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アカスジキンカメムシぷち実験2

水を塗っただけで復活したメタリックグリーン

先日のプチ実験では黒化したアカスジキンカメムシの前胸(死骸の一部)を濡らしただけでメタリックグリーンの輝きがよみがえることが確認できた。




(※↑【アカスジキンカメムシぷち実験で輝き復活】より)
しかし、輝きが復活するのは一時。乾くとすぐに黒くなってしまう。
ニスでも塗ったら輝きを維持できないものだろうか……などと考えたりもしていたわけだが、ネイルアート用のトップコートで試してみることにした。

アカスジキンカメムシぷち実験2・トップコートを塗る

被験素材は前回のプチ実験で使用したアカスジキンカメムシの前胸。ちなみにアカスジキンカメムシ成虫の全体像と黒化した前胸↓。


この成虫は↑今日コブシの幹にとまっていたのを撮影。生きている時は緑色をしている部分が死ぬと黒っぽくなる。
水を塗るとメタリックグリーンが復活したが、ネールアート用のトップコートを塗るとどうか……。


お手軽な100円グッズで試してみることに。


乾いて「ツヤ消しの黒」になっている前胸↑。この表面にトップコートを塗ってみると↓。


表面にツヤはでたものの……黒いまま。ネイル用トップコートではメタリックグリーンの輝きを復活させることはできなかった。
表面に塗ったトップコート液は粘度が高かったので水がしみ込んだ層にまで入り込むことができなかったのかもしれない。
水をしみ込ませ、乾く前の状態でコーティングしてしまえば輝きが保てやしないかと思い、前胸の裏側(未コーティング)から水をしみ込ますことを考える。


前胸を腹面から見たところ↑。前胸は見つけた時は中味はすでにカラになっていた。上の大きな穴は頭部へつながる部分。小さな穴は前脚につながる部分。
これをしばらく水につけてみた↓。


水の中で↑黒かった部分が、しばらくすると緑味がかってきた。


水からとりだした前胸↑はメタリックグリーンがいくらか復活していたが、ムラがあり暗く、水で濡らしただけのときの鮮やかさはなかった。
この裏面の水をティッシュベーパーでさっと吸い取り、内部が完全に乾く前に裏面にトップコートを塗る。そしてトップコートが乾いたものが↓。


黒みがかって生体のときの輝きとはほど遠い状態。
アカスジキンカメムシの美しいメタリックグリーンを(死んだ後も)恒久的に保ち続けるのは難しそうだ……。


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コメント

No title
私も真似してみますね。その前に素材をみつけないと。それにしても面白い実験です。ナイス!
No title
> 四季の風さん

前回のプチ実験で、一時的ながらメタリックグリーンの輝きが復活したのを見て、この輝きをキープできないものか……と試してみたのですが、うまくいきませんでした。
やりようによっては、もう少しマシなものができそうな気もしますが……やはりオリジナルの輝きを残すことは難しそうです。
No title
面白い実験ですね~!
ワクワクドキドキしながら読み進めました!

・・・この結果から、益々虫の体の不思議(解明されてない)仕組みに興味を抱きます!
昔々は、(虫の観察)は、何の役にも立たない・・・とされてたようですが、近年、虫の生態や体の仕組みを(人の生活:特に工学的に)にも取り入れていこうと言った試みがなされてらしいですね!
「アカスジキンカメムシが生きてるうちに放つ輝き!(美しさ!)は、いったいどこから来るのでしょう?」
そういった謎を解き明かし、ヒトの生活に役立てる事が出来たなら・・・それはそれで、ヒトと虫の共存という事に成るのでしょうか?・・・ね!???☆
No title
> 今日も、こっそり自然観察!さん

アカスジキンカメムシの緑の輝きにはナチュラルな(?)潤いが必要なんでしょうね。トップコートのフェイクなツヤではカバーできませんでした。

生物の不思議を解き明かしたい──という動機の時点では「何かに役立てよう」という(不純な?)コトは考えていなくても、解き明かされたしくみが人工物に応用されるといった例は、たくさんあるでしょうね。
昆虫にみられる構造色も、すでに色々と応用した研究・開発が進んでいるとか。
No title
自分もコーティングは考えていたけれど、水につけるところからつまづいたのでできませんでした。
やっぱり生きている姿がかっこいいですね。
No title
> タイコウッチさん

ヤマトタマムシや美麗オサムシみたいに光沢が維持できればいいのですが……なかなか難しいですね。
No title
自然界の不可思議、人為の及ばざるところですね。
No title
> 佛生山孝恩寺さん

やはり自然界の「美」ですね。生きている時の美しさに敬服です。

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