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シブく輝くウバタマムシ他

シブい輝きを放つウバタマムシ美麗個体



マツのそばのエノキの葉にウバタマムシがとまっていた。幼虫はマツの枯木に穿孔し、成虫になるとマツ類の葉や樹皮を後食するらしい。美麗昆虫の代表ヤマトタマムシと体型も大きさもよく似ている大型のタマムシなのだが、派手なヤマトタマムシに比べると地味なためか知名度はいまひとつな気がする。しかしこの個体はシブい色合いながらシックな輝きを放っていた。


画像では光沢感が分かりにくいが……赤銅色もしくはセピア色orチョコレート色に輝いていた。ヤマトタマムシのような派手さは無いが、なかなか味わいのある昆虫だ。背面の模様は立体的な凝った造りになっていて──おそらく上翅の強度を増すための構造なのだろう。これがまるで《浮造り(うづくり)加工》(木材を研磨し柔らかい夏目を削って硬い冬目を浮き上がらせることで木目を強調する技術)をほどこしたかのような味わいをかもしだしている。


宝石にたとえられるヤマトタマムシの上翅は実はペラペラ──シワや折り目が入りやすいが、それに比べ表面構造が凝ったつくりのウバタマムシの方が、高級感(?)が漂っている気がしないでもない。


凹んだ部分の点刻の集合が、離れて見るとセピア色に輝き、その中に黒い筋が走っているように見える。




ウバタマムシの眼には、昔の少女漫画のヒロイン顔負けのキラ星がいくつも輝いていたりもする。


地味なイメージがあるウバタマムシだが、その中でも美麗個体はいる──ということで。ついでにやはり(ヤマトタマムシに比べれば)地味系(?)のアオマダラタマムシでも、時々目にすることがある赤紫ががって輝く美麗個体を↓──過去の記事から再掲載。


シブい輝きを放つアカスジキンカメムシ幼虫ほか



シブい色合いながら、よく見ると金属光沢のある昆虫つながりで……アカスジキンカメムシの終齢(5齢)幼虫。ゴンズイの実にとまって汁を吸っていたこの5齢は、まだ脱皮してあまり時間が経っていない個体のようだ。
アカスジキンカメムシの幼虫にはユニークな白黒模様がある。この黒っぽい部分(金属光沢がある部分)は硬く脱皮後ほとんど大きさは変わらないようだ。成長とともに大きくなるのは白い部分──脱皮後この白い部分が広がることで幼虫は大きくなる(なれる)。5月に撮影していた羽化前の終齢(5齢)幼虫と比べると、白い部分の幅に差があるのがわかる↓。


ちなみに、この白い部分は抜け殻では透明感のあるやわらかい膜になっている。
ゴンズイの葉にはアカスジキンカメムシの幼虫が集まっていた。


4齢幼虫の中に5齢幼虫が1匹まじっている。この5齢幼虫も脱皮してさほど経っていない感じ。白い模様部分(脱皮直後の幼虫は赤みがかっている)がまだ狭い。近くで脱皮したはずだが、抜け殻は見つからなかった。おそらく脱皮後、幼虫によって落とされたのだろう(*)。


アカスジキンカメムシ幼虫がいた場所の近くにとまっていたムラサキツバメ↓。


Wikipediaによると、《ムラサキツバメは1990年代までは本州(近畿地方以西)、四国、九州に分布していると考えられていた》とのこと。南方系昆虫の北上化は珍しくないが、ムラサキツバメの場合は幼虫の食植物になるマテバシイが植樹で増えたことも関係しているらしい。


やたらハデなガガンボがいたので撮ってみた。ホリカワクシヒゲガガンボというらしい。オスはその名のとおり触角が櫛(くし)状になるので、これはメス。ネット上には「成虫は餌を食べない」というような情報があったが、葉の上の濡れた部分を舐めていた。水分補給はするようだ。よく見ると右側の脚が1本とれていた。




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コメント

No title
こんばんは・・・
今回登場したウバタマムシをはじめとした虫・・・虫・・・達の姿形・色彩を堪能させて頂きながら想ったことは・・・
これからの季節(ファッションの秋)の上着に付けるアクセサリーのデザインに関することです。
羽織る上着にウバタマムシをかたどったアクセサリーや、並ぶカメムシの幼虫・・・は、非常に洒落た演出なるのでは?と感じました。
素敵なアクセサリーは、特に女性の目を惹きます・・・
古来からの(虫)を取り入れた日本の文化が甦ってくるやも?
と・・・いつもの、私の妄想願望が睡眠不足の脳内を駆け巡りました・・・☆
No title
> 今日も、こっそり自然観察!さん

美麗昆虫はそのままアクセサリーになってもよさそうなのがいますね。実際にタマムシなどはインドや中国ではアクセサリーとして宝石商が取り扱ったりしているそうな。

セスジスズメの幼虫のポップな目玉模様も見ようによってはオシャレなので、特に黒いタイプを見ると「このままのデザインでソックスにしても違和感ないのではあるまいか?」なんて思ってしまいます。

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