FC2ブログ

年末のフユシャク♀@桜

とりあえず2016年末のサクラッチ(桜ウォッチ)

サクラの古木でよく見つかるイチモジフユナミシャク♀をターゲットに、とりあえず年末のサクラッチ(桜ウォッチ)。フユシャク(冬尺蛾)は旬の時期を逃すと次の冬まで見ることができないので、やはりこの時期はサクラをチェックしてしまう。


桜並木の古木の北側(日陰側)にとまっていたイチモジフユナミシャク♀↑。産卵前の新鮮な個体のようだ。この個体をクローズアップ↓。


退化して飛ぶことができない小さな翅に不思議な魅力を感じる。
やはり桜の幹の北側(日陰側)にとまっていたイチモジフユナミシャク♀↓。こちらは産卵して腹が縮んでいる。


産卵後の♀は腹が縮んで背面の模様の間隔が詰まって見える。腹が縮んだことで翅が大きく見える。別の♀↓。


イチモジフユナミシャク♀は苔むした幹の北側で見つかることが多い。乾燥しがちな日向より、湿度が保たれる日陰側が産卵に適しているなどの理由があるのかもしれない?


別の産卵後♀↓。


翅の青みが薄めで白っぽく見える個体も多い。


イチモジフユナミシャク♀は日陰側にいることが多いが、日向にいないわけではない。陽の当たる場所にいた♀↓。


とまっている大枝には陽があたっていたが、表面には苔が生えている。陽の当たる場所にいた別個体↓。


周囲に散らばって見えるあわい緑~青をしたものは地衣類。イチモジフユナミシャク♀の翅や胸の背面の色合いによく似ている。この地衣類がイチモジフユナミシャク♀に見えてしまうことも、しばしば……。


サクラの幹上の地衣類とイチモジフユナミシャク♀はまぎらわしい……ということは、イチモジフユナミシャク♀のあわいブルーには隠蔽効果があるのかもしれない。


産卵後の個体が増えてきた中、産卵前の「ぷっくり感」があるイチモジフユナミシャク♀↑。この個体はブルーがきれいに出ていたが、翅が若干のびきっていない感じ。同個体↓。


やはり産卵前の「ぷっくり感」がある♀がイイ感じ。
産卵前の別個体↓。サクラの幹ではないが、サクラの近くのフェンスにとまっていた。


「ぷっくり感」がある腹の側面にはリング模様があって、これも魅力。



イチモジフユナミシャク♀ではないが、コンクリート製の鉄道柵にとまっていたフユシャク亜科のフユシャク♀↓。


フユシャク亜科のフユシャク♀は翅が消失していて種類を特定するのが(僕には)難しい。
擬木の上にいたフユシャク亜科のフユシャク♀↓。



※昨シーズンのイチモジフユナミシャク♀→【あわいブルーの冬尺蛾

スポンサーサイト



コメント

No title
こんばんは・・・
今年も、様々な考察で学ばせて頂きました・・・
星谷さんの考察を拝読させて頂いてますと触発されて(観察への意欲)が高まります!
フユシャクの仲間に関してもそうです。
記事に登場するフユシャクの仲間を拝見させて頂くことで、私も出会えたつもり(気持ち)に成れ、(虫探し散策)への意欲が湧いて来ます!

来年の記事でもパワーを頂けたら!と願っております・・・☆
No title
> 今日も、こっそり自然観察!さん

気ままな虫見で、興味にまかせてあれこれ想像するのが好きなもので(笑)。
同じような記事がダラダラ続いてしまうのはどうか……と迷ったのですが、とりあえず年を越す前に撮ったものをまとめてみました。
No title
ブルー味が入って、産卵前のぷっくりのメス、やっぱりいいですね~。
これからは産卵後のが多くなってしまうでしょうか…
ブルーが入っていると、苔っぽさがぐんと増すので
やはり天敵から身を守るのに有利なのかも?という気がしますね。
No title
> noriさん

年明けも桜ッチをしています。イチモジフユナミシャク♀は1日、2日とぷっくり感のある♀がそれぞれ2匹見つかりましたが、やはり産卵後の個体が増えてきましたね。今日もちょっと見てきたのですが、イチモジフユナミシャク♀は産卵後の個体だけ7匹。そのかわりケヤキでチャバネフユエダシャク♀を撮ってきました。
イチモジフユナミシャク♀は、これから産卵後の個体の割合がぐっと増えてくると思いますが、これは産卵後の個体が残る事で(暮れから同じ所にいる♀もいたり)、新鮮な個体の割合が減るということもあります。新鮮な個体の発生率も落ちてきた感じはしますが、まだこれから羽化するものいるのではないかと……。
とびきりブルーな♀の出現に期待しています。

管理者のみに表示

トラックバック