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初めて見るカミキリ

まだまだいる初めて見る普通種

僕が歩く虫見エリアはだいたい決まっている。その時々によって、いくらかコースは変わるが、おなじみの場所を10年ほど散策している。地域限定だから見られる昆虫の種類もあるていど限られてくる。それでも初めて見る種類は後を断たない。いわゆる普通種でも見たことがない昆虫は多いし、生息していそうなのに・あるいは生息しているはずなのに未だに遭遇してない普通種も少なくないようだ。同じ場所を10年歩いていても、まだまだ新たな出会いがある──ということで、最近みた「初めてのカミキリ」などを……。

シャープなデザインのトガリバアカネトラカミキリ



トガリバアカネトラカミキリも先日初めて目にした種類。このカミキリに関しては他の方のブログなどで画像では見たことはあって、カッコ良いデザインのカミキリだと思っていた。上翅に何層も帯模様が入っているが、そのフチの形がなかなかイカしていて、ミラクル☆スターのクラッシャー(口もと)のデザインと、ちょっと似ていたりする。


トガリバアカネトラカミキリは珍しい種類ではないのだろうが、なぜかこれまで出会う機会に恵まれなかった。今回は数枚撮ったところで飛び去られてしまい、もう少し良い条件で撮りたかったという思いはあるが……とりあえず撮れたので良しとしよう。

棘・バカ・見切り!?…ではなく、トゲバカミキリ





トガリバアカネトラカミキリを初めて見た同じ日にみつけたトゲバカミキリ──これも初めて見るカミキリだった。上翅にトゲ状のでっぱりがあるのが名前の由来(「棘翅」)らしいが……それが見当たらない!? 別の種類なのだろうかとも迷ったが、トゲがない個体もいるそうなので、おそらくトゲバカミキリだろう思う。ただ、カミキリは種類が多く、似たものも少なくないので同定には自信がない……。
ところで、昆虫の名前には区切りが判りづらく、ややこしいものがある。そんな種名は文字列を目にした瞬間、見知ったワードに分解して解釈されがちだ。「トゲバカミキリ」の文字列を見た瞬間「トゲバ」ではなく「トゲ」で区切りたくなってしまうのは人情ではなかろうか? 棘のあるバカは見切る!?──意味深な名前に見えてしまう!?

ウロをウロウロ?ベニバハナカミキリ



これは少し前──5月の末に撮った画像。葉の上にとまっている姿を見たときは、ヒメアカハナカミキリあたりかと思ったが……ちょっと違う。調べてみると広葉樹の樹洞に生息するというベニバハナカミキリっぽい。発生場所(樹洞)を確認できたら、まとめて記事にしようと思っていたのだが……付近に候補のウロはいくつかみつかったものの、簡単にのぞける位置ではなかったため確かめることができず、そのままになっていた。

マルモンサビカミキリ…のつもり



白い虹の幻想!?日暈を映すカミキリ】の記事で紹介したカミキリ。5月にクワの粗朶で何匹か見つけたが、これもはじめて見る種類だった。カミキリはファンも多く、希少種でも(だと?)人気があるものは画像検索で色々ヒットするようだが……普通種で地味なものは人気が無いせいか?(数多く生息している割に)投稿画像が少ない気がしないでもない。手元の図鑑とネット検索情報から「マルモンサビカミキリ」ではないかと判断したが……これもあまり自信が無い。これまで見たことがない種類であることは確かなのだが。

シラオビゴマフケシカミキリ







マルモンサビカミキリとおぼしきカミキリを見つけた場所へ先日行ってみたのだが、マルモンサビカミキリは見つからず、かわりに(?)いたのがこのカミキリ。これも初めて見るカミキリだった。帰宅後調べてみるとシラオビゴマフケシカミキリという種類のようだ。もう少し和名を簡潔にできないものかと思ってしまう。

擬木上のガロアケシカミキリ





「○○ケシカミキリ」つながりで、今年も見られたガロアケシカミキリ。去年はじめて見た極小カミキリだ(※【ニイジマトラカミキリの《一手間くわえたデザイン感》他】)。
1円硬貨がテカってしまったが、大きさ比較の画像↓。


