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早春の天牛ヨツボシチビヒラタカミキリ

《早春の天牛》ヨツボシチビヒラタカミキリ







毎年、桜が開花する頃に見かけるようになるヨツボシチビヒラタカミキリ──なので(個人的には?)《早春の天牛》のイメージがある。今年は、東京都心での桜(ソメイヨシノ)の開花宣言が3月21日にあった(気象庁発表)。狭山丘陵の開花は都心よりも数日遅れる。そしてこの周辺でもぼちぼち開花が始まったので、そろそろ……と期待していたヨツボシチビヒラタカミキリを確認。
今年の初ヨツボシチビヒラタカミキリはギリギリ埼玉県側でみつかった。そして東京都側の擬木で2匹目をみつける。飛んで来て間もないのか、下翅が少しのぞいていた。






同じ個体だが、体の表面に生えた細かい毛がわかる画像↓。意外に毛深い。


ちなみに、ここ5年の《東京の桜(ソメイヨシノ)開花日》と【狭山丘陵のヨツボシチビヒラタカミキリ出現確認日】をふり返ってみると次の通り。
・2012年……《3月31日》/【4月9日】
・2013年……《3月16日》/【3月16日】
・2014年……《3月25日》/【3月31日】
・2015年……《3月23日》/【3月30日】
・2016年……《3月21日》/【3月29日】

他にも出ていた甲虫類から







やはり名前に「ヒラタ」が入る甲虫類ということで──擬木の上にいたクロムネキカワヒラタムシ。細長い体はちょっとカミキリっぽくも見えるが、カミキリムシ科ではなくヒラタムシ科の昆虫。




ゾウムシの仲間も何種類かいたが、見かけるとカメラを向けたくなるのは例によってミヤマシギゾウムシ。
極小象虫では、レロフチビシギゾウムシもいた↓。


ついでに先日撮ったノミゾウムシも……↓。




ネット上の画像を見ると、ムネスジノミゾウムシというのに似ている気がするが、よくわからない。ゾウムシというと、ちょっともっさりしたイメージがあるが……このゾウムシは跳ねてワープしたかのように(?)姿を消す。そのジャンプ力のためか後脚が太い。この太い部分が(ヒトの)太ももに見える角度では、まるで土下座をしているかのよう!?


ちょっとビックリしたヤニサシガメの捕食シーン



カメムシの仲間も色々見られたが……その中で目を引いたのが、ヤニサシガメ幼虫の、この捕食シーン。捕らえられていた獲物はマツトビゾウムシだった。ここは先日マツトビゾウムシ新成虫の脱落性牙状大顎突起(*)を確認した場所──松の近くの擬木で、マツトビゾウムシを何匹か見ている。そしてこの近くにはヤニサシガメも多い。少し前にもマツトビゾウムシがヤニサシガメに捕食されている場面にでくわしたことがあった。
餌食になったマツトビゾウムシに脱落性牙状突起がついているかどうか、確かめるべく撮ってみてビックリ!


マツトビゾウムシの《牙》は左側にだけ残っていたが、驚いたのはそこではなく──ヤニサシガメが口吻をマツトビゾウムシの口に突っ込んでいたことだった。ゾウムシの仲間は装甲が頑丈だというが……ヤニサシガメが口吻を突き刺すことができるウイークポイントが、こんなところにあったとは予想していなかった。


ついでに先日撮った蛾





つい先日【春先のぷちタヌキ?サカハチトガリバ】で紹介したばかりだが……ネコ耳のような毛束突起を見ると、やはり撮りたくなってしまう。
やはり擬木にとまっていたキレイな蛾=ヤマトカギバがいたので撮ってみた↓。


3月は暖かい日もあったが、寒の戻りで擬木の昆虫はしばらく少なかった……しかし桜が開花して、ようやく春の虫たちも出てき始めた感じがする。
ということで、マンガ『ちびまる子ちゃん』の「友蔵心の俳句」にならって……、




※「ギボッチャー」=「擬木ウォッチャー」


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コメント

No title
こんばんは・・・
続々登場する極小甲虫や、ヤニサシガメの捕食シーンをお見付けに成る観察力にため息の連続です・・・

「へ~~~」っとうなりながら拝見してる途中で!
「何とぞお許しを」などのノミゾウムシの仲間のセリフも入ってて(笑)非常に愉しませて頂きました!

とどめの(心の俳句)にも納得致しました!!!☆
No title
> 今日も、こっそり自然観察!さん

ヤニサシガメの捕食シーンは、見つけた時は普通に(?)「もう(暖かくなってきたので?)捕食活動をしているのだな」くらいにしか思わなかったのですが、捕らえていたのがマツトビゾウムシだったので、「牙」がついているかどうか確かめてみようと思い立って撮ってみたしだいです。
まさか、こんな状況だったとは……意外ながら、なるほどと驚きながら感心ました。

ノミゾウムシは肉眼で見ていた時は判らなかったのですが、撮った画像をパソコンで確認していたら……みょ~に土下座に見えてしまうのがあって……こんなフキダシを入れたくなってしまいました。
カメラを向けて(撮ってみて)初めて気づくことって、しばしばありますね。

最後は、いつもしょーもない句を心の中で詠んでいる友蔵を真似てみました(笑)。

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