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白星的キボシカミキリ&冬の極小カミキリ

12月中旬のキボシカミキリ



12月も半ばだというのに、まだ頑張っていたキボシカミキリ。




本来は黄色い斑紋があって、これが「黄星(キボシ)」と呼ばれる由来なのだろうが、「生き残り」や標本にしたものは、この斑紋が白くなるという。12月以降にキボシカミキリを見ることはこれまでにもあったが、いずれも斑紋は白かった。今年は1月8日に、去年は1月17日にも「白星」になったキボシカミキリを見ている(*)。
今回の個体はカメラを近づけるとゆっくり動き出し健在ぶりをしめしたが、この時期のキボシカミキリは季節外れの残党といった印象は否めない。

冬の極小天牛・ヘリグロチビコブカミキリ



擬木ウォッチ(ギボッチ)で見られるのはもっぱら冬という極小カミキリ。冒頭のキボシカミキリと同様、擬木の支柱のフチにとまっていたが、擬木との大きさを見比べていたただければ、どれだけ小さいカミキリか判っていただけるだろう。
キボシカミキリは季節外れ感がただようのに対し、この極小カミキリはこれからが本番的な印象が(僕には)ある。この昆虫の本来の(?)活動時期がいつなのかはわからないが……去年までは、ヘリグロチビコブカミキリの目撃時期は12月~3月の間だけだった(僕の個人的記録)。しかも最も寒い時期にも飛翔するシーンを何度も目の当たりにしているので、耐寒性の高いカミキリなのだと思う。今年は初めて11月に1度だけ確認することができたが(*)、フユシャクのように冬に(も?)活動できるのではないか……などと想像してみたくなる。


ヘリグロチビコブカミキリの「ヘリグロ」は「上翅のヘリが黒い」ことに由来するのだろう。この黒いヘリに囲まれた白い部分をアップで見ると、こまかい繊維(微毛?)が密集したような表面構造になっているようだ。




擬木の上ではわかりにくいので、落ち葉に乗せてみたが……やはり小さい上によく動くので、なかなかうまく撮れない……。






この1円硬貨との比較ショットの時は、いったん静止モードに入り、触角を体にそわせるように畳んでいたが、やがて触角を広げると再び動き始めた。






ダークヒーローのようなジョロウグモの腹

これまで撮ることがなかったジョロウグモだが……知人が撮ったジョロウグモ腹面ショットが「悪そうな顔」だったのを思い出して、空目ネタで撮ってみた。
すると、やはりあった! カッコイイけど悪そうな──ダークヒーロっぽい顔!


この空目ダークヒーローを認識したとき脳内に自動再生されたイントロは渡辺宙明作曲の『ハカイダーの歌』。言わずと知れた『人造人間キカイダー』の宿敵キャラのテーマ曲だ。
ということで、脳内再生されたイントロに続いて脳裏に響いた歌声は、「ハカイダー」を「スパイダー」に置き換えた水木一郎の『スパイダーの歌』であった。


とうぶんの間、ジョロウグモの姿を目にするたびに脳内で水木一郎が歌い出すであろう……。

新年2種目天牛はキボシカミキリ ※2015年01月08日のキボシカミキリ
1月にキボシカミキリ ※2014年01月17日のキボシカミキリ
小さなカミキリと大きなタマムシ ※2015年11月04日のヘリグロチビコブカミキリ
冬の極小カミキリ登場 ※昨シーズンのヘリグロチビコブカミキリ

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コメント

No title
こんばんは・・・

ヘリグロチビコブカミキリはもちろんの事・・・
実は、キボシカミキリにも出会えてません・・・涙
とにかく、虫探しができない状態が続いてますので、↑の記事で情報をドンドン吸収して帰ろうと想ってます。
黄色い斑紋→白色に・・・(こういった現象を新鮮に想います)
ヘリグロチビコブカミキリの白い部分と黒っぽい部分の表面構造に驚かされました。
一円玉との対比で、その極小ぶりがよく判ります。

ジョロウグモのメスの模様を空目で観た事がありませんでした~!出糸突起にばかり目を奪われてました・・・☆
No title
> 今日も、こっそり自然観察!さん

シロスジカミキリは生きている時は黄色い筋なのに標本にすると白くなってしまうので、「白筋」だそうで……なのに同じ特徴をもっているキボシカミキリは新鮮な個体の「黄」がそのまま名前になったようです。

ヘリグロチビコブカミキリの白い部分は密集した繊維状の構造で光が乱反射して白く見えるという要素もあるのだろうと思っています。見る角度によって白さに格差があるような。なので、この白い部分がパッと見、翅を重ねて閉じた小さなハチの翅っぽく見えたりします。このことに意味があるのかどうかは判りませんが……。

ジョロウグモ♀は空目ネタで撮ってみました。背面は撮らずに腹面だけ撮るという失礼な(?)あつかいになってしまいました。
出糸突起はエメリウム光線でも放ちそう──なんて思ってしまうのは僕だけでしょうか(笑)。
No title
ウ~~~~ン、こちらでは、まったく見かけません(-_-;)
No title
> cha*ele*n_a*ms_*l*eさん

こちらではクワがあちこちに生えていて、キボシカミキリはクワの周辺で見かけることが多いです。
ヘリグロチビコブカミキリは、発生木とおぼしきミズキが少なくとも2本伐採されてしまったので、前シーズンまでのポイントでは見つけにくくなるかも……なんて心配しています。

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