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クロオビフユナミシャク♂♀卵他

クロオビフユナミシャクのオス・メス・卵



クロオビフユナミシャクは冬に出現するフユシャク(冬尺蛾)のひとつ。見た目は普通の蛾──なのはオスだけ。メスは翅が退化して飛ぶことができない。オスは11月下旬から目にしていたが、メスはこれが今シーズン初個体↓。


クロオビフユナミシャク♀がとまっていたのは擬木だが、小さな空洞に卵が産みつけられていた。


よく見ると、このクロオビフユナミシャク♀は、右の翅がやや大きく形もちょっとヘン!? 本来の形である左翅と比べると、違っているのがわかる。
フユシャク♀の翅は蛹の段階で1度形成されたものがアポトーシスで萎縮するらしい。今年2月に蛹の殻(抜け殻)をつけたシロフフユエダシャク成虫♀を見ているが、蛹の翅部分が成虫の翅より大きかったので(*)、なるほどと納得していた。
このクロオビフユナミシャク♀の右翅が大きめなのはアポトーシス不全!?なのだろうか?
本来のフォルムと比較できるように、昨シーズン撮影したクロオビフユナミシャク♀の画像を再掲載↓。


(※【フユシャク3種~12月中旬の昆虫】より↑)


(【クロオビフユナミシャク♀@桜ほか】より↑)

クロスジフユエダシャク単独♀



やはり擬木にとまっていたクロスジフユエダシャクのメス。前の記事でもオスとのペア・ショットを5例あげているが、単独♀ショットということで。
小さいながら4枚の翅がハッキリ確認できる。






カバエダシャク



擬木にとまっていたカバエダシャク。フユシャクが現われる頃に目にする蛾。


本来なら翅の先端近くに白紋があるのだが、この個体では白紋が薄く、無いようにも見える。
本来の白紋が写っている画像から──↓。


フユシャクと発生時期が重なっているカバエダシャク。フユシャクと同じ「シャクガ科」の蛾だが、こちらは♀にもちゃんとした翅がある(のでフユシャクとは呼ばない)。


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コメント

No title
平地もののクロスジ、クロオビはまだ見てません。焦っちゃいます。
仲間からはサザナミ出現の報も…

今シーズンはまだ♀未見です。
♂はシロオビ、ウスバ、クロテン、ナミスジ、イチモジ、チャバネ、ナカジマ。
ミヤマ、ウスオビはスルーしてしまいました…
No title
> ともっくさん

常連のフユシャクですが、見つけるとやはり撮ってしまいます。
最近は虫見コースの桜がずいぶん伐採されているので、その影響が気になっています。
No title
おはようございます・・・
ペアのみならず、綺麗な卵まで・・・
多種多様なフユシャクガをお見つけになってらっしゃって・・・
いつものことながら「凄い!」の一言です。
・・・明日こそ!明日こそ!と想いつつ、外出虫散策を怠る己を反省するばかりです。
No title
> 今日も、こっそり自然観察!さん

毎年この時期になると目にする常連種ですが、フユシャクのように期間限定(?)の虫は、出会うとやっぱりカメラを向けてしまいます。
No title
フユシャク、着々と見られていますね~。
メスがさなぎの時には翅が大きいという記事も拝見しましたが
驚きですね!
個体発生が系統発生と一致しているというのを目の当たりにしているようで、
以前はメスも飛んでいたのかな~と思いを馳せてしまいます。

フユシャクの交尾を自分で見つけたことがないので
星谷さんのようにオスを追って見つけてみたいです。
No title
> noriさん

早いもので、またフユシャクのシーズンがやってきましたね。
メスの翅は蛹の段階で1度形成されてアポトーシスで萎縮する──ということは、どこかで読んで知っていたのですが、成虫が引きずってきた(プチ羽化不全?)蛹の抜け殻を見た時は、「なるほど!」と納得しました。

クロスジフユエダシャクはそろそろ終盤かも? オスがたくさん舞っているのになかなか婚礼ダンスが始まらない場所もあって、人の通り道などでは落ち葉の下で踏みつぶされたメスがいて、そのニオイに惑わされてオスが集中している可能性を考えたりしています。
オスが多いのになかなか婚礼ダンスが始まらない時は場所を変えた方がいいかもしれません。

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