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擬木の昆虫NOV2015

擬木の昆虫・11月中旬以降2015

11月も早いもので残り少なくなってきた。昆虫は減ってはきているものの、擬木などではそれなりに見ることができる。
僕の場合、何を撮るかは気まぐれだが……撮影した中から使えそうな画像にはトリミング・リサイズ・キャプションをつけるなど加工をほどこしてブログ用候補素材としている。が……投稿するきっかけがないまま期限切れになってしまうコトも少なからず。このままでは《期限切れ》になりそうな11月中旬以降の候補素材を放出してみることにした。
といったわけで今回、テーマは特にないのだが……強いて言えば【11月中旬以降の擬木の昆虫】。

まずはこの時期の大物甲虫類ウバタマムシ。何度も紹介しているが、大きな虫が少ない時期にはとくに、見つけるとカメラを向けたくなる。






ウバタマムシ(体長24~40mm)のような大きなタマムシもいれば、小さなタマムシの仲間もいた──ということでナガタマムシの仲間↓。


甲虫類ではまだカミキリも時々みられる。擬木ではないが、欄干にとまっていたナカジロサビカミキリ↓


ナカジロサビカミキリは3月頃から比較的長い間みられるカミキリ。欄干ではゴマフカミキリの姿も↓。




甲虫類ではテントウムシの仲間もよく見かけるのだが……意外に撮りにくいという苦手意識を持っている。丸っこいフォルムがラブリーな魅力なのだが、背中が盛り上がっているのでピントがあいにくい。盛り上がった背中にピントを合わせると体の縁がボケてしまうし、体の縁に合わせると背中がピンぼけになる……撮ってもNGになりがちなので、実は敬遠することも多い虫なのだが、コレ↓はあまり見かけない気がして撮ってみた。


帰宅後しらべてみたらヒメカメノコテントウの黒化型のようだ。
小さくてよく動く虫はあきらめてスルーしがちなのだが、綺麗な模様をもつものを見つけると、つい頑張って撮ってみたくなってしまう……。


エゴシギゾウムシというもようがきれいなゾウムシがいるが、それをぐっと小さくしたような虫がジュウジチビシギゾウムシだ。よく似たのにレロフチビシギゾウムシというのがいるが、両者とも小さい上によく動く……。なんとかキレイに「撮ろう」とするのだが「徒労」に終わることが多い……。


この↑ジュウジチビシギゾウムシは右中脚が欠けていたがやはり動き回っていてなかなかうまく撮れなかった。動き回る昆虫を追っていると、別の極小昆虫がフレームインしてくることもしばしば。このときもテントウムシ型の極小甲虫が画面を横切って行った。
鉄柵のポール上に別個体のジュウジチビシギゾウムシを見つけ撮り始めると、やはり極小昆虫がフレームインしてきた↓。




小さな昆虫はただそれだけで鮮明に撮るのが難しいが、動き回っているとなおのこと……。


クサカゲロウの仲間の幼虫では、ゴミ(抜け殻や獲物の死骸など)を背中にかついだものも見かけるが、これは素のまま(?)の姿。顎の感じはアリジゴク(ウスバカゲロウの幼虫)に似ている。この大きなアゴで小さな虫を捉えているところもたまに見かける。


オオメカメムシは5mm前後の小さなカメムシ。植物の汁も吸うそうだが、このカメムシも小さな昆虫を捕食するらしい。そのため生物農薬としての利用も研究されているそうだ。オオメカメムシを撮っているときも、よくわからない昆虫が写り込んできた……。




というように、よく見るとこの時期にも小さな虫は色々いたりする。
※追記:ともっくさんより画面左の極小昆虫はクダアザミウマの仲間と教えていただきました。



ニホントビナナフシ──九州以北で普通みられるのは単為生殖を行う緑色の♀。♂はぐっと小ぶりで茶色っぽく、別の種類に見える。去年・一昨年は多く、ピーク時にはギボッチ(擬木ウォッチ)コースを一周する間に3桁ほどの数がみられ、珍しい♂や雌雄モザイク個体、黄色い♀なども見ることができたが(*)、今年は少なく、多いときでも1桁前半といったところ。一昨年が多すぎたのかもしれない?


