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アカスジキンカメムシ:羽化~抜け殻落とし



前の記事ではアカスジキンカメムシの《抜け殻落とし》を確認できたものの、肝心のシーンの画像はヒドイできだったので、もう少しマシな画像をが撮れないものかと再びアカスジキンカメムシの発生ポイントへ──。結果からいうと、羽化中の個体を見つけ、今回も《抜け殻落とし》を確認することができたのだが……またしても《抜け殻落とし》シーンの画像は激しいピンぼけとなってしまった。
そんなわけだが、いちおう羽化(途中)から《抜け殻落とし》の記録を記しておくことにする。

アカスジキンカメムシ:羽化~抜け殻落とし(またもピンぼけ)



前日、目星をつけていた終齢幼虫が羽化をしていた↑。これは前回の記事で紹介した終齢幼虫2匹のうちの1匹(だと思う)。前回見た時には葉の裏にとまっていたものの、頭を上にしていたので(羽化の際には頭を下にしがち)すぐには羽化は始まらないだろうと判断。次の日あたりに羽化するのではないかと予想し、翌日その場所へ行ってみたところ、まさに羽化の最中だった。
ということで、羽化途中からの記録を記す。画像すみの数字は撮影時刻(時:分:秒)。ちなみに、アカスジキンカメムシの羽化の最初からの画像は【アカスジキンカメムシの羽化《抜け殻残し》のケース】に記してある。


今回の観察対象は、みつけたときにこの状態↑だった。殻から抜けた脚や触角の色は薄い。











羽化した新成虫が抜け殻と対峙してからが長かった。その間に新成虫の脚や触角の色が濃くなっていく。前回は新成虫を脅かさないように5メートルほど離れたところで《抜け殻落とし》待ちをしていて、そのシーンの撮影に間に合わなかったわけだが……今回は2メートルほどのところで待機。目を離したスキに抜け殻落としが行なわれたこともあったので、今回は現場を離れず監視を続けた。
《抜け殻落とし》待ちの間には、獲物を探して葉の裏を飛び歩くアシナガバチや捕食性アブ、アリのパトロールがすぐ近くまでやってきたりもして気をもんだ。小型テントウムシとの接触で《抜け殻落とし》を放棄した新成虫を見ているので、気が気ではない。僕はこのアカスジキンカメムシの家族でも親族でもないが、その身を案じてしまった。そしていよいよ無事に待望の《抜け殻落とし》の瞬間がやってくることになるのだが……今回もあっという間で、あわてて撮影するも、シャッターを切ることができたのは1度だけ──それも(またしても)力いっぱいピンぼけとなってしまった……。


肝心の《抜け殻落とし》の場面は思い切りピントが外れている↑。あわてて近づきカメラを構えたものの、被写体は葉の裏なので逆光気味となり、オートフォーカスの焦点がなかなか合わない……。観察を始めてから2時間20分近く、ヤブ蚊献血をしつつ待ち続けた瞬間の画像がコレとは情けない……「なんでこうなるの!?」と脳内で(コント55号の)欽ちゃんが叫ぶ……。
とはいえ、とりあえず今回も《抜け殻落とし》を確認することはできた。その功労者(?)は↓。


目の前で落とされた抜け殻はというと──↓。


この抜け殻を回収して撮影↓。


葉の裏にとまっていた新成虫をフラッシュ撮影↓。まだ体色は薄い。


近くの葉の上に出ていた体色がだいぶ整った新成虫↓。少々青みがかった個体だった。




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コメント

No title
長時間お疲れ様でした。
初めて抜け殻落としを見て色具合とか確認できました。
とても参考になりました。( ^o^)!
No title
> まあささん

待ちに待った瞬間だったのに、その画像が2連敗……。どっと疲れが出てしまいました(笑)。
羽化したてのアカスジキンカメムシは色がこんななので、普段とずいぶん印象が違いますね。
No title
お、おもしろすぎます…
前回の、52分待ったのにたったの10秒というのも驚きましたが
抜け殻落としは本当に瞬時に行われるんですね!
今回は2時間近く待ったのですか…(*_*)
立って待っているのですか?(なんか気になってしまいました)
三脚で固定して、置きピンにしておくとかはいかがでしょう…

せめて抜け殻落としの突進をする前に、もぞもぞ動くとかの
予兆がほしいですよね。
No title
> noriさん

待機時間は立ったりしゃがんだり……歩き続けるよりもしんどいですね。ディレクターズチェアが欲しいと思ってしまいました。
前回、ねばって撮れた画像アレだったので……何とか挽回せねばと今回はさらに粘ってコレだったので……頭の中で寺の鐘が鳴りカラスの声が響きました。「なんでこうなるの!?」「バンザ~イ…なしよ」と欽ちゃんも脳内で大活躍……。

擬木で抜け殻落としを見た時は、もっと手こずっていたのですが(擬木には擬木遭難したイモムシ・毛虫のはいた糸やクモのしおり糸があるので、軽い抜け殻がひっかかりがち)、葉の裏では、意外にすんなり落とせるようです。

それにしても逆光でのオートフォーカスの手際の悪さ……いつもフルオートのカメラに頼って撮っていますが、こんなときはマニュアルだったらと思ってしまいます(以前ビデオを撮っていた時はピントは手動でやってました)。カメラを三脚で固定してリモコンでシャッターを切れれば良いのでしょうが……足元が柔らかい場所では三脚の脚がめり込んで撮影時には被写体がフレームから外れていた……なんてさらなるガッカリがあったりして……。
No title
こんばんは・・・
これぞ観察の神髄なのでは?と感じつつ読ませて頂きました。
羽化の瞬間を高揚と共に見守る時間は、アッと言う間に過ぎていくのかもしれませんが・・・
(今か?もうか?ここか?次か?)と緊張を伴いながらの2時間越えは、ちょっとやそこらの集中力ではなかなか・・・
それでいて、チャンスはほんの6秒?(実際にはコンマ数秒!?)・・・
その一瞬を確認し捉えようとする根気こそが観察者には必要不可欠なのかもしれませんね・・・
実に、素晴らしいです・・・☆
No title
> 今日も、こっそり自然観察!さん

自然観察は、なかなか思った通りにはいきませんね。それを含めて醍醐味という気もしますが。
期待と不安が入り交じったハラハラドキドキ感は「自然観察ならでは」かも?
それにしても、昆虫が普通に行なっている脱皮や羽化──「こいつら、スゴイことしよるなぁ」──と現場を見るたびに感心してしまいます。

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