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いま緑道を歩くと もれなくついてくる…


いま緑道を歩くと、もれなく蛾の幼虫がついてくる

この時期に雑木林沿いの遊歩道では、宙にぶら下がっている蛾の幼虫をあちこちでみかける。人間には嫌われがちなイモムシ毛虫たちだが、鳥達の子育てには欠かせない──ヒナたちを支える栄養源として、その供給量を実感できる光景だ。そんな環境を歩けば、ヒナの栄養源が服につくのも無理からぬこと。時々、服を這うイモムシに気がついて大騒ぎする人の姿も見かけるが、今ブランコ幼虫に触れずに歩くことなど、雨の中を雨粒をよけながら濡れずに歩くようなものだ。
この時期に、緑地を歩けば、蛾の幼虫がもれなくついてくる。

服についた蛾の幼虫は、そのつど取り除くが、気づかないことも多い。服の上を這っているときはわからない。そのまま這い上がって来て首筋に達すると、ようやくこそばゆさを感じて気づく。そこでうっかり掻いてしまうとぶちゅっと潰してしまうことになるので、そっとつまんでとりのぞく。食植物ががわかっていればホストにかえすこともあるが、判らないものは近くの草にポイ。幼虫が無事にホストに帰れるかは怪しいが、クモやサシガメ、カマキリなどの餌になったり、行き倒れになったとしてもアリの餌くらいにはなるだろうから、無駄にはなるまい。

この時期、雨が降っているわけでも陽が射しているわけでもないのに傘をさして散歩している人を見かけることがあるが、あれは、イモムシ毛虫よけなのだろうと思っている。緑地を散歩し小鳥の姿を見るのは好きでも、そのヒナの栄養源との触れ合いは遠慮したいと考える人はきっと少なくない。

ギボッチ(擬木ウォッチ)コース散策後、電車に乗るさいには、いちおう毛虫イモムシがついていないかチェックするが、それでも見落とすことはある。電車の中で、あるいは帰りに立ち寄ったスーパーの中で突然視界にヒナの栄養源が出現し「……」状態になることもないではない。先日もスーパーのレジで並んでいるときに、帽子のひさしのふちをイモムシが尺をとりながら現れた。
走行中の電車内や店舗内では、幼虫をみつけても、つまんでそこらに捨てることははばかられる。イモムシ毛虫が嫌いな人は多いし、対応の仕方によっては波乱を呼びかねない。レジで帽子のひさしにシャクトリムシが出現した時は、すみやかに小型容器を取り出し、幼虫を回収してバッグにおさめ事なきを得た。

イモムシ毛虫の出現で騒ぎあわてふためくのは、ちょっと恥ずかしい。さりげなく容器に回収する方がスマートというものだ。備えあれば憂い無し。僕は基本的には昆虫採集はしないのだが、備えとして小型容器を持ち歩いている。カメムシが落とした抜け殻などを回収するときなど、たまに使うのだが、これがしばしば役に立つのが、この時期である。緑道を歩く人は、電車内や屋内で(もれなくついてきた)ヒナの栄養源に気づいた時の対応について、想定しておくのがたしなみかもしれない。
しかし……あとで考えてみると、本来ヒトがあまり想定していない(?)イモムシ毛虫の出現で、あたりまえのようにそれを容器に回収しバッグに収めるヒトというのも、それはそれなりに怪しいのかもしれない……。

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コメント

No title
こんばんは・・・
草取りの最中でも再々ブランコ芋虫を見掛けます!
(今想いました!あれは、何を意味した行動なのでしょうね?)
葉を伝う事には長けてると想える芋虫が、葉から滑り落ちたわけでも無く?それとも、移動手段の一つなのでしょうかね?
にしても、ブラブラブランコしてれば、人には気付かれなくとも天敵には見つかり易いでしょうに・・・

私は、毒毛を持った毛虫は苦手ですが、他の幼虫は、welcomeです!
気付かぬふりして、衣服、帽子に這わせ帰宅したいところです!!!☆・・・
No title
こんばんは。はじめまして。こういうイモムシ系、苦手です。植物の世話が趣味ですが、きっといるでしょう。
椿や柿の木には電気虫が毎年います。
先日は、ブログにも書きましたが、スズメバチをカマキリが捕まえているのに遭遇しました。
じつはケバエをググってこちらに来たんです。今年、成虫が大発生しました。その子供達と秋に遭遇したらとドキドキです。
長々と、失礼しました〜m(__)m
No title
> 今日も、こっそり自然観察!さん

糸にぶらさがった蛾の幼虫──あれは天敵に襲われそうになったり身の危険を感じた時のなんちゃって落下ではないかと思っていたりします。昆虫がよくやる落下。葉から完全に離れてしまうと戻るのが大変なので命綱をつけて……そんなふうに解釈していました。小さな個体はクモのように糸といっしょに飛ばされて「移動(拡散?)手段」として使っていることもあるそうですが。

