メタリックな虹色の輝き!アカガネサルハムシ

虹色の輝きをはなつアカガネサルハムシ。メタリックな色彩は光の加減や見る角度で《玉虫色》に変化し、実物の美しさを画像に納めるのは難しい。これまで何度も撮っているのが、そのつど不満が残り、次にみつけるとやはり撮ってしまう。

アカガネサルハムシの色彩はタマムシ(*)同様《構造色》とよばれる表面の微細構造がうみだす光学的な発色現象。日光が空気中の水滴に屈折・反射してできる虹と似ているが、アカガネサルハムシの上翅の色の並びは(虹と違って)波長の長さの順というわけではない。
《構造色》をもつことで有名なヤマトタマムシ↓。

縦に走る帯が紫に見えたり赤にみえたり、地の緑色も金や銀に輝いて見えたりする本家(?)玉虫色。角度によって色合いが違って見える事から「立場によって色々に解釈できるあいまいな表現」の例えとして《玉虫色》が使われることも多い。

アカガネサルハムシも色あいが変わってみえる構造色だが、ヤマトタマムシが緑色を基調としているのに対し、アカガネサルハムシでは赤が目立つ。
ヤマトタマムシの金属光沢には、虫を捕食する鳥などをよせつけない効果があるという(僕がみたところ、カラスには狙われ食われているもよう)。今の時期、田んぼには鳥よけの光るテープが張られていて、風でよじれキラキラ輝く光景が見られるが、あの「鳥よけ」と同じ効果があるのだろう。ヤマトタマムシ(体長:30~41mm)とはだいぶ大きさに差があるが、アカガネサルハムシ(体長:5.5~7.5mm)の金属光沢にも同じ意味があるのかもしれない。
食草のひとつ・ノブドウの葉の上にいたアカガネサルハムシ↓



先月、別の場所で撮影した個体↓。前胸が赤みをおびて見える。

光学的な発色であるため、光のかげんや見る角度で色合いが変化するのにくわえて、光沢のある体には明るい空や周囲の景色が写り込むので、撮る場所によっても色合いが違ってくる。

実際にはアカガネサルハムシの動きによって刻々と変わる色合いの変化で輝きを感じが、静止画像にすると1枚ではその「変化」が実感できない。そこで似たような画像ながら、複数枚並べて見え方の微妙な違いを記録しておきたくなる……というしだい。

《虹色》と《玉虫色》
アカガネサルハムシのような構造色の色彩を、僕は《虹色》とか《玉虫色》と表現している。光学的な発色現象であるという意味では《虹色》も《玉虫色》も同じ。ただ、ちょっと不思議なのが、《玉虫色》が「ハッキリ特定できないあいまいな色」という意味で使われているのに、《虹色》といえば「7色」ときっちり認識(特定)されがちなことだ。
虹は空気中の水滴に日光が屈折・反射するさいに光の波長による屈折角度の違いから「ズレ」が生じて色分かれして見えるわけだが、7つの色(波長)にきっちり分かれるわけではない。色の変化は連続的で、色数はどこで色を区切るかによって変わる。色数の定義は「何色に見えるか」という認知の問題ということになる。
日本では「7色」という認識が一般的だが、「7色」を提唱したのはニュートンだったらしい。「7」が神聖な数と考えられていたことからそれに合わせて基本色を7色としたのだとか。虹の色数の捉え方は国によっても違うそうだ。
──ということで、虹の色もやっぱり《玉虫色》なのだ。
さて、それでは、どうして《虹》が「惨事の前触れ」なのだろう──と考えて、すぐに答がわかった。
【「にじ(虹)」のあとに来るものは、「さんじ(惨事)」だから】
──というのは、もちろんジョークである。
夏の虫が続々…
気がつけば6月も残りわずか……カブトムシやクワガタ、ヤマトタマムシもでてきて、ニイニイゼミが鳴き、キリギリスが(田んぼのカエルのような)大合唱するようになった……季節が夏に移り変わって行くのを感じる。そして夏のカミキリというイメージがあるトラフカミキリも出ていた。

スタイルはハチとかけはなれているのに、なぜかパッと見がスズメバチ・アシナガバチ方面に見えてしまう、独特の存在感があるトラフカミキリ(*)。和名の「トラフ」は「虎斑」なのだろう。トラフといえば……今シーズン初のトラフカミキリを確認した日、トラフシジミの夏型も目にしていた。たまたま近くのアカメガシワの花にとまっていたのでとりあえず撮ってみた↓。

【追記】梅雨のアカガネサルハムシ
7月に入り梅雨らしい天候が続いているが(7/5現在)、光沢昆虫は撮るにはかえって良いかも?──と思い、雨のあいまにアカガネサルハムシ・ポイントをのぞいてみた。前回撮影したノブドウの近くのササの葉の上にアカガネサルハムシがでていたのでその画像を追加。


