虫を探したが見つからなかった。


今回みつけた羽化殻は形が崩れてしまったので↑、一昨年みつけたハリサシガメの羽化殻を↓。


ハリサシガメの幼虫はアリの死骸などを背中にデコレーションするが、これは脱皮のさいに引き継がれるので《幼虫への脱皮》では抜け殻にデコ素材は残らない(【ハリサシガメ脱皮後の再装備は?】参照)。成虫になるとデコレーション擬装はしないので《羽化(成虫への脱皮)》では抜け殻にデコ素材が残される。
ということで、これまでにみつけた脱皮殻──いずれも背中からデコ素材が剥ぎ取られている↓。






若齢の頃は腹が白っぽく(脱皮殻では透明)、成長すると黒っぽくなっていくようだ。幼虫はどんな姿をしているかというと──おそらく4齢と思われる幼虫の死骸からデコ素材と土粒を取り除いたもの↓(【ハリサシガメ幼虫のスッピン】参照)。


脱皮したての幼虫は、脱皮殻から引き継いだデコ素材を背負っているが、脚や腹の一部が露出していたりする。まだ腹がいくらか白っぽいハリサシガメ幼虫が、狩ったアリを食事後に背中にデコったようす↓(【白腹のハリサシガメ幼虫】参照)。




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