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ツノなしツノカメムシ!?

ツノ(前胸背側角)が消失した!?エサキモンキツノカメムシ

ちょっと変わったものをみつけた。このエサキモンキツノカメムシとおぼしき昆虫をご覧あれ↓。


カメムシの中には【ツノカメムシ科】というグループがある。前胸の両サイドに突き出した突起(前胸背側角)が「ツノ」の由来だろう。エサキモンキツノカメムシもそんなツノカメムシの1つ。
もともとそれほど大きな角ではないが、よく似たモンキツノカメムシと見分けるポイントの1つとして、ツノの形の微妙な違いがあげられたりしている──そのツノがこの個体では無いように見える。
また、エサキモンキツノカメムシといえば背中のハート形の紋が有名だが、そのトレードマークの紋も、近似種のモンキツノカメムシのものに似ている。
紋の形に個体差があるのは知っていたが、ツノの形にこれほどの変異があることは知らなかったので、ちょっと驚いた。
比較用に、標準的なエサキモンキツノカメムシとモンキツノカメムシを並べた画像を【モンキツノカメムシとエサキモンキツノカメムシ他】から再掲載↓。


1枚目の画像と比べるとツノ(前胸背側角)の違いが明白だ。
紋の形でいうと、エサキモンキツノカメムシは、中央がくびれてハート形に見えるがモンキツノカメムシは丸みをおびた逆三角形をしている──というのが標準的。【エサキモンキツノカメムシの抜け殻落とし他】より再掲載↓。




しかし紋の形にもそれぞれ個体変異があって、両種ともに似通った模様を持つ個体が存在する。
12月に入ってから見られたモンキツノカメムシの中にも、紋の中央にくびれが入りエサキモンキツノカメムシ風の紋をもつ、まぎらわしい個体がいた。


↑この2匹は前胸背板(頭と紋の間)が緑色であり、全体の印象からもモンキツノカメムシだと判断しているが、昆虫には個体変異があって、特徴的なポイント(ツノや紋の形など)ひとつをとって判断するのは難しいケースもある……ということを改めて感じた。
《ツノが消失した!?モンキツノカメムシ》が珍しく感じたので、とりあえず「こんなのもいる」ということで投稿しておくことにした。

ちょっと変わったもの…といえば

虫見コースにあるカエデも紅葉の見頃を過ぎた感はあるが……こんな光景も、ちょっと変わっている気がする。


春には桜の花・晩秋にはもみじの紅葉が楽しめるハイブリッド・ツリー!?
桜のウロから伸びたカエデ。ウロの中に落ちたカエデの種子がそのまま発芽して育ったのだろうか?
毎年、カエデが紅葉する頃になると、ここにこんな木があったことを思い出す。

12月も半ばにさしかかろうとしている時期に、まだ頑張っていた直翅類↓。





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コメント

No title
今回も興味深く読ませていただきました。
ハイブリットツリーにはビックリです。
四季のある日本だからこそ誕生した賜物ですね🎵
生命力の神秘を感じます🎵
No title
> すぬーぴーさん

カブトムシの角も個体差がありますね。(カブトムシだと)角が短い→小さい個体というイメージでしたが、この角なしエサキモンキツノカメムシはむしろ大きめで、太りすぎてツノが埋没したのだろうか?──と一瞬考えてしまいました。

桜の幹から生えたカエデは、はじめて見た時はビックリしました。腹から飛び出したエイリアンの幼生をちょっと連想してしまいました。
No title
ちょっと変わったものに出会えた時は、ドキドキワクワク致します!
上のお写真にも、ワクワクドキドキです!!!☆・・・

いつもは目にできない物、そうは観る事の出来ないものに気付ける目が大切な様に想います・・・

不思議、疑問を抱きつつの観察散策は、人の心を豊かにする素晴らしい行為!今回もその楽しみを分けて頂きました・・・
No title
> 今日も、こっそり自然観察!さん

《ちょっと変わったもの》探しはたのしいですね。特に、特別な場所ではなく、身近な所で発見できると、何だか得をしたような気分になります(笑)。

そうしたことに気づけるか気づけないか……は、人の価値観にけっこう影響しているのかも知れませんね。
No title
こんなカメムシ始めてみました(@O@)
No title
> ピンキーさん

カメムシも色々種類がいてバラエティ豊富ですね。
模様が人面っぽく見える種類もけっこういるので、注意して見ると面白いですよ。
No title
角の無いエサキモンキツノカメムシが面白いですね。
春は桜秋はモミジが楽しめる木も良いですね。
欅の古木で小さな木が芽生えたのは見たことが有りますが大きいのはないです。
No title
> 市川さん

紋の形の変異に幅があることは色々見て知っていましたが、ツノにこれほど違いがあるケースがあるとはビックリです。
宿り木のようなカエデはふだん忘れているのですが、紅葉の時期になると目にして思い出しします。最初は「桜の幹からもみじ!?」と驚きました。

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