FC2ブログ

だらだらマダラ…

おもしろそうな昆虫をみつけると撮っているのだが、ブログに投稿するきっかけがないまま埋もれてしまう昆虫画像も少なくない。「何かのくくりでまとめられないものか……」と思い、最近であった昆虫の中から、和名に「マダラ」が入ったものをいくつか拾ってみた。

アオマダラタマムシの輝き・ふたたび



アオマダラタマムシはちょっと前に記事(【アオマダラタマムシの輝き】)にしたばかりだが……本来の輝きが画像ではイマイチ再現できていないという不満もあって、見つけるとやはり撮ってしまう。ヤマトタマムシとはまたひと味違うしぶい金属光沢が美しい。この日は幹(アオハダととなりの木)で5匹見つけ、撮りやすいところにいた2匹を撮影。が、後で画像を見たら左触角が切れていた↓。




同じ個体が同じ木の幹で見え方がこれだけ違う↑。上を向いている時と下を向いたときでは光に対する体の角度が変わるため。

意外にキレイなキマダラセセリ



僕はふだんあまりチョウにはカメラを向けないのだが(なかなか撮らせてくれないという印象があるので最初から放棄しがち)、たまたま撮りやすそうなところにとまっていたので撮ってみた。セセリチョウの仲間は地味なイメージがあって、子供のころは、チョウなのか蛾なのかわからなかったが……こうして見るとなかなかキレイ。


タテハのように4本脚(中脚と後脚)だけでとまることがある──というのを初めて知った↑。




前翅と後翅を別の角度で開くのがおもしろい。三角翼とV字翼もしくは双尾翼(2枚の垂直尾翼)をもつ戦闘機っぽい感じがしないでもない。

幼虫もでてきたキマダラカメムシ



市街地の桜並木にて↑。5月の終わり(【アリを護衛に雇うカイガラムシ】のとき)にキマダラカメムシを見に行ったときは成虫を24匹ほど確認したが幼虫はみられなかった。それが先日は成虫とともに小さな幼虫たちの姿もあった。






ここで初めてキマダラカメムシを見たのは2011年。東京に進出していたことに驚いた(【キマダラカメムシ東京進出/他】)。このカメムシは南方系の外来種で、Wikipediaによれば東京で確認されたのは2010年とのこと。狭山丘陵でみたことはまだ無いが、市街地ではごく普通に見られるようになっている。

ハマダラミバエの仲間



ハマダラミバエの仲間は翅のもようが面白いので撮りたくなるのだが……なかなかしっかり撮らせてくれない……。ミツボシハマダラミバエの画像も残念なものに……↑。
いつもは逃げられ連敗続きの中、向こうから手にとまってきたものが!? クロホソスジハマダラミバエ↓が汗を舐めているところ↓。




こうした翅の模様に何か意味があるのだろうか? クロホソスジハマダラミバエの模様は、静止画像で見るとキアイを入れれば「横を向いたアリの頭と触角」に見えなくもない!? 翅を小刻みに動かすのはアリがせかせか動くのを真似ている!?──と思えなくもないが……これを「擬態」とみるのはちょっと強引かも?

ツヅミミノムシことマダラマルハヒロズコガ





サクラの幹でみつけたマダラマルハヒロズコガという蛾の幼虫↑。「マダラマルハヒロズコガの幼虫」では(呼ぶのに)いささか長くてわずらわしい。身を隠すケースをまとっている姿がミノムシに似ていることから「ツヅミミノムシ」の別名で呼ばれていたりもするようだ。「ツヅミ」は和楽器の「鼓(つづみ)」のこと──ケースの形が似ているということなのだろう。「ツヅミミノムシ」は覚えやすく呼びやすい名だが、僕はさらに縮めて「ツヅミン」という愛称で呼んでいる(「シャチホコガの幼虫」を「シャッチー」と呼ぶのと同じ)。
「ツヅミミノムシ」を初めて知ったのは今はなき某昆虫フォーラムだった。「この虫は何ですか?」というような質問とともに投稿された画像をみてビックリ! 《ヒョウタン型のボディにアライグマやワオキツネザルを思わせる輪もようのシッポが生えた虫!?》──に見え、「こんな虫がいるものだろうか!?」と半信半疑だった。が、ほどなく虫屋さんから「マダラマルハヒロズコガの幼虫」との解答があり、ヒョウタン型の部分は幼虫が作ったケースで、シッポに見えた輪もようが幼虫本体の上半身だとわかった。
おもしろい虫がいるものだと感心して探してみると、サクラの古木などでアリの巣が近くにあるようなところで見つかった。ヒョウタン型のケースは二枚貝のような造りで、幼虫はどちらの方からも頭を出す事ができる。観察しているとケースはアリから身を守るためのもののように思われ、アリと何らかの関係があるのだろうと感じた。幼虫が何を食べるのかについては諸説あったが、胃からアリのパーツが見つかったとかアリの繭殻を食べる等のネット情報もあるようなのでアリの巣から廃棄される死骸や抜け殻など?をエサにしているのかもしれない。
幼虫時代はユニークなのに、成虫になると地味な姿に……ということで昨年7月に撮った画像↓。



昆虫で「マダラ」のつくものは多く、他に最近見たものでは、セマダラコガネ・マダラアシゾウムシ・アカボシゴマダラ・キマダラカミキリなどが思い浮かぶが直近の画像はない。メジャーなゴマダラカミキリも、そろそろ目にしていい頃だが……今シーズンはまだ見ていない。
他にも、まだまだマダラはありそうだ……。

