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シロフフユエダシャクのペア~産卵前後

シロフフユエダシャクのペア





木製の手すりの上にシロフフユエダシャクのペアがいた。狭山丘陵で今、もっともよく見かけるフユシャク(冬尺蛾)。フユシャク(冬尺蛾)は年1回冬に発生し、メスは翅が退化して飛ぶことができないという特徴を持ったシャクガ科の蛾の総称。
昆虫なのに冬にだけ繁殖活動するというところもユニークだが、オスとメスがまるで違う姿をしているところがまた変わっている。オスは何の変哲もない普通の蛾に見えるが、メスは翅が退化しているので、とても同じ昆虫に見えない。
こうしたフユシャクの興味深い特徴を最も端的に現しているのがペア・ショットだ。姿が違うオスとメスが同時に見られ、違いがよくわかる。そして交尾をしていることから同種のオスとメスであることがわかり、撮影時(冬)に繁殖活動をしていることが一目瞭然──フユシャクの魅力(特徴)を凝縮したシーンと言えるだろう。ということで、このペアもしつこく撮ってしまった。








シロフフユエダシャクの産卵前・中・後



産卵前のシロフフユエダシャク♀↑。卵が詰まった腹が大きい。
卵塊を毛で覆うフユシャク亜科のフユシャクとは違い、隙間に隠すように卵を産みつける。


先日【産卵後のシモフリトゲエダシャクと産卵中のシロフフユエダシャク】で投稿した産卵中のシロフフユエダシャク♀↑。同個体と思われるの産卵後の♀の姿(後日同場所)↓。


腹が縮んでズンドウに見える。産卵していた孔は小さく中に産みつけられた卵を確認することができなかったので、以前の記事【フユシャクの産卵:列状卵塊ほか】から、緑色の卵がのぞいているシーンを再掲載↓。


産卵前と後ではプロポーションが変わり、印象も変わってしまうのでフユシャクを見始めた頃は別の種類かと思っていた。産卵の前後では別人ならぬ別虫のようだが、それ以上にオスとの違いは大きい。


メスとオスの画像を別々に見ているうちは──ペア・ショットを見ない限りは、これが同じ種類の蛾だとは、にわかに信じがたい気がする。


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