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ピンク&イエローの猫耳幼虫ほか

ピンク&イエローの《こびとネコ》!?







ゴールデンウィーク最後の日、擬木の上で見つけたファンシーないきもの──ピンク色と黄色のネコ耳幼虫。ポップな色合いだが、トビモンオオエダシャク幼虫だろう(と思っている)。よく見かけるトビモンオオエダシャク幼虫は木の枝のような地味な色をしていて、枝に擬態するのがうまい。顎を引いて体を伸ばすとその体は枝に、頭にある一対の突起が芽のようにも見えるのだが……頭の突起は《猫耳》に見えなくもない。初めてこの幼虫を見た時はこの《猫耳》にひかれ、何度もネタにしてきた(*)。《猫耳》というだけでもポイントが高いのに、さらにポップな色合いとなれば、これはボーナスポイントを加算せねばなるまい。あっぱれ、ピンク&イエローの猫耳幼虫。
ちなみに、よく見かける色合いの幼虫と成虫を過去の画像から↓。


《猫耳》つながりで、GW初めに見かけたヒトツメカギバ幼虫↓。


やはり頭の突起が《猫耳》に見えるが、ネザーランドドワーフのような短めの《うさ(兎)耳》っぽくも見え、兎キャラのミッフィー(うさこちゃん)を連想してしまう。ミッフィー(うさこちゃん)は白ウサギだから、その友達──茶色兎のメラニー(にーなちゃん)顔幼虫!? 成虫は、こんな蛾↓。


強風で落ちた花と幼虫



ところで、今年のミズキは満開を見ずに終わりつつある……。
4月下旬から開花し始めた狭山丘陵のミズキ。GWに満開を迎えるだろうと予想し、花に集まるカミキリなどを見るのを楽しみにしていたのだが……GWしょっぱな4/29の強風で花はだいぶ散ってしまった。蕾は残っていたので、その後咲く花に期待をかけたのだが……5/3・5/4にも強い風が吹き、やはりかなり花が落ちてしまったようだ。
今年はギボッチ(擬木ウォッチ)コース沿いのミズキが切られて間近で見られる花が減り、また蕾自体も少なめだった気がする。
この時期、擬木でみられるカミキリなども、ミズキの花に集まったものが、落ちて下の擬木に登ってくるケースが多いのではないかと思っているのだが……集客(虫)力のある花が今年は少なかったことで、擬木での訪花性昆虫の発見率も下がった気がしないでもない。
その一方、花を散らせた強風で枝から落ちてきた虫もいる。強風のあとの擬木でトビイロツツノゼミの幼虫と思わせる虫をあちこちで見かけた。これまであまり見たことがないような気がするが……よく見るとちょっと面白い姿をしている。






近くの葉に移すと、葉の柄をたどって枝へ向かい、目立たぬ位置で静止した。


ちなみに、成虫の姿を過去の画像から↓。


思わぬ登場!?ヨコヤマトラカミキリ

今年は満開のミズキが見られず、ゴールデンウィーク中はヨコヤマトラカミキリも見なかったな(GW前に1匹みたのみ)……と寂しく感じていたGW最終日。擬木の上に(冒頭の)ピンク&イエローのオシャレな猫耳幼虫を見つけ、気をとりなおしてカメラを向けていたのだったが……その撮影中に、突如モニター画面にフレームインしてきた虫がいた。なんとヨコヤマトラカミキリだった!
とっさに猫耳幼虫とのツーショットを狙ったが、ヨコヤマトラカミキリの動きが早く、うまく撮れなかった。


どこから現れたのか、とにかくせわしなく擬木の上を歩き回る。ターゲットを急きょ変更してヨコヤマトラカミキリを追いかけた。
何を急いでいるのか、擬木上をあわただしく動き回る。擬木には蛾の幼虫の糸やらクモのしおり糸などがクモの巣のようにかかっているところがあって、そんな所へも平気で突進。そしてひっかけた糸を嫌ってか、ようやく立ち止まってグルーミングを始めた。