ニイジマチビカミキリ@枯れた桑の枝





極小カミキリつながりで……いるとつい撮ってしまうニイジマチビカミキリの6月の画像。これも体長は3.5~5mmほど。

ラミーカミキリ@狭山丘陵



つい撮ってしまいたくなるカミキリといえば──タキシード姿のキョンシーこと(?)ラミーカミキリ。この個体は狭山丘陵のエノキの葉にとまっていた。細い道を隔てた民家にムクゲが植えられていたので、そこで発生していたのだろう。市街地ではカラムシやムクゲでみつかる。名前のラミーは繊維を採るために導入された植物(カラムシの変種)のことだそうで、これについて幕末から明治にかけて侵入してきた外来種らしい。このあたりで見られるようになったのは比較的最近のことだ。マイフィールドで初めて見たのは2012年(【ラミーカミキリ@武蔵野】)で、それ以降毎年確認しているが、お気に入りの昆虫。
次のカミキリ↓も「はじめて」ではないが、お気に入りということで。

お気に入りということ…シラホシカミキリ



体長8~13mmほどのシックなデザインのカミキリ。上翅の茶色~こげ茶色のグラデーションが美しい。黒っぽい上翅の基部に赤み(茶系)が入るカミキリは色々いるが(トガリバアカネトラカミキリもその1つ)、きれいなグラデーションになっている種類は少ないのではないか? 葉にとまっているところは、ちょっとハチっぽくも見えるが、上翅のグラデーションが透けた翅を重ねてたたむハチに似せる効果があるような気がしないでもない。ハチのようによく飛ぶので見かけてもなかなかじっくり撮らせてもらえないことが多い。上の個体(右触角の先端がわずかに欠けていた)もこのあと飛翔し、何度か追いかけて撮っているうちに別の個体(触角の欠けがない細身の個体)と入れ替わっていた↓。


スリムなこちら↑がオスで、右触角先端が欠けていた方がメスだろうか?


ウバタマムシ



カミキリではないが……冒頭のトガリバアカネトラカミキリ・トゲバカミキリを見た同じ日にみつけたウバタマムシ。東京都と車道を1つ隔てたギリギリ埼玉県側の歩道に落ちていた。この画像では警戒して触角を隠しているが、両触角とも欠損はなかった。この界隈で出会う甲虫類の中では大物(ガロアケシカミキリの1円玉比較画像と比べると顕著)。ウバタマムシはちょくちょく見かけ、1月~12月まで、すべての月で成虫をみている──僕にしてみれば、ここで紹介した初めて見るカミキリよりも普通種という感覚。一口に《普通種》といっても、出会いの頻度は地域によってかなりかたよりがあるのだろう。ちなみに、このウバタマムシをみつけた日には今年初のヤマトタマムシも見かけ(OKショットを撮る前に飛び去られてしまった)、またアオマダラタマムシも確認している。

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コメント

No title
こんにちは!
カミキリムシにも色々な種類があるんですね。
他の方のブログで見せていただいたラミーカミキリ以外、
更新されたカミキリムシ~初めて見聞きしました!
更新されたカミキリムシは、普通種なんですか!
探せば何処かで出会うこともありますね!
楽しみに探してみますね。
('∇^d) ナイス☆!!
No title
> kaneo93さん

カミキリには種類が多く、日本だけでも800種類ほどあるそうです。
ラミーカミキリは比較的目立つので見つけやすいですが、小さくて地味な種類は注意して見ないと気づかないことが多いかもしれません。
今回紹介したカミキリは普通種だと思いますが、いても気がつかない人が多いので、あまり知られていないのかもしれませんね。
No title
普通種なのでしょうが、ラミーカミキリ以外は出会ったことがありません!
いや!見つけることができなかったのかもしれません!
いつもの場所での新しい虫との出会いは嬉しいですね!
私もいつも同じ所を歩いているので、新しい出会いができるように目を鍛えたいと思います。
No title
> ピンちゃんのママさん

