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バンビ天牛!?カノコサビカミキリ

バンビ天牛!?カノコサビカミキリとの再会

先日のnoriさんのブログ記事【小枝ちゃん】を拝見し、カノコサビカミキリを見たくなった。このカミキリは10年程前──虫屋さんたちの狭山お散歩オフにおみそ参加させていただくようになった頃に、そのオフで初めて見た。当時はカミキリを含めまだ身近な昆虫の種類もほとんど知らず、「こんなに小さなカミキリがいるのか」と驚いたものだ。そのカノコサビカミキリ(カミキリ屋さんがカラスウリを叩いて落としたもの)2匹をもらってしばらく飼育したこともあった。1匹は40日ほどで死んでしまったが、もう1匹は12月下旬まで約5ヶ月間生存していた。
そんな思いで深いカミキリなのだが、考えてみたらここ数年は見ていない。このブログでもまだ取り上げたことがなかった気がする。
ということで、カノコサビカミキリがなつかしくなり、初めてこのカミキリを見た場所へ行ってみた……のだが……かつて木の側面に張り巡らされていたカラスウリ(カノコサビカミキリのホスト)が、からんでいた木ごと伐採されていて見るかげもなくなっていた……。
しかたなく、他にカラスウリがある場所を巡り、カノコサビカミキリを探すことにした。
いい感じに茂っているカラスウリはあちこちにあるものの、そうした場所ではカノコサビカミキリがとまっていそうな葉柄や蔓の部分は葉に覆われていてなかなか見えない。そうした死角をいちいち全部確かめて歩くのは大変だ。葉メクリストには向かないせっかちな性格なので……とりあえず見やすいところだけチェックして、見つからなければ別の場所へ──そんなことをくり返していたのだが……ついに再会の時はきた。


道路沿いのカラスウリに近づき、「こんな感じのところにいそう」と思われる部分をのぞき込んでみると──葉の柄にとまっているカノコサビカミキリが目にとまり、続いてツルを歩いているカノコサビカミキリが目に入った(画面左上の白矢印)。見つからないところでは念入りに探しても見つけられなかったのに、見つかる時には、あっけなく、しかもたて続けて見つかるとは……。
2匹のうち撮りやすそうな葉柄にとまっている方にターゲットを絞って撮ることに。見つけた時は触角をやや広げ葉柄を齧っていたようだが、カメラを近づけると警戒して触角を体にそわせるようにたたんで動きを止めた(楕円の画像)。
じっとしてくれてポージング的にはシャッターチャンスなのだが……葉かげのため暗くてなかなか鮮明な画像が撮れない。
そこで、カノコサビカミキリがとまった葉柄をとって明るいところへ移動して撮影↓。


細かいメッシュのような上翅に白い斑紋が印象的。和名の「カノコ」は「鹿の子(かのこ)」。シカの仔(バンビ)の白斑を思わせるもよう──ということなのだろう。
バンビ天牛こと(?)カノコサビカミキリは撮っているうちに触角を広げ、動き出した。




こうした姿↑はカミキリっぽく見える。派手ではないがシックで美しい。
一度動きだすと、せわしなく歩き回る。つまんでいるカラスウリの葉柄を行ったり来たり。


1円玉との大きさ比較ということで↓。


そんなわけで、ひさしぶりにカノコサビカミキリを確認することができた。
10年前初めて見た時は「小さい」という印象が強く、あれから老眼も進んで当時より見つけるのに苦労するだろうと覚悟していたのだが……発見場所では意外にあっけなく2匹みつけることができ、「思っていたより大きかった」という感じを受けた。カノコサビカミキリを見ていない間に、さらに小さな極小カミキリ(*)を見るようになり、虫目(昆虫サーチ能力)が鍛えられていたせいかもしれない。老眼が進んで凹むことが多いが、こういうことがあると、ちょっと自信が回復する(笑)。

【追記】翌日おなじ場所で撮った画像を追加↓




ちょっと見にくいところにいたが、こんなところにいるということで。カラスウリの葉柄の根元をかじっているカノコサビカミキリ。カノコサビカミキリの右上の葉柄に残されているキズは食痕だろう。カラスウリをチェックするさいに、葉柄にこんな食痕(緑の柄が所々白っぽく見える)が見つかれば、近くにカノコサビカミキリがひそんでいるかも?