けっこうスレた個体で、上翅のえんじ色の部分が禿げて下の黒地が見えていた。ヨコヤマトラカミキリもその模様は微毛で描かれているので、禿げた個体では本来の模様が不明瞭で、いささか残念な個体……とはいえ、待望の被写体なのでとりあえず色々なショットを撮っておきたいところ。
しかし、この個体は(も)落ち着きがなく、すぐに動き出してなかなか思うように撮らせてくれない。NGカットを連発し「ちっとは撮らせてくれたって、いいぢゃないか! 減るもんぢゃあるまいし、ケチ!」なんて思いながら追いかけ回し、撮影画像をチェックするために一瞬目を離したスキに被写体は姿を消した……。
どこからともなく突然現れたヨコヤマトラカミキリは、こつ然と姿を消したのであった……。
(つづく……!?→【ヨコヤマトラカミキリの模様】)


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コメント

No title
あの「猫バス」幼虫さんをこちらのブログで見た時、そうとうな驚きでしたが
さらなる驚き、なんとポップなカラーのこびとネコさん!
ウサギ顔の幼虫さんまでいるんですね。
トビモンオオエダシャクは2月の終わりに灯下に来ていたので
運が良ければ。。わが家の裏山にも「猫バス」さんが。。。
さらに運が良ければ、ポップなこびとネコさんに。。は無理ですね。
このGWは強風で、出会える虫さんたちも様変わりですね(@。@)R
No title
> 名もない小島さん

「猫バス」ネタ、見ていただいて恐縮です。
猫耳の幼虫というだけで個人的注目度は高かったのですが、このポップ・カラーには感心してしまいました。
実は以前にもこんな色合いの若齢幼虫をみたことがあったのですが、うまく撮れず……今回はキアイを入れて撮ろう!──と思った矢先にヨコヤマトラカミキリが現れて、浮気をしてしまいました……。

赤や黄は食植物の芽から葉が展開する頃のカムフラージュ色なんですかね?
トビモンオオエダシャクの若齢幼虫ではこんな色がありがちなのかも? だとすれば、小さな幼虫に注意していれば、ポップ・カラーの「猫バス」に出会えるかもしれません。
No title
こんばんは・・・
高額なチョウ目幼虫図鑑で調べた事がありませんので分りませんが・・・
お手頃な芋虫・ハンドブックに、若齢幼虫の姿や色彩変異のある幼虫の姿も載せてもらえたらな~~~と、数かな願望を抱いてます。
ハンドブックに載る幼虫は、ほとんどが終齢幼虫の姿で、そこに至るまでの色彩などが不明瞭であり、種の判別に非常に苦慮します。

記事内の美しいトビモンオオエダシャクの幼虫の姿には、興味をそそられますね!!!☆・・・
No title
> 今日も、こっそり自然観察!さん

頭の後ろ、前脚近くにある黒い点は、よくみかけるトビモンオオエダシャク幼虫のポッチ(?)と符合するし、色々見比べてみて、コレもやはりトビモンオオエダシャク幼虫だろうと僕は判断しているのですが……今回、画像検索で確かめてみようとしたら、確かな情報はみつかりませんでした。
いちおう(?)害虫として扱われる虫は研究も進んでいるはずですが……こうした体色に関するネット情報は意外に少ないんですかね?
それにしても、このポップな色合いは目をひきますね(展開中の芽~若葉についていれば隠蔽効果がある色合いなのかも知れませんが)。
No title
はじめまして…
マメドクガ 教えていただき ありがとうございました。
星谷様の観察 目が放せなくなっています。
触って怖い虫とか 私には判らないので ゆっくりと読ませていただきたいと思います。幼虫ってかわいい顔してますよね。
またよろしくお願いします。
No title
> yos*****さん

僕が虫のことを調べるようになったきっかけは、以前飼っていたフェレットの散歩中にでくわす昆虫が危険なものかどうか判らなかったから(それを確かめるため)でした。
虫の一部には毒を持つものがいたり、刺したり噛んだり、悪臭や酸を放つものがあったりしますが、おもしろいもの、きれいなものなども多く、興味をもって昆虫を見るようになりました。
蛾の幼虫にネコ顔のものがいると知った時も「へぇ!」と思いました。

虫たちは、小さくて注意して見ないと気づかないことが多いですが、よく見ると「へぇ!」に満ちています。そんな「へぇ!」にいくらかでも共感していただけたのだとしたら嬉しく思います。

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