《普通種》とは言っても、自分がみて歩く範囲ではなかなか目にすることがない種類も多いですね。目的の虫がいると判っている場所へ行ってみつける──というやり方もあるのでしょうが、僕は「身近な所で見つける」ことに面白味を感じています。
同じ所を歩いていて、以前は気づかなかった虫がみつかるということは、1つには「虫サーチ」の目(&脳?)が鍛えられてきたという部分もあるのだろうと思っています。
今まで見つけられなかった虫が見つけられるようになると嬉しいですね。
No title
流石!流石!
昆虫に詳しいはずです。
恐れ入りました。ヽ(´▽`)/
No title
> 水無瀬よりさん

昆虫には興味を感じる事が多くて、虫ネタが多くなっていますが、特に昆虫に詳しいというわけでもないんですよ。
とりあえず、自分が出会った範囲で気になったものは調べたりしますが、知らない虫も多いです……。
No title
カミキリって、大きさも幅があり、種類もデザインもいろいろで
見始めるとおもしろいですよね!
トガリバアカネトラカミキリなど、そのうち見られるだろうと思いつつ
なかなか見られないものがけっこういます。
「普通種」と呼ばれているのに会えないものって
カミキリに限らずありますよね。。。

トガリバアカネトラカミキリのギザギザは、ミラクル☆スターの口にそっくりですね!
何かに似ていると思ったらこれだったのかー!と思いましたが
ミラクル☆スターはそれほどじっくり見たことがなかったでした。。。
あ、今さらですが、「スター」は星谷さんの名字から取ってるのですか?
No title
> noriさん

カミキリは本当に種類が多いですね。普通種とはいっても個人的に未知なものはまだまだありそうです。
僕は定番コースで出会った虫を撮ってから調べる(撮った後に初めて名前を知る)ケースがほとんどなので、知らないカミキリも多く、noriさんのブログを拝見するたびに「へぇ! こんなのもいるのか」と感心しています。

今回初めてであったトガリバアカネトラカミキリですが「ギザギザ」がとても他人とは思えませんでした(笑)。
ちなみにミラクル☆スターですが……これは元々知人の楽屋落ち小説シリーズ「スーパー・スター」というのに対抗して描いた落書き小説でした。で、「スーパー」に対して「ミラクル」という安易なネーミング。当初、小説で対抗していたのですが、実写ビデオでダメを押したしだいです(笑)。
No title
ラミーカミキリ以外、どれも初めて見る種です。
トガリバアカネトラカミキリなんて、頭部を見なければカミキリに見えないですね...
しかし…オイラの廻る地区は擬木も少ないし、しょっちゅう農園や公園で殺虫剤を撒いているせいか、カミキリが見つけられないのです。
腰が痛くなければ…もっと屈み込んで探すのですがね...
No title
> カメレオンーアームスさん

ラミーカミキリは比較的最近入って来たのだと思いますが、他の初見カミキリはきっと以前からいたのにこれまで見つけられずにいたのでしょうね。
僕も虫見を始めるまで、身近にこんなに多くの種類の昆虫がいるとは知りませんでした。
極小カミキリは桑の枯れ枝(けっこう細め?)を見ていくと見つかる事があります。動くと見つけやすいですが撮りづらく、じっとしてると撮りやすいけど見つけにくいというジレンマがありますが……。
No title
鬼へーです。先に私のブログに遊びに来ていただき有り難うございました。いや~、素晴らしい昆虫たちの写真ですね。少年の頃、私は昆虫図鑑を見るのが何よりも好きでした。涙出てきそうになりましたよ!
No title
> 鬼へーさん

身近な所の未知なる存在!?──みたいな興味で虫を見たり撮ったりするようになりました。他の方が、どんな虫を見てどう感じているのかにも興味があって、関連記事を閲覧したりしています。
自分の興味のおもむくままに記しているブログですが、なにがしかを感じていただけたとしたら嬉しく思います。

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