以前はハラビロカマキリといえば緑色というイメージを持っていた。なので初めて茶色い個体を見たときは驚いたが、狭山丘陵では茶色型の割合はさほど少なくはないようだ。


このルリタテハは11月中旬に撮っていたもの。チョウはキレイに撮っている人が多いので下手くそな僕が見苦しい画像をあげることもあるまいとスルーすることが多い。このときはたまたま撮りやすいところにとまっていたので撮って、いちおうトリミグ・リサイズ・合成&キャプション入れをほどこした画像を作成していたのだが、なかなか投稿する機会がなかった。この機会にこそっと加えておく。


晩秋の蛾も色々見られるようになったが、その中から、ケンモンミドリキリガ↑。
そしてニトベエタダシャク↓。


そして冬に出現するフユシャクのひとつ、クロスジフユエダシャクの♂↓。擬木ぞいのフェンスにとまっていた。


今シーズンは11月16日に初個体を確認したクロスジフユエダシャクの♂だが、その後ちょくちょく見かけるようになった。ただ、飛んでいる♂はさすらうように飛び続け、止まっている♂は翅を休めている。♀が出ていれば(そのフェロモンを察知して)♂が同じエリアを舞ったり、もっと飛んでいて良い気がする。まだ♀はあまり出ていないのかもしれない。
たぶん♀より♂の発生が少し早く、♂が拡散した頃に♀が発生することで、近親婚が起こらないようなシステムがあるのではないか……などと想像しているのだが、♀が出て来るようになれば、落ち葉の積もった林床でクロスジフユエダシャク♂が乱舞する姿がみられるようになるだろう。


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コメント

No title
見たことないものばかりです。これは楽しみが増えました。ナイス!
No title
> 四季の風さん

ここは雑木林沿いに続いている擬木なので、色々な昆虫が見られます。
No title
愉しませて頂きました!!!☆・・・

出会った事もない虫がゾクゾク登場してきましたので、高揚感を持ちながら拝見させて頂きました。
ヒメカメノコテントウの黒化型など・・・
とても有難い出会いですね!そこにお気付きに成るところ・・・
「素晴らしいナ~」と感じさせて頂きました。
ジュウジチビシギゾウムシ!こういったチビシギゾウムシの仲間は、半日かけても撮り続けていたい!と想わせてくれる仲間ですね・・・

・・・「ニトベエダシャクを探してみようかな~」と、感じさせられました・・・
No title
> 今日も、こっそり自然観察!さん

僕が歩く虫見コースはだいたい決まっているので、その時期に見られる虫たちも常連が多いのですが、それでも新しい出会いはあるものですね。

ジュウジチビシギゾウムシは、見つけたときはキアイを入れて撮ろうと思うのですが……あの電池切れ知らずの耐久パワーに、いつも根負けしてしまいます(笑)。

今回の記事を投稿した後、「ああ、《日本でしか確認されていない外来生物》ウスグモスズも撮っていたんだっけ」と思い出しました。去年も11月に見て投稿していました↓。
●幻のコオロギ!?(※2014年11月13日)
http://blogs.yahoo.co.jp/ho4ta214/35288331.html

そろそろ昼行性のフユシャク・クロスジフユエダシャクの♂の乱舞が始まるのではないかと期待しているところです。
No title
あっ、珍しーですね、不明のまま掲載って(^^;)
クダアザミウマの仲間と思います。

私は明日出撃しますが、レンズ熱を発症。明日買ってしまうかも(笑)
No title
> ともっくさん

ありがとうございます! クダアザミウマの仲間ですか。
画像検索したら、こんな感じのヤツでした。
次回みつけたらちゃんと撮りたいけど……このサイズでは僕には難しそうです。
No title
オオメカメムシでも小さいのに、クダアザミウマをよく撮れますね。いつもクリアーな画像に関心しております。全てTG-4で撮られているのでしょうか?
No title
> nika4さん

オオメカメムシを撮ったときは、あまり明るい場所ではなかったので背面からのショットは鮮明に撮れませんでした。斜め正面から撮ったショットは擬木の上にカメラを置いてぶれないようにして撮ったので、背面ショットよりはキレイに撮ることができました。
僕が使っているカメラは、OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough で、今回の画像もTG-2で撮ったものです。後継機種では深度合成などもできるみたいですが……とりあえず、僕のレベルのブログ用にはTG-2でもイイかなと思っています。
でもピントが浅くてNGになった画像を見ると、限界は感じてしまいますね……。
No title
羨ましいような擬木がズラ~っと並んでいるんですね。
私の行く公園には、あんまり美味しい擬木が無いし少ないです。(^_^;)
今日は珍しくウスキホシテントウ(?)やクモの小さいのがいました。
あんまり小さくてボケボケでした。
星谷さんの画像は綺麗です。私は使いこなせません。
(ヽ´ω`)トホホ・・
No title
> まあささん

こちらのギボッチ(擬木ウォッチ)コースは、雑木林沿いの擬木が6kmほど続いているので、それだけ見てまわれば、なにがしかは見られる感じです。
この時期、小さな虫は目にするものの、鮮明に撮るのは難しいですね。僕もNGショットは山ほど撮っています。
No title
コチラの地域は擬木コースが少ないと言うこともありますが…擬木を廻っても今のところ殆ど成果無しですね~、、、、、、
廃材置き場にも何にも見つかりません。
No title
> カメレオンアームスさん

狭山丘陵には他のコースにも擬木があるのですが、昆虫が多く見つかるのはいつも紹介しているコースです。ここの擬木には接続部分に隙間が多く、こうしたところで越冬するために虫たちが集まりがちなのかもしれません。

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