昆虫を撮るには明るい方がブレたりボケたりしにくいので良いのだが、光沢昆虫を撮るのはむしろ曇りがちのときの方がメタルカラーがキレイに撮れる気がする。曇りで気温が低めの方が、葉の上に出ている虫の動きもにぶりがちな気もする(狙いやすくなる)し……意外に、梅雨は光沢昆虫の撮影には向いているのかもしれない?
*ハチそっくりのカミキリ【トラフカミキリ】【キスジトラカミキリ】
*トラフカミキリの印象擬態
◎謹賀新年2016/年賀状にかえて※アカガネサルハムシは神のハムシ!?
*虹色の宝石!?アカガネサルハムシ他
*虹色宝石アカガネサルハムシ&ビロードハマキ
虫見をしていると、メタリックな昆虫は目を引きますね。キレイなので撮ってみたくなるのですが、なかなかメタリックな輝きは思うように撮れず……前回よりはちょっとキレイに撮れたかな……と思い投稿してみました。
撮影すると、暗めのところはつぶれ、明るめのところはとぶ……カメラが撮影した画像を見ると人間の眼(&脳の補正能力)のスゴさを再認識します。
アカガネサルハムシはキレイなのでこれまで何度も撮っているのですが、なかなかその美しさが写せずNGを量産してきました……。
本当は1枚でビシっとキレイな画像が撮れれば良いのですが……。
ふだんチョウはあまり撮らないのですが(すぐ飛んで逃げるので最初からあきらめがち)、このトラフシジミは撮れそうな感じだったので撮ってみました。翅も少し開いて表側も見えたのですが……思ったより地味でした(笑)。
あ…玉虫もだ...あ…オオセイボウも見ていないなぁ_| ̄|○
ん~~、デジカメの新しいのが欲しいンですが...
新しいデジカメを買ったら、当然予備バッテリーも買わなきゃ行けなくなるし…これ以上荷物を増やしたら歩き回れない(爆)
昆虫は普通種でも出会わないものは出会いませんね……。僕はオオセイボウをまだ見たことがありません。
僕はお手軽に持ち歩けるデジカメでカメラ任せのお手軽撮影をしているのですが……今のカメラは予備のバッテリーを買ってないので、時々ここぞ!──というところで電池切れを起こします(笑)。
光沢昆虫をキレイに撮るのは難しいですね。去年は擬木で何度も撮ってみたのですが、いずれもNG……。
晴れているとコントラストがきつくなるから、曇りがちの日に葉の上にいるのを撮ると光沢昆虫は比較的キレイに撮れるような気がしています。
ブドウの害虫とききますがブドウはありません。
ノブドウにいるともききます。
が、会えません!
いつの日かこの玉虫色のハムシに会えることを夢見ています。
あと、エビヅル、トサミズキ、ハッカなんかも食草のようですね。
一度いる場所をみつけると、何度もそこで見ることがあるし、複数匹みつかることもあるのですが。
それらしいツタ(?)があったらチェックしていれば、やがて出会うチャンスがやってくるかも。
早くその機会がおとずれるといいですね。
アカガネサルハムシを見ると、ニジイロクワガタを連想します。カラーリングがちょっとにているような。これでもっとデカければ人気者がだっただろうに(笑)。
KARAのツアーが今年もあるという記事は読みました。KARA・NICOLE・知英は陰ながら応援していこうかと(笑)。KARA・NICOLEについては韓国で出した曲のCDは日本でも入手できますが、一番欲しいPVのDVDが正式ルートでは購入できないので(韓国盤のDVDはリージョンコードが違うのでそのまま日本には輸出できないからでしょうが)、その点が不満です。
《韓国で新曲をだしたとき、PV(DVD)付きのバージョンがあれば買う!》というファンは少なくないと思うんですけどねぇ。
いずれ韓国盤のPVも含めたPV集がでることを期待しています。
もう少し大きいと撮りやすいのに…と思いますが
きれいにきっかり撮れていますね!
タマムシもアカガネサルハムシも、どちらも翅の中側が赤(長波長)で
両脇が短波長側になっているのは何か理由があるのでしょうか。。。
私はこうゆうの考えるのが得意でないので、星谷さんお願いします~。笑
トラフシジミの開翅は撮ったことがないのでうらやましいです!
ハムシ方面は葉の裏にかくれたり飛んだりしがちなので撮りにくいことが多いですね。
今回、1枚目は虹色の金属光沢感がなんとか撮れたかと思ったのですが(顔がもう少し明るければという気もしますが)……よく見たら右の触角の先端が2節ほど欠けていて、ちょっと悔しい思いをしています(笑)。
タマムシもアカガネサルハムシ、赤と緑の割合から「逆」の印象がありましたが、色の並びは確かに同じですね。上翅の中央部と縁側で表面の微細構造の密度に差ができるんですかね? 僕もよくわかりませんが……。
トラフシジミはたまたま撮ったら少し翅を開いたので、それも撮ってみたのですが……角度が悪かったのか個体によるのか……予想していたより地味だったので、ちょっと「なぁんだ……」と思ってしまいました(笑)。


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