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「!‥‥……」な白星天牛~シラorシロ?他

「!‥‥……」なシラホシカミキリ

シラホシカミキリ(白星天牛)は好きな昆虫の1つ──なのだが、そのわりに撮った画像は少ない。見つけると「!」と思いカメラを向けるのだが、たいてい飛び去られてしまって「‥‥……」となることが多いからだ……。
そんなシラホシカミキリの今シーズン初個体↓。


今回の被写体は撮らせてくれそうな予感!?──と期待しつつ、はやる気持ちをおさえて、そーっと寄ってアップの画像を撮ろうとした、まさにその時──風が……。葉が大きく揺れてマトモに撮ることができない(枠内のボケた画像がそのときりもの)。カメラを構えた状態で「風止み待ち」をしているうちにシラホシカミキリは、葉の裏側へ移動してしまった……。


このあと、例によってシラホシカミキリは飛び去ってしまったのであった……。
周辺のリョウブの葉の裏にはカミキリがかじったと思しき食痕がみつかった。


その後も枯れ枝や葉の上でシラホシカミキリを見つけるも、やはり、なかなか撮らせてもらうことができず、今シーズン4匹目のシラホシカミキリ↓。


この配色──上翅のグラデーションが美しい。しかし、この時も若干風があってピントが甘め……もう少しビシッとシラホシカミキリの魅力が伝わる画像が撮りたいものだ……と思いつつ次に撮れたのがコレ↓。


「もう少し」どころかますますダメ……やはり風で葉が揺れて撮りにくいことこの上ない。飛び去った後に風が止むという「悔しいったらありゃしない」状態。
そんなわけで、シラホシカミキリは見つけると「!」と緊張が走るが、すぐに飛び去られて「‥‥……」となりがちなカミキリなのであった……。
それもそのはず!?


シラホシカミキリをよく見ると「!(びっくりマーク)」と「‥‥……(点×10)」が……。この「!‥‥……」模様は「ビックリTEN点(てんてん)」と読めなくもない!?
そんなわけで、今季は(?)まだ不満の残るショットしか撮れてないので、過去に撮った画像から↓。




ところで、和名の「シラホシ」は上翅の白い星(紋)に由来するのだろうが、なんで「シロホシ」ではなく「シラホシ」なんだろう……と思わないでもない。カミキリでは「シロスジカミキリ」なんていう有名なのがいるが、こちらは「シロ」。「シラ」か「シロ」か──どちらを使うかについて昆虫命名に規則性はないのだろうか?
「シラホシカミキリ」の場合は「白」の後につくのが「星」だから、「シラホシ」になるのだろうかとも考えたが、「シロホシテントウ」なんていうテントウムシもいて、一貫性が感じられない。

「シラ」か「シロ」か…

他に「シラ」がつくカミキリではでは「シラオビゴマフケシカミキリ」なんてのもいる↓。


このカミキリは「白帯」を「シラオビ」と呼んでいる。しかし一方、「シロオビカミキリ」とか「シロオビゴマフカミキリ」なんてのもいて、同じカミキリの仲間でも「シロオビ」が混在している。
「シラ」か「シロ」か……こうした一貫性のなさが、昆虫の名前を覚えにくくしている一因だと思う。昆虫の名前を思い出そうとして「ええと……どっちだっけたな?」と迷うことは少なくない。虫の名前はややこしい……。
ついでに周辺で撮ったカミキリをいくつか──。












今季2匹目のキスジセアカカギバラバチ



ということで、先日ネタにしたばかり──個人的には注目度の高いキスジセアカカギバラバチとも再遭遇。見つけたのは先日と同じ雑木林の小道。この個体は両翅の先端がわずかに欠けていたが飛ぶのに支障はないようだった。先日はドクダミが群生する場所で、ドクダミの葉で産卵するシーンが多く見られたが、今回はドクダミゾーンを抜けたところで、複数の植物の葉に産卵して回っていた。


先日見たのと同じ場所で同じように葉から葉へと移動して産卵行動を続けていたので同じ個体である可能性を考えた。先日見た後に翅が欠けたという可能性もないではない。そこで撮った画像を見比べてみると、腹に2筋ある黄色い模様などに微妙な違いが見られ、別個体であることがわかった。




去年も同じ時期にキスジセアカカギバラバチをこの場所で見ている。複雑な生活史で(*)1つの卵から成虫になれる確率は低そうだが(そのぶん卵をたくさん産んでまわる)、さほど珍しい種類というわけではないのだろう。


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コメント

No title
シラホシカミキリ、「シロホシ」より「シラホシ」と呼ぶと和のテイストたっぷりですね。
そして模様もとっても「和」な夏物のお召し物っていう感じですね。
シラホシカミキリは、手持ちの図鑑(古物)にも載ってなくて、ネットでも見たことない初めてのカミキリです。

キスジセアカカギバラバチの不可思議な寄生のシステムなど
星谷さんワールドで勉強させていただきながら、
蝶や蛾のサナギから寄生蜂が出てくるのを何度か体験してますが、
複雑すぎて落ちこぼれております(汗

こうしていろいろなカミキリムシを見ながら、
地球上にどれだけのカミキリムシのデザインがあるのだろう、
きっと、人間の作り出してるデザインよりも多いんじゃないかと、
。。。素人の発想です。(^.^;R
No title
> 名もない小島さん

シラホシカミキリの、いわゆる派手な色合いではなく落ち着いた上品なデザイン&配色は確かに「和」の感じがしますね。
カミキリは種類が多いので、僕も知らないものが多く、昆虫ブログを閲覧していて「こんなのもいるんだ……」と感心することが多いです。

寄生蜂もキスジセアカカギバラバチやセイボウみたいにキレイなのばかりだと、また一般の(?)感心も違っていたかもしれない……なんて思ってみたり。
飼育しているチョウや蛾から寄生蠅が出てきたら凹んでしまいそうですが……キスジセアカカギバラバチが出てきたら、ちょっと「アタリ」感があるかも?

