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ヒロバフユエダシャクのペア/♀の前翅はどっち?

曇天のヒロバフユエダシャクのペア

先日、曇天のサクラッチ(桜ウォッチ)をしていると、古木の幹にヒロバフユエダシャク♂の姿が目に入った。撮るには高い位置だったのでスルーしようかとも思ったが……とりあえず遠目から1枚。「翅のかげに♀もいたりして?」なんて思いながら画像を拡大してみると──いた!


本来は日没後早い時間帯に交尾が行なわれるらしいが、このときは日中ながら曇りで暗かったせいか(夕暮れと間違えて?)、ペアになっていた。ヒロバフユエダシャクのペアを見たのは初めてだったので、ちょっと無理して(?)ぷち木登りをし体を支えながらプルプル状態で撮ってみたのが↓。


撮影体勢が悪かったのでイマイチな画像になってしまったが……こうして見るとオスとメスの翅の格差がよくわかる。

ヒロバフユエダシャク♀の前翅はどっち?



やはりサクラの幹にとまっていたヒロバフユエダシャク♀の単独ショット。この画像↑では前翅と後翅が同じ大きさ・形で、ズレて並んでいるようにも見えるが……これは後翅の黒い筋が前翅外縁の延長アウトラインに見えるため。実際は前翅は小さく、その後縁は後翅の前縁あたりまでしかない。


ヒロバフユエダシャク♀は退化した4枚の翅を展翅したように広げた姿勢が特徴的だが、この翅についてネット上には《後向きの長い翅が前翅》《長いほうが前翅で、短いほうが後翅》というような記述が複数見られる。しかし素人目にはどう見ても「短い方が前翅で、長い方が後翅」としか思えない。


小さい方の翅が前にあり、大きい翅の上にある。普通に見ればこれが前翅だろう。
ヒロバフユエダシャク♀はフユシャクの中では大きめ。直径2cmの1円玉と比べると、こんな感じ↓。


サクラの幹にとまっていた別のヒロバフユエダシャク♀↓。




前翅が小さく、後翅が大きいのがわかる。


先日【《卒》的ヒロバフユエダシャク♀】で撮影した個体と思われる♀が、数日前と同じサクラの幹にとまっていた↓。


少し位置を変えてとまっていた白っぽいヒロバフユエダシャク♀。


先日は幹上に《卒》の字が浮き上がって見えたが、体色と同じような白っぽい部分にとまっていると輪郭が背景に溶け込んで識別しにくい。脚の白黒模様もアウトラインをかく乱し隠蔽する効果があるのだろう。

※【追記】ヒロバフユエダシャク♀の前翅・後翅の位置関係を再確認↓




※↑【ヒロバフユエダシャク♀の前翅・後翅を確認】より

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コメント

No title
ヒロバ♀はこの静止している姿がかっこいーですよね。
今度は同属別種♀に会いたいです!
No title
> ともっくさん

♀のキリッとした姿勢がなんともいえません(笑)。このところサクラの古木で♀を見かける機会が増えたような?(平地では今がピーク?)
エダシャク亜科のフユシャクはバリエーションが豊富ですね。
No title
よく見つけられます。すごい!
No title
> 四季の風さん

こちらでは桜の古木での発見率が高いので、注意して見ています。根元周りがスッキリ片付けられた場所よりも植込み等に囲まれた木にいることが多いような気もします。
No title
雌のかわいいユニークな姿!
見方によっては前翅の上に、センス良く取り合わせたマントでおしゃれをしているようにも見えます♪

それにしてもそちらの冬の蛾たちはモフモフ感がかわいいですネ♪

過去のブログでもお気に入りにさせていただいていましたが、
またこちらでも登録させていただきましたのでよろしくお願いいたします!
No title
> 夏風さん

ヒロバフユエダシャク♀の翅を広げた姿がお気に入りです(笑)。
イチモジフユナミシャク♀の翅も淡いブルーの肩当てマントに見えるのですが、ヒロバフユエダシャクは前翅の張り出しが立派なので、なんとなく裃(かみしも)を連想してしまいます。
このところ、春の蛾も出はじめましたね。
モフモフ感のある蛾といえば、アカスジアオリンガなども楽しみです。
こちらこそ宜しくお願い致します。

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