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ハリサシガメの単眼&脛節など

ハリサシガメの単眼と複眼



雨上がりの石垣にハリサシガメ成虫♂が出ていた。背中や脚に水滴がついている。


ハリサシガメがいつ、どんな場所でどのような形の卵を産みつけるのか……卵で越冬するのか孵化して幼虫で越冬するのか……このあたりのことを僕は知らない。運良く産卵のシーンにでも出くわさないものかと密かに虫の良いことを期待しているのだが、ままならず。
とりあえず成虫の姿を見ることはできたので、ハリサシガメの単眼と複眼を確認してみることに。






ハリサシガメの脛節(けいせつ)



ハリサシガメを見ていてユニークだと感じるのは、前脚と中脚の脛節(けいせつ:ヒトでいえば膝から足首にかけての部分)の内側部分。ここに「脛(すね)当て」(レガース)のようなカバー(?)がついている。これまでカバーのある前脚・中脚ばかりに注目してきたが、後脚はどうなっているのか……ちゃんと記録していなかったので、前脚・中脚・後脚それぞれの脛節を比較してることにした。


中脚と後脚は8月に拾った成虫♂の死骸を撮ったもの。
ハリサシガメはエサであるアリを狩ったりコントローするときに前脚と中脚を使う。そのさいにアリを押さえるのは、この脛当て部分だ。アリにフィットし(?)接面積を増やすことでグリップ力を高めているのではないかと僕は想像している。捕食のさい使わない後脚には、この器官はない。





最近石垣で見かけた生きもの



オオモンシロナガカメムシはこの石垣周辺でみられるカメムシの一つ。ハリサシガメより小さく敏捷。
石垣で日光浴していたニホンカナヘビの幼体。


石垣上で見かけることは少なく、葉の上にいることが多い。


この石垣で出会う爬虫類はヒガシニホントカゲが圧倒的だが、ニホンヤモリやアオダイショウの幼蛇と出会うこともある。


成体とはまるで違うルックスのアオダイショウの幼蛇。整然と並んだウロコが美しい。


成体とは異なるこの模様が、しばしばマムシ(の銭形模様)と間違われる。

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コメント

No title
こんばんは・・・
ハリサシガメの前胸背側角を観て(あれっ?これ・・・どこかで見た事ある!・・・確か、そうだ・・・)「マグマ大使のゴアだ~!」と・・・懐かしく思い出してしまいました。
前胸背側角にも惹かれますが、何と言いましてもユニークな単眼に興味を抱きました。
複眼は、大体の予想はつきましたけれど、単眼が↑の様な姿だとは・・・想像しておりませんでした。

オオモンシロナガカメムシは、一見、アリを想わせる姿をしているようにも想えました。ハリサシガメに狙われる可能性もありますが、アリは昆虫界の中では強者として知られていますので、持つ翅・胸の模様は有利に働くかもしれませんね!?
そういった意味では、マムシを連想させるアオダイショウの幼蛇の模様にも、生き抜く秘密が隠されているのでしょうかね!・・・?☆
No title
いつもながら観察に感動です。でもハリサシガメに会えないですね。ナイス!
No title
> 今日も、こっそり自然観察!さん

マグマ大使のゴア──懐かしいですね。ハリサシガメの前胸背板を見ていると、ペコちゃんの顔っぽく見えたりもして!?

ハリサシガメはこれまで単眼を意識して撮ったことはなかったので、クローズアップしてみました。

オオモンシロナガカメムシは時々見かけるのですが、素早くてうまく撮れないことが多く、めずらしく止まったところが撮れたので。

アオダイショウの幼蛇はしばしばマムシと誤認されてしまうみたいですね。ブログでも誤認記事を目にします。両方見たことがある人は「違う」とわかりそうな気もしますが……。
ヒトがマムシと誤認しがちなためか、「マムシに擬態している」という説があるみたいですが、僕は懐疑的です。マムシが目立つ警告デザインで、それに似ているなら「擬態」の可能性がありますが、マムシの銭形模様はボディラインを分断する隠蔽模様……隠蔽デザインを警告のために真似るというのはちょっと納得しにくい気がします。

アオダイショウの幼蛇のデザインついての考察は本文末にリンクした【幼蛇と成体・模様が異なる理由:アオダイショウ】に記しています。
No title
> 四季の風さん

とりあえず、観察できるうちに色々観察しておこうかと。
ハリサシガメの生息場所は局所的みたいです。
No title
小さな虫たちも、ここでは巨大に見えるから
面白いですよね。 「ナイス」
No title
> 東北の温泉バカさん

見たい部分がわかりやすいようにトリミングしています。
小さな虫も、拡大して見ると細かいところまでよくデザインされていて感心しますね。

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