昆虫の機能やデザイン──自然が創りあげたものには人智の及ばないものを感じますね。
No title
こんばんは・・・

カミキリの仲間も大変多いですね~!
私など、↑に登場する仲間のどの種にも出会ったことがありません!
その分、次々に登場するカミキリを楽しませて頂いてます・・・

シロ・・・シラ・・・(想えば混乱してるものばかりです)
他に、濁点のつくものつかないものなど(迷いっぱなしです)

それどころか、最近では、「あれあれ、あの白い点がたくさんついた模様を持った虫!」なんて・・・名前がさっぱり出て来ない時があります。

虫探し、虫観察しながら、脳内で種の名前の脳トレ!
・・・ボ~~~っと寝ぼけてましたから、先ずはそこから始めたいと想います・・・
No title
> 今日も、こっそり自然観察!さん

本当にカミキリは(も)種類が多いですね。僕も他の方のブログを見ていると知らないカミキリが続々と出てくるので、種類の多さを実感します。

そうそう、【白】に関しては、「シロ」「シラ」の他に「ジロ」と濁点が入るものもいますね。
今回紹介した中で「ナガゴマフカミキリ」というのがいますが、この個体は模様の感じが「カタジロ(肩白)ゴマフカミキリ」というのにも似ているので、両方を検索して比較してみたのですが……「カタジロゴマフカミキリ」の情報が思ったより少ないので首を傾げていました。
僕の図鑑では「カタジロゴマフカミキリ」で記載されているのですが、今は?「カタシロゴマフカミキリ」と(「ジロ」ではなく)「シロ」が使われていることが多いみたいですね。
1字違うと検索にかからないこともあるので、呼び名の「読み」が複数あるとややこしい……。

僕も虫の名前を覚えるのが苦手で、馴染みの虫も次のシーズンにであった時には「ええと……なんだっけ?」状態におちいりがちです……。
No title
初めて見るものばかりです。昆虫も名前を調べるので時間がかかって仕方ないです。ナイス!
No title
> 四季の風さん

僕の虫見コースは範囲が限られているので、その周辺で見かける常連の虫は少しずつ覚えてきましたが(それでもすぐに名前がでてこないことも多いです)、小さくて地味な虫は種類を特定できずにスルーしているものも少なからず……。
名前を調べるのに思いのほか時間がかかってしまうこともありますね。
No title
シラホシカミキリってスマートですてきですよね。
けっこう好きなフォルムです。
触角のかんじとかもいいですよね。
「!……」って分かります~。
あ!と思った波動が伝わるのかな?と思うときがあります。

シロとシラは私もしょっちゅう間違えてしまいます。
シロオビゴマフとシラオビゴマフケシ…
ややこしいにもほどがありますね。。。
No title
> noriさん

シラホシカミキリは形も配色もスマートでイイ感じですよね。これで、もう少しサービスして撮らせてくれたらいいのですが……。
「シラんぷりして飛び去らないでホシいカミキリ」──略して「シラホシカミキリ」なんじゃないかと思ってみたり(笑)。

昆虫の名前はホント、面倒ですね。僕の図鑑では「カタジロゴマフカミキリ」と記されているのに検索すると見たいサイトがヒットせず!?「カタシロゴマフカミキリ」(「ジロ」が「シロ」)になっていたり……。
尻が白い特徴を表す「オジロ(アシナガゾウムシ)」や「シリジロ(ヒゲナガゾウムシ)」なんかも、よく混乱します。
他にも、「ビロート」と「ビロウド」もよく迷いますし……。

特徴を表す場合の表記の規則性・統一性みたいなのがあれば、もう少し覚えやすくなりそうな気がしないでもありません。
No title
シラホシカミキリ、ビーティングでもしなければなかなか見つかりません。
小型だけれど、スマートで色も模様も綺麗で、小生が好きなカミキリの一つです。
ナイスでっす。
No title
> ガラパゴスさん

シラホシカミキリは派手な色合いではないけれど、上品な美しさがありますね。
モデルとしての魅力を強く感じますが……すぐ飛んでしまうのでなかなか思うように撮れないのがもどかしいところです。
虫見をはじめる前は、こんなによく飛ぶカミキリがいるとは思いもしませんでした……。
No title
どれも未遭遇の個体ばかりです。
今期はカミキリモドキに数種出会ってますが、カミキリはまだ一種だけです。
まぁ、しかし去年はこの時期には全く出会ってなかったので、もしかして、今年は縁があるのか?なんて期待しております。
No title
> カメレオンーアームスさん

それぞれのフィールドで出会う虫の顔ぶれは普通種でもけっこう差があるのかもしれませんね。
僕の虫見フィールドはだいたい決まっているので、見かける種類はちょくちょく出会うのに、まだ見たことがない普通種もけっこういたりするみたいです。

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