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冬尺蛾と極小カミキリ他

今シーズン初のクロオビフユナミシャク♀



先日確認したチャバネフユエダシャククロスジフユエダシャクに続いて今季3種目のフユシャク(冬尺蛾)。初クロオビフユナミシャクはだいたい例年並み。


画像を見ると体の下に小さな昆虫が隠れている……撮っている時には気がつかなかった。
クロオビフユナミシャク♀も翅が退化して飛ぶことはできないが、フユシャクの♀の中では翅は大きめ。


とはいっても、♂と比べると違いは歴然。


先日ペアショットを撮ったクロスジフユエダシャクも♀が単独で擬木にとまっていた↓。クロオビフユナミシャク♀に比べると翅はずっと小さい。


クロスジフユエダシャクは昼行性なので♂は♀を探して飛んでいる。♀は落ち葉の下に隠れていても、たちまち♂に見つけだされる(*)のに、こうした場所に単独でいるのはフェロモンを放出していない→交尾を終えた♀なのだろうか?
やはり擬木に単独でとまっていた、別個体のクロスジフユエダシャク♀↓。


冬のカミキリ!?ヘリグロチビコブカミキリ登場





フユシャク(冬尺蛾)を見かける頃になると現れる《冬の極小カミキリ》──という印象があるヘリグロチビコブカミキリ(あくまでも個人的印象)も、今冬初個体を確認。この昆虫の実際の活動期間はわからないが、僕がギボッチ(擬木ウォッチ)で見るのはもっぱら冬。昨年は初めて11月に1匹確認しているが、それまでは12月~3月までしか見たことがなかった。雪が残る中でも動いていたし、1月2月の寒い時期にも平気で(?)飛翔するので驚かされた。飛ぶことができるのだから繁殖活動だってしていてもおかしくないのではないか……そんな気さえしないでもない。




小さいながら前胸両側にはちゃんと(?)突起があって、カミキリらしさをかもしだしている。

目がデカくてチビで可愛いゴミムシ&人面蜘蛛

同日、やはり擬木の上で見かけた、これも体長4mmほどの甲虫類──メダカチビカワゴミムシ。


↑と同じ個体↓。よく見ると背中の模様が美しいのだが……これも動き回って、なかなか撮らせてくれない……。


メダカチビカワゴミムシはこの日、擬態木で4匹を確認。
昆虫ではないが……見かけると撮らずにはいられない人面系美麗クモ・ビジョオニグモもいた。




これは♀だが、美女というよりオッサン顔に見えてしかたがない。これまで何度か空目系のネタにしてきた。


※【ヒゲづらの王様!?人面蜘蛛】より↑再掲載。


プレフユシャク~初フユシャク ※今季初のチャバネフユエダシャク
意外な翅の役割り!?クロスジフユエダシャク ※今季初のクロスジフユエダシャク・ペア
冬の極小カミキリ登場 ※2014年12月のヘリグロチビコブカミキリ
小さなカミキリと大きなタマムシ ※2015年11月のヘリグロチビコブカミキリ

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コメント

No title
クロオビ、よいですね。
よーやく季節が動き始めた感じですね。

今週中に一度探しに行ってみるつもりです。
因みにヒメクロオビは結構見ました(笑)
No title
> ともっくさん

翅が消失したチャバネフユエダシャク♀や、退化感あふれる(?)クロスジフユエダシャク♀もいいですが、もようがクッキリわかるクロオビフユナミシャク♀もイイですね。

僕はまだヒメクロオビフユナミシャクを見たことがないのですが、♀の翅の大きさはフユシャクの中で最大級だそうですね。
No title
ヒメクロオビ♀の翅はかなり大きいですね。
翅を縮小した♀が魅力のフユシャクの中で大きな翅のトギレやヒメクロオビを好む自分だったりします(笑)
全く消失したフユシャク亜科よりも翅のサイズにバリエーションのあるナミシャク亜科が好きみたいです(^^)

ヒメクロオビはブナ帯やイヌブナがまとまっているところならば見られると思います。
但し、発生のピークが数日と言われるくらい短い種類なので、ちょっと難易度は上がるかもしれません。
交尾は目線+αの高さでした!
No title
> ともっくさん

翅が消失したフユシャク亜科の♀はどれも似ていて種類の特定をあきらめています。そういった意味では種類がわかる──個性のある翅をもつ♀はイイですね。
トギレフユエダシャクなんかは翅の模様も好きですがフチのギザギサも気に入っています。

僕の場合、虫見で歩く範囲は限られているので、ヒメクロオビフユナミシャクに出会うのは難しそうです……。
No title
ヘリグモチビコブカミキリ小さいのによく見るとびっしりとコブが背中を覆っていて、地味な虫でも注目することが大事ですね。
メダカチビカワゴミムシは、目が大きく発達しててゴミムシトいうよりハンミョウっぽい感じがしますね。
No title
フユシャクもいろいろ出てきたのですね!

