※漫画のコマには番号がふってあります。その順に読み進んで下さい。
ふぇレッツ・ゴー/ニオイでほんろう:編












今回登場した昆虫

【イタチのさいごっぺ】について
イタチのことをよく知らない人でも【イタチの最後っ屁(ぺ)】という言葉は聞いた事があるだろう。広辞苑によると──、「イタチが追いつめられたとき、悪臭を放つこと。
転じて、せっぱつまって最後に非常手段に訴えること。」
(※漢字をカナに開いた箇所あり)」
以前は同じイタチ科に分類されていたスカンク(現在はスカンク科として独立)が強烈な最終兵器(屁器?)を装備している事はよく知られている。イメージとしてはこれに近いのかもしれない。
イタチもスカンクも肛門の脇に臭腺(肛門腺)を持っており、ここから分秘される液が異様に臭い。天敵等に襲われたりするなど窮地の際にこれを放って敵をひるませたり撃退するといわれている。よく「屁」と表現されるが正確には屁(腸内のガス)ではなく、臭腺で作られる分泌液である。
ノーマルフェレットを飼っている人や扱っている獣医さんはフェレットの臭腺分泌物がとてもクサイことは知っている。しかしそれでも【イタチの最後っ屁(ぺ)】は実際にはないと思っている人がいたりする。
先日亡くなられた動物行動学者として有名な日高敏隆氏も著書『ネコはどうしてわがままか』(新潮文庫)の中で【イタチも謎の多い動物】という項目にこう書いている。
イタチというとすぐ思い出すのは、【最後っ屁】だが、これも少々誇張ではないかという人が多い。たしかにイタチは肛門腺という臭腺をもっているが、それはイタチ同士の匂いによるコミュニケーションのためであって、敵を気絶させるためのものではない。
肛門腺はイヌやネコなどにもあるし、コミュニケーションに使われる事は理解できる。しかしイタチ科の動物が窮地の策として使うことだってある──と僕は思っている。
フェレットに限って言えば、ノーマル(生殖腺&臭腺除去手術を受けていない)タイプのグランジが【最後っ屁】を放つのを僕は複数回確認しているのだ。
他にも何かに驚いたグランジが【最後っ屁】を放って、ふところに駆け込んできたことがあった。そのさい、上着に分泌液が付着したこともある──これも漫画に描いた通りである。
トカゲが敵に襲われた時、尾を自切して逃げる事は有名だ。切り離された尾はピチピチはじけるように激しく動いて相手の注意を引きつける。その間に本体は逃げおおせる陽動作戦である。また、イカは敵におそわれたとき、粘度の高いスミを吐いて水中にダミー影をつくり、いわば「変わり身の術」を使って逃げるという。
嗅覚においても、より強いニオイを放つことによって、相手の注意を引きつけ、混乱させてそのスキに本体は逃げる──ということはあってもおかしくはないだろう。分泌液にはいわば「ダミー(おとり)臭」的な意味もあるのかもしれない。【最後っ屁】は「臭い変わり身の術」として使われるのではないか……と僕は考えるようになった。
グランジが葉の陰にかくれたオサムシを追いかけ、鼻先に【最後っ屁】(正確には屁ではなく酸)を食らったのも、これまた漫画に描いた通りである。このときのうろたえぶりは尋常ではなかった。嗅覚レーダーであるところの鼻先へのニオイの一撃が嗅覚の世界に生きるハンターにとって、どれだけ威力があるものなのか──をあらためて知る事となったエピソードだった。
【イタチの最後っ屁】に懐疑的な人がいるというのは知っていたが、あの日高敏隆氏までがそうした認識でいたのがちょっと残念だ。
余談だが、氏の著書『ネコはどうしてわがままか』では【イタチも謎の多い動物】の次に【カマキリの予知能力】という項目がある。カマキリはその冬の積雪量を予想して雪に埋まらない高さに卵のうを産みつける──という話題を紹介したものだ。日高氏はこれを肯定的に取り上げているのだが……しかしカマキリの雪予想がガセネタであることは別の昆虫学者によって明らかにされているのだ。
(※カマキリの卵のうと積雪の関係参照)
著名な専門家が書いた本にも間違いはある。権威者の言う事だからと鵜呑みにせず、疑問を持ったり、自分なりの観察や考察をしてみることも大事だと思うしだい。
●しっぽの役割:編【フェレット:尾の役割&しっぽ振りの意味(漫画版)】
●超魔術イタチ:編【フェレット漫画:超魔術イタチ!?】
●グランジ目線で散歩:編【フェレット漫画:いたち目線で散歩】
●イタチと迷信!?:編【フェレット漫画:イタチは不吉!?】
●すっげ~:編【フェレット漫画:最大のハプニング!?】
●忍者イタチ:編【フェレット漫画:忍者イタチ!?】
●『フェレットinジャケット』(フェレット漫画第1作)
●ハムスペ新人まんが大賞受賞作:編
●『フェレットのいる風景』
お家でも臭くない?どれだけ臭い??犬ぐらい??
なんか、質問攻撃になってしまった・・・
あっ!でも動物はもともと肛門腺があるから、普通か!
臭いのは威嚇の時だけか??
そーいえば、トリマ~のバイトの時は犬の肛門腺絞ったな~
結構、臭かったかも・・・
グランジはニューターフェレットとして売られていたのですが、お迎え後に未手術であるが発覚したのでありました。
散歩派フェレット・プチアルバムの木の根の秘密基地で一休みしている画像で玉を確認できます。
ノーマルの場合は臭腺のニオイも強烈ですが、マーキング(オシッコ)のニオイがありますね。室内のあちこちでやられて困るなんて話も聞きますが、グランジは散歩でマーキングするせいか、室内ではトイレ以外ではほとんどやらず楽でした。
フェレットやイタチの場合、臭腺の分泌液は威嚇というより驚いた時に出る──といった感じが近いのかも。
でも、なんでもないときに香ったりもします。
これが服にちょこっとついたりすると数日はクサイです。洗濯すると、とれるんですけどね。
犬の肛門腺の臭いに比べるとフェレットのは強烈かもしれません。
手術をしていない子がいるのわはじめて知りました>-<
昔はあったかもしれないけど、最近はないと思っていたんですが
今でもあるみたいですね☆
私の県では完全に手術してある子しか見た事がないので、
かなり驚きです!!
本当にかなりにおいがきつそうですね・・
でもかいでみたいですwww
グランジをお迎えした頃は、未手術のコの方が手術済み(ニューター・タイプ)より安く売られている事があったのですが、その後、希少価値もあってかノーマルの方が高く売られるようなこともあったような。
ノーマルのオスは骨太で顔も幅が広くなるので、顔つきもまるっこくなります。童顔っぽく見えるためか、グランジはときどき「子ども?」なんて聞かれました。
ニオイは「最後っ屁」はもちろん、オシッコや体臭も独特のものがありますね。
なれてくると、むしろ懐かしかったりするのですが(笑)。


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