「斑(マダラ)」と書いて「フ」と読む

カミキリがないのも寂しいので……「マダラ(斑)」を「フ(斑)」と読む種類のものを……。




どちらも雑木林ではよく見かけるカミキリ。そのわりに積極的に取り上げられる機会が少ない気がしないでもないので、この機会に割り込ませてみた……。

とりあえず「マダラ(斑)くくり」でいくつかとりあげてみたけれど……まとまりがない感じになってしまった。
ということで、だらだらマダラ……。

スポンサーサイト



コメント

No title
こんばんは。
・・・ダラダラとこんな夜中まで起きてる私です・・・
いつもの事ですが!写真の精度の素晴らしさ、技術に感服致します!
・・・これまで観た事がある虫の種数が少ない私ですから、上出の中でも(キマダラカメムシ)と(マダラミバエの仲間)しか目にした事がありません・・・
キマダラカメムシを初めて目にした時、クサギカメムシの親分さんかな!?と想いました。
マダラミバエの翅の模様には、諸説ある様ですが・・・
あの独特の翅の動かし方には、訳があって!
黒い模様は、大きな眼の輪郭と瞳を表してるのでは?・・・との説も!・・・???
その説が正しいのかどうかは別にして、そう言った発想がとても愉快だな!と想います!!

・・・愉快な発想繋がりで!・・・
今回の「マダラくくり」の記事・・・面白く拝見させて頂きました!!!☆・・・
No title
> 今日も、こっそり自然観察!さん

いつもカメラ任せで気ままに撮っているので、比較的きれいに撮れている画像は、デジカメが高性能になったおかげ──これにつきます。
むか~し、フィルムカメラ時代に一眼レフで小動物を撮ろうとしてNGばかりを大量生産して、すっかり写真撮影には苦手意識を刷り込まれてしまいましたが、当時に今の性能のデジカメがあったら、もっと良いシーンをたくさん残しておけただろうに……と思わないでもありません。

ハマダラミバエの仲間の翅には色んな模様があるようですが、とまっているとき(歩いているとき)もけっこう動かしているのが面白いと思いました。
以前、何かの記事で、外国産ミバエで翅にアリ型の模様を持つものの画像を見ことがありましたが……ハマダラミバエの模様はその(擬態への?)途上にあるような感じに見えなくもないような!?
No title
マダラくくり面白く読ませて頂きました。
発想が素晴らしいと思います。
私もだらだらと何でも撮りますので投稿の期を逸した画像ばかりです。
文章を書くのは苦手なので画像でつなげて見たいです。
ハマダラミバエ綺麗に撮られていますね。
深度合成の出来るデジカメが欲しくなります。
No title
おはようございます。
昆虫も色々種類が多くてとても名前まで覚えきれません。
とても詳しい星谷仁さん尊敬してしまいます
ここに乗ってる昆虫で知ってるのは、キマダラセセリ位です。
又色々勉強させて頂きます。

だらだらマダラに('∇^d) ナイス☆!!
No title
> 市川さん

特におもしろい昆虫は1種類でもネタになるのですが、1種だけでは弱いものはいくつかまとめて、あるいは何かのつながりで紹介することになりがちです。
トリミングをしてリサイズしてキャプションも入れたのに……候補のまま使われていない画像がたまってきました……。
そんなわけで今回はとりあえず「マダラ」つながりでくくってみましたが……まだ、もれてしまったものず少なくありません……。
No title
> kaneo93さん

昆虫の名前を覚えるのは面倒ですね。やっと覚えても次のシーズンになると、「え~っと、この虫は何ていったっけなぁ……」ということのくり返しです。
ひそかに(?)自分で勝手につけた愛称で呼ぶこともあるのですが、自分でつけた愛称は比較的覚えていたりします(笑)。
No title
傷一つ無いキマダラセセリの描写、キマダラカメムシとその幼虫、ハマダラミバエ体部、ゴマフカミキリ&ナガゴマフ等のダークかつフラットな体幹部の細かな模様のシャープな描写と自然な色調、遡って見させて貰っていますが、その撮影技術とレタッチィング、虫と合わせ学ばせていただきますm(_ _)m
No title
マダラマルハヒロズコガ、変わった虫ですね
ツヅミン。可愛い名前で覚えやすいです♪

私、埼玉在住ですが、どれもこれも見たことがありません。
考えてみたら最近あまり草木をよく見ていないものな~と。

もう少し時間を作ってじっくり見たら変わった虫やいつもの虫の美しい姿やチャーミングな仕草を見れるのかな、と思いました。
No title
> skittoさん

僕は写真撮影には苦手意識があって、カメラや撮影技術には詳しくありません。
とりあえず、お手軽に撮れそうだということで購入したデジカメ(OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough)まかせで撮っているのですが、今のカメラはスゴイなぁと感心しています。
キマダラセセリは撮る気はあまりなかったのですが、たまたま撮れそうなところにいたのでカメラを向けると逃げなかったので撮れた……といった感じです。
逆にキアイをいれて、ねばって撮って、あとでみたら触角が欠けていてガッカリ……みたいなこともよくあります。
昆虫相手の撮影は難しいですね。
No title
> メレンゲさん

マダラマルハヒロズコガ幼虫は、初めて知った時は「おもしろい虫」という印象が強かったです。僕は昆虫飼育をほとんどしたことがないのですが、部屋にスペースがあれば、マダラマルハヒロズコガの幼虫は飼育していろいろ観察してみたい……なんて思うくらい気になる虫でした。
ツヅミンは、こういう虫がいると知らなければ視界に入っても気づかないかもしれませんね。アリがすんで細かい木屑があるようなサクラの古木の幹などでみかけるので、機会があったら探してみてください。

管理者のみに表示

トラックバック