チビコブカミキリ、いてくれてよかったです。
昨年は私は結局1匹も見られなかったので…
ミズキが減って、激減してしまったのかと心配でした。
メダカチビカワもかわいくて大好きです~。
No title
> タイコウッチさん

ヘリグロチビコブカミキリは最初はなんといっても「冬にカミキリ!?」という意外性で注目しました。よく見るとちゃんとカミキリしてて、特に昆虫の少ない冬に出会うとラッキー感のある虫てですね。
メダカチビカワゴミムシはほんとにハンミョウっぽいルックスですね。僕も見た時はそう感じ、「ぷちハンミョウ」とひそかに呼んでいます。
No title
> noriさん

フユシャクの出始めは遅れている印象でしたが、ここへきて追いついたのかも!?
青みを帯びたイチモジフユナミシャク♀がいつ頃見られるか……そのあたりが気になっています。

ギボッチ・コースはこのところ管理が過剰に入って、フェンス沿いの木の枝打ち・伐採が進んで状況的には去年より悪い感じです。発生木とおぼしき木も何本か切られてしまって残念感は否めないのですが……そんな中でのヘリグロチビコブカミキリとの再会だったのでホッとしました。
No title
ビジョオニグモには笑ってしまいました。
セリフも良いです。(o^^o)♪
ちゃぶ台って言うのも昔懐かしくてホロリ。
No title
こんばんは・・・
先日のフユシャクの翅の役割記事を拝読し、いてもたってもいられなく成り、一昨年フユシャクを観る事の出来た場所に向かってみましたが・・・
出会えたのは、クロスジフユエダシャク(♂)のみでした・・・
30分粘ってみたのですが(30分では粘った内にはいりませんね!)・・・パートナーを見つけてくれることも無く・・・残念でした。
クロオビフユナミシャク(♀)は、まだ目にした事もなく是非出会ってみたい種です!と同時に、クモファンの私としては、ビジョオニグモ(♀)にも是非是非出会ってみたいものだと・・・願ってるところです。☆
No title
> まあささん

ビジョオニグモの人面っぷりは、ネタにせずにはいられません(笑)。こんな顔のオッサン、いますよね。
「ちゃぶ台」も「ちゃぶ台返し」も昭和で絶滅した!?「なつかしの──」かも?
No title
> 今日も、こっそり自然観察!さん

クロスジフユエダシャク♂の婚礼ダンスは待たされることもありますね。タイミングが良いと続けざまに見られることもあるのですが。♀がフェロモンを放出する時間帯みたいなのが、あるいはあるのかも知れません(僕は昼前頃に観察しています)……。
とりあえず婚礼ダンス(羽ばたき歩行)を頭の隅においておけば、たまたま通りかかった時に「気づく」こともあるかも。
ビジョオニグモは秋~冬に擬木で目にする機会が増えるような気がします。
No title
星谷さんが狭山丘陵でたくさんの虫の生態を発見なさっているのを、とても参考にさせてもらっています。
僕が探している虫はカミキリムシで、今回のヘリグロチビコブカミキリは極小ですが、何のために擬木にいるのか、色も擬木に似せているのかなど、不思議な点が多く、わりと好きな虫です。これからも参考にさせてもらうことがあると思いますでどうぞよろしくお願いします。
No title
> はらモッコさん

僕が擬木でヘリグロチビコブカミキリを見るのはもっぱら冬なのですが、初めて見たときは「冬にカミキリ!?(しかも飛翔する)」というのが意外で驚きました。
詳しい人によるとキブシを好むカミキリだそうですが、僕のフィールドではミズキで発生しているような。
ただ、ここ1~2年で発生木と思われる擬木・フェンス沿いの木がいくつか伐採されたり、張り出した枝が切られたりしており、ヘリグロチビコブカミキリを見る機会がだいぶ減ってしまいました。
そういったことからも、擬木や欄干で見られる個体は、近くの木で発生したものだろうという気がしています。

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