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コメント

No title
おはようございます。
画像だけ見てると大きいかと思いましたが、小さいんですね!
カミキリムシも種類が多いんですね(*゚▽゚*)
('∇^d) ナイス☆!!
No title
> kaneo93さん

カミキリも意外に(?)種類が多いんですよね。手元の図鑑による日本には800種類もいるとか。
カミキリを含め昆虫は知らない種類が多いので、「未知との遭遇」がちょくちょくあります。
No title
たしかに、バンビですね!
このブログには初登場ということで、きっかけになれてよかったです。。。笑
地味めですが、かわいいですよね~。
見つけると、けっこう嬉しくないですか?
見たいと思ってすぐ見つかるんですね… さすがです。
こんな質感のお菓子があった、と思ったのですが、もろこし村というスナック菓子に似てるような…

以前は、「小さいムシは苦手」とおっしゃっていましたが
これを見て「意外と大きい」とかんじるなんて、よい傾向ですね!
No title
> noriさん

見つけると、やっぱり嬉しいカノコサビカミキリ(笑)。
最初にこのカミキリの名前を聞いたとき、「カノコ」が何なのかわからず、カミキリ屋さんに「鹿の子」だと教えてもらいました。そう言われれば確かにバンビ模様……。そういえば蛾でも「カノコガ」なんてのがいますね。

カノコサビカミキリの質感──ちょっと、アナアキゾウムシにも似てませんか?
「もろこし村」は食べたことがないので判りませんでしたが、「サッポロポテト・バーベQあじ」が、ちょっと似てるかも?──と思いました。
表面積を増やすような構造は、食感なんかとも関係があるんですかね?
とすると、カノコサビカミキリやアナアキゾウムシの表面構造にも何かいみがあるのだろうか?……などと考えてしまいます。

小さな虫はやっぱり苦手です。今回、カラスウリとともにクズも(コブスジサビカミキリ狙いで)見て回っていて(そちらはスカ…)、葉の裏にえらく小さなムシを見つけたりもしていたのですが……苦手意識から「こういう極小虫はnoriさんやたざびーさんに任せておこう」とスルーしてしまいました(笑)。
No title
すいません。
桜の葉になんか変なの見つけたんですけど、蛹?でしょうか。
私のブログの写真見てもらえますか?
No title
> ひろ君さん

ブログの方にもコメントしましたが、サクラハトサカフシ(サクラフシアブラムシが寄生することでサクラの葉に形成される虫こぶ)というやつかも?
No title
「カノコサビカミキリがいたのはこんなところ」の画像を追加。カラスウリの葉柄に残されていた食痕も記録しておこうということで。
No title
子供の頃学校の往復で見るのはゴマダラカミキリばかり、洋服にピンバッジ?代わりに付けたり帽子に止まらせたりして遊んだ記憶があります。そのイメージで大きさを感じていましたら、とんでもなく小さいのに驚きました!カミキリムシの多彩な種類にも驚いています。
No title
> skittoさん

僕も子どもの頃、「カミキリ」と言えばシロスジカミキリやゴマダラカミキリのイメージがありました。ずっとそのサイズを基準に虫を認識していたので、虫見を始めてカミキリの種類の多さ──そしてその大半が、シロスジカミキリやゴマダラカミキリよりずっと小さいことを知って驚きました。

一番驚いたのは、わずか4mm前後で真冬にも平気で飛翔する【冬の極小カミキリ】でした。

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