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2月のウバタマムシ&冬尺蛾

2月のウバタマムシ



寒い日が続いているが……擬木の上で日光浴をしているウバタマムシをみつけた。冬でも陽が射していると、こうした光景に出会うことがある。虫が少ない冬場はフユシャク♀や極小昆虫の姿をサーチ対象にイメージして歩いているので、こういうデカい甲虫類に出くわすと「おっ!」と思う。脳内でくす玉がパカッと開いて紙吹雪とともに「大当たり」の垂れ幕が落ちてくるイメージ!?


ウバタマムシ(24~40mm)は、夏に見られるヤマトタマムシ(30~41mm)と大きさも形も似ているので、ヤマトタマムシのメスだと誤認されることもあったようだ。
キレイな大きな眼をしているが、よく見えるのだろう。カメラを近づけると動き出した。


きらびやかなヤマトタマムシに比べると地味な印象は否めないが、よく見るとなかなかシブくて味のあるデザイン&色合いをしている。背面の筋模様は立体的な構造になっていて、木材の年輪を引き立てて見せるためにやわらかい部分を磨いて凹ませた「浮造り(うづくり)」仕様のようだ──と、いつも感じる。


上翅にタテに走る筋模様が隆起しているのは(上翅の)強度を増すための構造ではないかと想像する。同じような大きさのヤマトタマムシの上翅には、こうした隆起が無い。


そのためか、ヤマトタマムシの上翅はよく凹んだり折れ目のような筋が入っていることがある。


ちょっとヤワなヤマトタマムシの上翅と比べると、筋隆起(波板構造?)のウバタマムシの上翅はしっかりしているように見える。

ウスバフユシャク



ウスバフユシャクのオスとメスのツーショット。今よく見られるフユシャク亜科のフユシャク(冬尺蛾)。♂・♀単体でいることが多いが、とりあえずペアでいるとカメラを向けがち。


これ↑とは別のペア↓。




♂の翅の下に♀が隠れていることがあるので、一見単独♂に見えても確認するようにしている。といっても、いつも♀は隠れているわけではない。




↑とは別のペア↓。




同じ擬木の支柱にペアと単独の♀がいた↓。


クロテンフユシャク



ウスバフユシャクに似たクロテンフユシャクも見かける。こちらも♂の翅の下に♀が隠れていることがある。




シロフフユエダシャク



エダシャク亜科のフユシャクのひとつシロフフユエダシャクも少しずつ増えてきたが……去年に比べると少ない。発生の時期が遅れているのか、あるいは擬木まわりの(植込みの中まで)落葉が頻繁に撤去されている影響か……。


地味なシロフフユエダシャク♀個体↑。背景には3週間以上前の雪がまだ残っている。
最後に模様がきれいにでているシロフフユエダシャク♀個体↓。



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コメント

No title
星谷さんのウバタマムシは なんか。。目力がすごいですね。
ほんとに紙吹雪ものですね、冬の大型の虫さん。

ヤマトタマムシにも一目会いたいです。 (゚ー゚)R
No title
> 名もない小島さん

ウバタマムシは撮ると複眼に小さな星がちりばめているように入るんですよね。
この眼もけっこうチャームポイントかも?

ヤマトタマムシは夏に伐採した木を集めた所などでよく(産卵に来ているのを)見かけます。発生している場所では出会うチャンスも多いと思うのですが。
No title
こんにちは・・・
小学時代の教科書に載ってた「タマムシの厨子」を読んだ時から、天然のヤマトタマムシに出会えることを願ってましたが、過去2度、しかも死骸でしかお目にかかれてません。
生きて活動してるヤマトタマムシに出会えたら、その日は一日興奮して眠れなく成る事間違いありません・・・
以前は、その存在すら知らなかったウバタマムシの価値も、私にとりましては、ヤマトタマムシと同様です!!!☆
No title
> 今日も、こっそり自然観察!さん

タマムシはなんといっても美麗種ヤマトタマムシが有名ですね。やはり玉虫厨子が知名度の浸透に貢献(?)したのではないかと思います。

きらびやかなヤマトタマムシの存在感はかなりのものですが、ウバタマムシのシブさもナカナカです(笑)。ヤマトタマムシとはまた違った独特の気品(?)に気づくと、「お気に入り度」がどんどんポイントアップしていく──そんな虫のような気がします(笑)。

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