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G・ジェンマの《空中回転撃ち》@南から来た用心棒

ジュリアーノ・ジェンマの《空中回転撃ち》@南から来た用心棒

僕が中学生だった頃、マカロニウエスタンにハマっていた。といっても映画館へ脚を運んだことはなく、もっぱらテレビ放送で観ていただけだったのだが……。
それまでの僕が描いていたヒーロー像といえば《颯爽とした正義のヒーロー》だったが、正義のためではなく、金のために闘い、ときに悪党達にボロボロにされながらも立ち上がる《不屈のチョイ悪ヒーロー》が新鮮でカッコ良く映った。高校時代の文化祭では仲間内で作った8mmフィルム映画を上映したことがあったが、マカロニウエスタンに影響を受けた要素がいくつか入っていた。
好きな作品はWOWOWなどで放送されたものをDVDに録画していたが、これらはほとんどが日本語字幕スーパー版。初めて見た時の日本語吹替版──クリント・イーストウッドは山田康雄の声で、ジュリアーノ・ジェンマは野沢那智の声で、また観てみたいという思いはずっとあった。
そして今年4月、書店で『マカロニ・ウエスタン傑作映画DVDコレクション』なるものが創刊されていることを知った。なんと、このシリーズでは山田康雄や野沢那智の声での日本語吹替音声が含まれている。日本語吹替版で観たいと思っていた作品はいくつかあるので、その号は入手しなければと思っている。
先日発売になったシリーズの最新号(第4巻)収録の『南から来た用心棒』も、その1つだった(第4巻には『豹/ジャガー』と2作品が収録されている)。


マカロニ・ウエスタン傑作映画DVDコレクション

僕がマカロニウエスタンにハマるきっかけとなったのが、この『南から来た用心棒』だった。ジュリアーノ・ジェンマの、ガンアクションはもちろんのこと、アクション・シーン全体を通しての身のこなしのカッコよさにシビレた。
初めてこの作品を観たとき、物語とは別に印象に残ったシーンがある。木の枝に腰掛けたジェンマが、そのまま後方に1回転し着地するとこころだ↓。


この技は僕が小学5年生のときに高鉄棒で修得した得意技の1つだった。おなじみの持ち技を映画の中で主人公が披露したので「えっ!?」と思った。テレビを見ていたら画面にいきなり身近な人の顔が映ってビックリ──といった感じ。
小学生時代、僕の学校では一部の生徒の間でちょっとした鉄棒ブームがあったのだが、誰かがこの技(ジェンマの後方回転降り)を行い「スゴイ!」と注目を集めた。何人かがマネして練習を始めたが、何の支えもなく後方に回転するのはコワイ。技を修得したのは4~5人くらいだったのではないかと思う。当時はこの技の名前も聞いたことがなかったし、どこからこんな技が伝わったのかも知らなかった。それが中学生になって『南から来た用心棒』のテレビ放送を観て、「ああ、これが元だったのか」と合点がいった。それ以降、この技のことを個人的には「ジェンマ降り」と勝手に呼んでいたが、『マカロニ・ウエスタン傑作映画DVDコレクション(4)』の冊子によると、当時の『南から来た用心棒』のパンフレットに《空中回転撃ち》と名付けられ紹介されていたらしい。小学5年生のときに行っていた技の公式名(?)を半世紀近くたってようやく知ったわけである。

ところでこの技は、25年程前に(実現しなかったが)インディーズヒーロー・ムービー=ミラクル☆スター本編で使うことを考えていた。逃げる戦闘員をミラクル☆スターが追撃するシーンで、高所から飛び降りる戦闘員を宙返りで飛び越し、その行く手に着地するという場面の、宙返り後半から着地までのカット。


このシーン↑の後に、こう↓つなげる予定だった。


※【幻のインディーズヒーロー・アクション】より

ミラクル☆スター本編は、撮影中のケガが原因で頓挫し、急きょミラクル☆キッドに企画変更することとなり、《空中回転撃ち》のシーンは撮影が行われなかった。
久しぶりに『南から来た用心棒』を鑑賞し懐かしい技を見て、これに関して思い出したことを記しておくしだい。
ちなみに、僕が宙返りを行ったのは1993年のGWが最後だったはずた。当時協力参加していたインディーズヒーローもののロケの合間に久々に技のチェックをした映像↓。


ミラクル☆スター~実写版~※ひとりで撮ったスーパーヒーロー・アクション(試作版)
ミラクル☆キッド~実写版~※小学2年のスーパーヒーロー誕生
ミラクル☆シリーズさくっと制作経緯

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コメント

No title
こんばんは・・・
実は、これまで紹介されたご自分の宙返りを拝見しながら・・・
星谷さんのスーパープレーに、陰ながら憧れてた一人です!
「あんなん、ほんとにできる人居るんだ!」・・・

私は、幼稚園時代は鉄棒で前回りも出来なく、皆に笑われてました!
小学生に入り、何とか前回りは取得出来ましたが、今度は逆上がりが出来ない!・・・
体育の時間、皆の前で、できるまでやらされる(結局最後までできませんでした)
足で、地面を蹴った瞬間腕を曲げろ!ができない!
(皆の呆れた顔と、軽蔑の顔を今もハッキリと思い出せます)

星谷さんの反射神経?運動神経?と努力の賜物!を拝見しながら・・・
「凄いナ~~~!虫の事教えてもらいつつ、運動についても教えてほしいわ~~~」と内心、こっそり想ってたのです・・・ハイ!☆
No title
> 今日も、こっそり自然観察!さん

僕の宙返りなどは自己流で覚えたものなので、あまり褒められたものではないのですが……とりあえず「覚えた技」を使ってどんなことができるか──という発想で色々試していました。

鉄棒はヒトが日常ではあまり使わない懸垂系の筋肉を使うので、あるていどこうした筋力がないとできない……こうした筋力の差が「できる・できない」に関わってくることがありますね。
あとは、いわゆるコツでしょうか。逆上がり等はこうしたコツの理解の差が「できる・できない」を分けることもあります。
逆上がりや運動の理解に付いては、以前、こんな記事を書いたことがありました↓。

●逆上がり
http://blogs.yahoo.co.jp/ho4ta214/32144915.html

●スポーツ指導
http://blogs.yahoo.co.jp/ho4ta214/32151574.html

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