毛虫は一部の毒を持ったものとかもアヤシイものは警戒していますが(以前、チャドクガが発生しているツバキだかサザンカだかのそばを通って猛烈に痒い思いをしたことがあります)、シャチホコガやウコンカギバ、カギシロスジアオシャクあたりのユニークな幼虫には、けっこう心魅かれてしまいます(笑)。
No title
> あめふらしさん

園芸関係を趣味にしていると、昆虫を目にする機会も多いでしょうね。
切っても切れない植物と昆虫の関係──。
「電気虫」はイラガの幼虫ですね。僕は刺された事がないですが、触れるとかなり痛いとか。イラガの幼虫も時々見かけ警戒していますが、イラガの繭に寄生するものすごくキレイなハチ(イラガセイボウ)がいて、こっちの方は期待しています。

ケバエは今、ピークみたいですね。成虫の集団もそれなりにインパクトはありますが、やはり晩秋の幼虫の大集団が強烈ですね。
No title
私の通り道にもいますね~。
昆虫は好きでも顔や服に引っ付かれるのは嫌な方です。
極力避けてますが気が付かない時は仕方ないですね。
何年も同じことを繰り返してきて今現在被れたとか刺されたと言う
記憶もないのでそんなに怖がることも無かったかと|柱|ヽ(・_・`)反省…。
でも・・・やっぱり避けてしまうのです。^^;
No title
> まあささん

僕も目の前にぶら下がっていればよけますが、けっこう気づかないうちに付いているんですよね……。
僕はどちらかというと、あの納豆を彷彿とさせるクモの糸が絡み付くような感覚がイヤです。
「あ~、関西人が、納豆が嫌いな理由がよくわかる!」などと訳のわからない心の叫びをあげてしまうこともしばしば……。
納豆は嫌いではないけど、あのイモムシやクモの栞糸のような感覚が気に触る──と感じるのは僕だけでせうか?
No title
電車内でもスーパー内でもどこでも、準備万端な星谷さんが
小型容器を取り出して手際よく芋虫さんをパックして
何もなかったように無言で立っておられます姿を想像して
ひとりウケてます。
春に挙動不審な人がいたら。。きっとこれかもです。
。。。どうも、失礼しました。。<(_ _)>R
No title
> 名もない小島さん

緑道で服についているイモムシに気がついてパニクっている人を見ることがありますが、スーパーのレジでああしたシーンが展開されるよりは、スマートかと(笑)。

以前、犬の散歩に来ていたご婦人がパニクっているところに遭遇し、見れば愛犬の脚にどうしたことか長~いオオミスジコウガイビルがからみついていて、飼い主さんは気味悪くて取り除く事ができない……見かねてコウガイビルをすみやかに外して(というかブチブチ切れてしまった)やったことがあるのですが、あのときも感謝されるというより不審がられていたような気がしないでもありません……。
No title
すごくわかります!
虫を探すときは向こうを見ていて、ぶらさがりムシはすぐ近くに
ぶら下がっていたりして、焦点が合わないので
意外と気づくのが遅くなるんですよね。
あ!と思った時には帽子のつばにぶらさがっていて
もう少し気づくのが遅かったら
眉間のあたりにくっついてた~とか思うときがあります。。。

スマートに容器を出して。。。笑
いいですね~。
オオミスジコウガイビル~。くっついてはほしくないですね。
No title
> noriさん

そうなんですよね。ギボッチの焦点設定では宙に浮かんでいる幼虫がスルーされがち……虫見を始めてヘビの発見率が大きく落ちたのと同じような現象かと。
ぶらんこ幼虫は帽子のつばを這って目の前に現れたり、顔の真ん前にぷら~んとぶら下がってきて、ようやく気づいたりして。
今の時期はつば付きの帽子が必須ですね。

コウガイビルやケバエ幼虫にはあまり触れたくはないんですが……しかし、それら「かわいい」という人がいてビックリしたことがあります。
No title
何時もご指導ありがとう。今回も多分と期待してました。
シャクトリムシぶら下がってますね、今日も居ましたよ。
今年は虫が多そうで、畑も大変です。ナイス。
No title
> norisukeさん

このところ蛾の幼虫が多いですね。擬木の上でもよく見かけるし……捕食されているシーンにも出会います。
No title
草むらや、木々の間に入る時に、目の前に蜘蛛の巣があると迷わず取っちゃいますが(笑)芋虫はそのままですね。と言っても服について欲しくないので避けて通りますけどね。
服やバッグにつく”ひっつき虫”はどうにもナランですね(笑)。
とにかく…昆虫の季節到来で楽しみです。
No title
> カメレオンーアームスさん

クモの巣やブランコ芋虫毛虫が多ければ、あまり人が通っていない証拠。GWに入って人通りが多い日は「もれなくいてくる幼虫」がかなり少なくなっていました。これらを引っ掛けていく人たちを「クリーナー」と密かに呼んでいます。

そういえば植物(の種子)でも、もれなく付いてくるのがありますね。

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