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シモフリトゲエダシャク♀@桜

シモフリトゲエダシャク@サクラ(産卵前の♀)



今シーズンはシモフリトゲエダシャクのオスをよく目にする↑。標準和名に「フユ」は入っていないが、冬に活動するフユシャク(冬尺蛾)の1つ。オスは何の変哲も無い普通の蛾に見えるが、メスは翅が退化して飛ぶことができない。ユニークな姿をしたメスはオスにくらべると出会う機会が少ないが、先日、サクラ(幼虫食餌植物のひとつ)の幹にとまっている産卵前の個体を見つけることができた。


いたのは、こんなところ。幹のコブ状に盛り上がった部分の下のくぼみにとまっていた。こうした物陰感のあるところで安定しがちなのかもしれない。角度を変えて同個体↓。


オスとはかけ離れた姿のシモフリトゲエダシャク♀。フユシャクの中では最大級になるらしい。


この場所では背景との明暗差がありうまく隠れきれていないが、「霜降り」模様は地衣類等がある樹皮の上では隠蔽効果がありそうな気がする。明暗が交互に入る脚では輪郭が分断されてわかりにくい。


体格的にも立派だが、高級毛皮を思わせる毛足の長い鱗毛も魅力(?)。初めてこの虫を見た時はユキヒョウを連想した。


大きさがわかるように恒例の1円玉比較を撮ろうとしたが、幹のくぼみにいたためままならず。指に移動させて撮影。


動きを止めたときは首を縮め触角を倒したポーズになる(隠蔽姿勢)↑。歩き出すと頭を起こし、触角を前方に向ける↓。




ボリューム感がわかるように──最近よく目にするシロフフユエダシャク♀(産卵前)の1円玉比較画像↓。


てのひら上のシモフリトゲエダシャク♀↓(前述と同個体)。


この個体は翅の白い部分が少なめだった。


産卵後のシモフリトゲエダシャク♀



先日【産卵後のシモフリトゲエダシャクと産卵中のシロフフユエダシャク】で紹介した産卵後のシモフリトゲエダシャク♀だが、その後も同じ場所で、向きや若干位置を変えながらとまり続けている。とまっているのは、やはり、わずかにくぼんだ部分。
僕が見つけてからもう2週間。目につきやすい場所だが、「霜降り」模様の隠蔽効果で、意外に人や鳥には気づかれずにいるのかもしれない。




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コメント

No title
こんばんは☆彡
先日わたくしが出会ったシモフリトゲエダシャクですね(o^―^o)ニコ
探せば、又出会えるかも知れませんね(o^―^o)ニコ
ナイスナイスです🌌
No title
こんばんは・・・
枯れ葉色した蛾の中に、枯れ葉の吹き溜まりにしか(たまには異なる場所に・・・もあるのでしょうけれど)とまらぬ習性を持った種がいるそうです。
この(習性)と言う言葉が、都合よくもあり、また、キーポイントでもある様に想います。
(身を守る習性)を生み出す(行動を操る遺伝子)が、このシモフリトゲエダシャクにも含まれていたとしたならば・・・
「くぼみでじっとしていなさい・・・くぼみに身を隠せ・・・」の指令で、自然と、「安息の場所へ!」の行動につながっているのかも?
なんて(勝手に妄想想像致しました。)
擬態を想わせるシーンは楽しゅうございますね!☆
No title
> kaneo93さん

シモフリトゲエダシャクは──特にメスには独特の存在感がありますね。出会えると嬉しい虫の1つです。今シーズンはまだ出会えるチャンスはあると思います。
こちらではシロトゲエダシャクのオスを見かけるようになったので、そろそろメスも見られるのではないかと思っています。
No title
> 今日も、こっそり自然観察!さん

多くの昆虫は目立たぬ場所で安定するようなシステムがあるのだろうと想像しています。持って生まれた行動パターンで、生存率が高い個体が生き残り、その行動パターンが子孫に受け継がれ、世代を重ねて洗練されていくことで「習性」が完成するのだろうと解釈しています。
昆虫の行動を見ていると色々想像が広がりますね。

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