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曇天のヒロバフユエダシャク♀

ヒロバフユエダシャク♀は曇りがちな日に

ヒロバフユエダシャクのメスは晴れた日にはあまり見つからず、曇りがちな日に発見率が高まる──日中の虫見に限ってのことだが、個人的にはそんな印象を持っている。晴天続きには連日出会いが無かったのに、どんよりと曇った日には複数匹目にしたりする。同じフユシャク(冬尺蛾)のメスでもシロフフユエダシャクなど、晴れた日に陽の当たる場所でもよく見かける種類もいるのだが……。
(昼間に)ヒロバフユエダシャク♀を探すなら曇天の日が狙い目──ということで、昨日曇ったのでサクラッチ(桜ウォッチ)にでかけてみた。サクラはヒロバフユエダシャクの幼虫時代の食樹のひとつ。狭山丘陵では桜の古木が多く、サクラでの発見率が高い。


予想通り、サクラの幹にヒロバフユエダシャク♀の姿を見つけることができた。4枚の小さな翅(退化して飛ぶことはできない)を展翅したかのようにビシッと広げてとまる姿が凛々しい。


この時期によく見られるシロフフユエダシャク♀やフユシャク亜科のフユシャク♀よりも大きめ。


そしてほどなく、この日2匹目のヒロバフユエダシャク♀↓を発見。


やはりサクラの幹にとまっていた。遠目には極太文字の【卒】っぽく見えなくもない。


このヒロバフユエダシャク♀↑がとまっていた木の根元付近にはヒロバフユエダシャク♂がとまっていた↓。


飛翔能力のあるオスはルックス的には普通の蛾。晴れた日にも見かける↓。


今よく見かけるフユシャク・シロフフユエダシャクなど



擬木支柱の上面ふちにとまっていたシロフフユエダシャク♀↑。ヒロバフユエダシャク♀に比べると翅は小さい。シロフフユエダシャク♀は晴天の日も普通に見られる。


陽当たりの良い木製の手すりの上に出ていたシロフフユエダシャク♀↑。同じ手すりのわずかな凹み(木ネジ部分)に入り込んでいた♀↓。


同個体を別角度から↓。


翅や腹の模様・色合いには個体差があり、また産卵前後でプロポーションも変わるので、個体によってけっこう印象に違いがある。
擬木にとまっていたシロフフユエダシャク♀↓。


擬木にとまっていたシロフフユエダシャク♂↓。やっぱりオスは普通の蛾に見える。


シロフフユエダシャク♂とヒロバフユエダシャク♂は(翅の)模様が似ているので、はじめは違いがよくわからなかった。検索した画像で模様の入り方を見比べているうちは判断がつかなかったが、実際に見比べてみると印象には思った以上に違いがある(*)。
冬に出現する蛾はフユシャクだけではない。このところよく見かけるハイイロフユハマキ(旧名フユシャクモドキ)もフユシャクではないが、ちゃんと繁殖活動をしている↓。



ヒロバフユエダシャクとシロフフユエダシャク 模様が似ている両♂の比較・違い

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コメント

No title
曇りの日に多く見るのはどうしてなのでしょうね~?
ヒロバフユエダシャクのメスはかわいいですね。
以前、卒の字に似ていると書かれていたのは
この種でしたっけ…

シロフフユエダシャクのメスは個体差が大きいのですね!

小動物など、のカメレオン、初めて拝見しましたが
すごくかわいいですね!
じっくり読みたいと思います。
No title
> noriさん

パッと見が「卒」のフォルムっぽく見える(と思うのは僕だけ?<笑>)のは、このヒロバフユエダシャク♀です。小さいながら4枚の翅をビシッと広げているので、そう見えるのですが。
シロフフユエダシャク♀は個体によって印象がずいぶん違うので、はじめは別の種類かと思ってしまう事もしばしばでした。

小動物方面は記事が少なかったのでメニュー頁を作っていなかったのですが、今回ちょろっとまとめてみました。ヘビ・トカゲ系のネタが増えていくといいのですが、どうなりますか……。
No title
ヒロバフユシャクの♀ってほんとうにかわいいですね!
桜の樹海の天使・・・それとも妖精(^^♪

シロフフユエダシャク♀の方はふわふわヌイグルミのクリオネみたいですね♪
No title
> 夏風さん

初めてフユシャクの存在を知った時は、「こんな虫がいるのか!?」と驚きました。♀の容姿は種類によってずいぶん印象が異なりますが、小さな4枚の翅を広げた姿勢が凛々しいヒロバフユエダシャク♀や(すでに時期を過ぎてしまいましたが)あわいブルーのイチモジフユナミシャク♀はお気に入り。フユシャク♀としては翅が大きめのトギレフユエダシャクも、そろそろ……と期待しています。

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