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アオマダラタマムシの輝き

しぶい金属光沢~アオマダラタマムシの輝き~



アオマダラタマムシは超美麗種ヤマトタマムシと渋いウバタマムシの特徴を併せ持っている。ヤマトタマムシ(30~41mm)やウバタマムシ(24~40mm)に比べるとやや小ぶり(17~29mm)で、ヤマトタマムシほどの輝きはないものの、光の加減や見る角度で色合いが変化するしぶい光沢が美しい。凹凸のある模様はウバタマムシに似ていて、木材の木目を活かした焼杉・浮造り(うづくり)を思わせる伝統工芸品のようなシブい造りになっている。
ということで、参考に昨夏同じ日に撮ったヤマトタマムシとウバタマムシ↓


ヤマトタマムシの《メタリックな輝き》とウバタマムシの《立体的な模様》の両方の特徴を持つ美しいアオマダラタマムシ──今回見つけた個体はアオハダの幹にとまっていた。この木ではこれまでもしばしばアオマダラタマムシがみられ、夏には十匹ほど集まっていることもあった。今年は5月終わりにも3匹いるのを確認している。


幹上を動きまわる姿を追いかけながら撮ったのだが、後に画像を確認すると、幹には脱出孔らしきものが写っていた。まだ木屑が残る新しいものは、もしかするとこのアオマダラタマムシのものなのかもしれない(?)。


幹上を動きまわるのだが、同じ個体なのにその姿勢が変わると光りぐあいが変化する。撮る角度によっても色合いがだいぶ変わる。


少し薄暗い雑木林で見ると、上翅の四つ星模様が浮き上がって見える。メタリックな緑色がベースなのだが、これが光の加減で黒っぽく見えたり緑に見えたり金色に見えたり、赤紫に見えたりする。
同じ個体を同じ幹の上で撮っても見え方がずいぶんと違う。








以上のアオマダラタマムシ画像は、みな同じ木の幹で撮った同個体。色合いは個体や見る場所(周囲の明るさなど)によっても変わるということで、昨春に擬木上にいた別個体の画像を↓。


ヤマトタマムシとはまた違ったしぶい光沢をもつアオマダラタマムシ。前胸や上翅の凸凹したもようはウバタマムシを思わせる。そのウバタマムシのもようで連想するのが……、


これ↑は擬木だが、こんな凸凹の木目模様をみるとウバタマムシを連想してしまう。色こそ違うがアオマダラタマムシの模様も同様の凸凹構造でしぶみがある。


アオクチブトカメムシの輝き



ということで、メタリックグリーンの輝きつながりで──アオクチブトカメムシ。今シーズン初の成虫がこれ。5月下旬には終齢幼虫を何度か目にしていたが羽化の時期になったのだろう。この成虫は前胸に張り出したトゲ状の突起もカッコイイし色合いも美しい。初めて見た時はこんなみごとなカメムシがいるのかと驚いた。このスタイルで捕食性だと知ってまたビックリ(サシガメっぽくなかったので)。同じように光り輝く緑色のカメムシにツノアオカメムシというのがいて、しばしば間違われるようだ(ツノアオカメムシは植物の汁を吸う)。ツノアオカメムシもとてもきれいなカメムシだが、(このあたりでは)アオクチブトカメムシに比べると目にする機会は少ない。
ちなみに終齢と思われるアオクチブトカメムシ幼虫はこんな姿↓。


若齢幼虫は赤っぽくて別の種類に見える。以前の記事にその画像も→【魔人顔のカメムシ

アオマダラタマムシもアオクチブトカメムシも、例によって光沢昆虫はその輝きを画像に納めるのが難しい……。美しいからカメラを向けるのだが、画像になるとキラキラ感がだいぶ目減りしてしまうのが残念……。

*【アオマダラタマムシ】※以前の記事
輝くアオマダラタマムシと銀の蛾※アオマダラタマムシ美麗個体

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コメント

No title
こんばんは。
・・・眩さの中に、渋味を隠し持つアオマダラタマムシの!
擬木木目模様感漂う体の表面のゴツゴツ観!がイイですね~!!!☆・・・
角度によって色彩の変化もあり・・・
天然のアオマダラタマムシを目にした事もない私は、アクセサリーでもいいから手に入れたい!と想いつつ眺めてしまってます。
アオクチブトカメムシもいいですね~・・・
手に入れたい!こういったアクセサリー・・・
(きっと、女性のハートも鷲掴みですね!?・・・???)☆
No title
> 今日も、こっそり自然観察!さん

アオマダラタマムシの浮き上がった木目チックな表面のゴツゴツ感も味わいがありますよね。
光沢感は画像では今ひとつ伝わりにくいんですが……キレイです。
アオクチブトカメムシの輝きはアオマダラタマムシとはまたちょっと違った感じなのですが、やはりキラキラしていて美しい──日本にも金属光沢をもつ美麗種はいるもんだなぁ……と感心します。
No title
アオマダラタマムシは見た事がないです。
こちらにもいることを信じて偵察してみます。^^
No title
> まあささん

こちらでは7月頃、アオハダの幹で複数みられることがあるので、これからその頃にかけてアオハダに注目するといいかも?
サクラ・ツゲ・ケヤキの衰弱木や新しい枯れ木にも集まるというハナシもあるようです。
No title
こんにちは。
綺麗なタマムシですね。北海道では小型のクロホシタマムシ、キンヘリタマムシなど美しい種がいますが、これほどの美形種は会えません。
ナイス!
No title
> バタフライさん

キンヘリタマムシやクロホシタマムシは実際に見たことは無いのですが(図鑑やネットで見たのみ)、とてもキレイですね。
光沢昆虫には不思議な魅力を感じてしまいます。画像ではその輝きをなかなかうまく再現できませんが……《実物ならではの輝き》というのも不思議な魅力のうちなのかもしれませんね。

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