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天狗蝶ペアの脚は10本!?

テングチョウ・ペアの脚は10本!?

コンクリート擬木の上にいたテングチョウのペア。脚の数を数えてみると、合わせて10本!?
オス・メスそれぞれに偶数本の脚が同じだけあれば4の倍数になるはずだが……10本ということは……テングチョウの脚はそれぞれ5本!?──かというと、もちろんそんなコトはない。


テングチョウではオスの歩脚は4本だが、メスには6本(3対)ある……ということらしい。
タテハの仲間など4本(2対)脚に見えるチョウは少なからずいるようだが(前脚は退化してふだん畳まれているため中脚と後脚だけの4本脚に見える)、同じ種類で脚の数が違う(違って見える?)のはおもしろい。なぜなのか気になるところだが、僕にはよくわからない。


このところ、晴れて気温が上がるとチョウが飛ぶ姿が見られるようになったが、狭山丘陵で今もっとも多く目にするのがテングチョウだ。Wikipediaでは《東京都で絶滅》と記されているが、東京側でもよく目にする。毎年この時期に遊歩道を歩くと、白線上から飛び立ち、また白線の上に降りて翅を広げる姿が見られる。


いわゆる《テリ張り》(テリトリー行動)というものだろうか。だとすれば、これはオスなのだろう。


ところで、テングチョウの名前の由来は頭部の突起が「天狗の鼻」に見えることからだろう。これは下唇髭(パルピ)という器官だそうだ(他のチョウにもあって、感覚器官や複眼・口吻などの掃除器官の機能が考えられるらしい)。テングチョウの発達した下唇髭(パルピ)は、側面から見ると「天狗の鼻」に見えなくもないが……下唇髭は1対──2枚あるので、個人的には「鼻というのは違う」気がしてしまう。なので、テングチョウを見て思い浮かぶのは……天狗よりも、フィッシャーカメレオンだ。鼻先の1対の突起がテングチョウの下唇髭によく似ている。僕の中ではテングチョウの愛称は「フィッシャー」だったりする。


ちなみにフィッシャーカメレオンの突起は繁殖期のオスの闘争に使われるとされている。

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コメント

No title
テングチョウの♀が6本肢というのは眼からウロコでした。
鼻の長さという点では、私にとっては、テングビワハゴロモが一番です。(日本にいないのが残念ですが)自分の体長よりも長い鼻で、もちろん象より長く、鞍馬の天狗も真っ青だと思います。
No title
お早うございます。
蝶の足を数えた事がありませんでした!
ポチっと✽
No title
> isannkmwさん

虫見を初めてしばらくした頃、撮った画像を見ていて、テングチョウの脚が4本だったり6本だったりするのに気づいた時は「あれ!?」と思いました。
先日、たまたまペアショットが撮れたのでネタにしてみました。
テングビワハゴロモやツノゼミなど、そちらは面白いものが色々見られて羨ましいです。
No title
> kaneo93さん

昆虫というと《脚は6本》というイメージがありますが、チョウのなかには4本脚(に見える)ものが、けっこういるようですね。
No title
テングチョウの脚は4本だと思っていたのですが、メスだけ6本というのは初めて知りました。
メスは前足で食草を見分けるそうなのでそのために発達したのかもしれませんね。
今度、探してみます!
ナイス!です。
No title
> タイコウッチさん

以前、撮ったテングチョウの画像を見ていて6本脚だったことに気づいた時は、僕も「あれ!? テングチョウは4本脚だったのでは?」と思いました。画像をチェックすると、ちゃんと(?)4本の個体もいて……。

なるほど。メスが6本なのは《食草を見分ける》というのと関係があるのかもしれませんね。

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