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アカシジミ・ウラナミアカシジミ・テングチョウ(絶滅種!?)がいっぱい

クリの花は大にぎわい

季節のうつろいは早い。みかける昆虫たちの顔ぶれがめまぐるしく変わっていく。アカシジミ(成虫)を見かけるようになったな……と思ったらウラナミアカシジミがあらわれ、あったという間に見かける頻度が逆転した。テングチョウも新成虫と思われるものが急増している。また、ミズイロオナガシジミも出ていた。まだ5月だが、今年は昆虫の発生の時期が少し早いのかもしれない。
早めに咲いていたクリの木があったので、のぞいてみると訪花性昆虫で賑わっていた。特にアカシジミ・ウラナミアカシジミ・テングチョウが多かった。












このクリの木は見やすい所に張り出した枝があり、この2~3メートルの範囲にある花にアカシジミとウラナミアカシジミを9匹確認。また同じくらいの数のテングチョウの姿もあった。他の枝にもたくさん来ており、このクリの木は大繁盛していた。別の場所で確認したミズイロオナガシジミの画像も上げておく。


テングチョウは東京で絶滅したのか!?

テングチョウに関しては、こうした花以外のところでも複数の個体を目にするようになった。水たまりのそばを通りかかったら数十匹のテングチョウがいっせいに舞い上がり、驚いたりもした。そのようすも撮ろうと思ったが……数十匹を1ショットでおさえようと画面を広くとると……1匹1匹が小さくなってわかりにくくなってしまう。飛んでる個体は不明瞭になるし、降りて翅をたたんでしまうと地面に溶け込んでさらにわかりにくくなってしまうので撮影はあきらめた。
今回撮影したクリの木も、数十匹のテングチョウの群れを見た場所も埼玉県側だが、東京都にほど近い。東京都側でもアカシジミ・ウラナミアカシジミ・そしてことにテングチョウは多く見かけている。
ところがWikipediaの【テングチョウ】の項目をみると《東京都で絶滅》と記されており、これにはビックリした。それでは僕が目にしたテングチョウっぽいものはいったい!? あれはテングチョウの亡霊だったのだろうか?
Wikipediaは比較的信頼できる情報源だと思って引用しがちだが、たまにビックリするようなことが記されていることがある。

僕はふだんあまりチョウは撮らないのだが(すぐ飛ぶので撮れる気がせず最初からあきらめがち)、今回はクリの花にわんさかいたので撮ってみたしだい。
もちろんチョウの他にも訪花性昆虫はたくさんいた。ハナムグリやカメムシの他、カミキリではツマグロハナカミキリ・ホタルカミキリ・シラケトラカミキリ・キマダラカミキリ(キマダラミヤマカミキリ)などがいた。


クリの花に来ていたキマダラカミキリ(キマダラミヤマカミキリ)──同じ個体を追って撮ったのだが、例によって(*)光の加減で上翅の模様が変化して見える。右画像では特に左右で模様が違っているようにさえ見える。
*【キマダラカミキリの左右非対称に見えがちな模様?

というわけで、季節の移ろいは早く、ネタ候補用に撮っておいた昆虫画像がどんどん古くなって保留のまま賞味期限切れになりがちだ……。
というわけで、ついでに、このままだと時効になりそうなものの中から……強引にゾウムシ・ネタをちょこっと付録で……。
なんでゾウムシかといえば……テングチョウ→天狗→鼻が長い→象→ゾウムシってことで。

コフキゾウムシもなかなかキレイ

ゾウムシというとイメージするのは「口吻がゾウの鼻のように長い」ちょっと地味めの甲虫ではないだろうか? たとえばこんな感じ?↓


中にはちょっと色合いがキレイなものもいる↓


ゾウの鼻よりも細長い口吻をもつゾウムシも↓


逆に「このどこが《ゾウ》なんだ?」というような口吻が短いものも↓。


という強引な流れで引っ張り出した【コフキゾウムシ】──クズの葉についているのをよく見かける、小さくてめずらしくもない種類だ。


この虫は意外にキレイだなぁ……というのは以前から感じていた。とくに緑がかった個体が美しい。これもカツオゾウムシのように地肌(?)は黒いのだが、淡緑色の鱗毛におおわれている(はげると黒くなる)らしい。
ということで、スーパーマクロで撮ってみた。




改めて美しさを実感できた。

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コメント

No title
今年は野暮用でウラナミアカシジミに会えません。
テングチョウは多過ぎる感じで飛んでいます。
毎年変化があって自然界は面白いですね。^^
ゾウムシも綺麗に撮られているので又拝見します。
No title
> まあささん

ウラナミアカシジミ、今年は少し発生が早いのかもしれません。アカシジミはピークを過ぎてきたかも?
昔は、虫は毎年同じように発生するもんだと思っていましたが、発生時期や個体数は意外にバラツキがある感じですね。
ゾウムシは撮ってはいたものの賞味期限切れに向かっていたので、強引に載せてみました。みなん撮る時にじっとしてくれるとありがたいのですが(笑)。
No title
こんばんは。
・・・うわうわ・・・
最後のお写真に驚愕!・・・☆

「テングチョウの亡霊」の一言に・・・バカウケ!(笑)(笑)

オトシブミ・チョッキリ・ゾウムシの仲間の姿には、人の心を掴む魅力がありますね!
クリの花が虫達にこれほど人気があるなんて・・・
(クリの実も育ててみたくなりました!)

秋に成りますと、散策の道で拾う実を持ち帰り、鉢に埋め発芽を心待ちにします(植物を育て、そこにやって来るであろう虫の観察をしてみたいからです)
・・・今狙ってるのは、ヤブガラシ、サルトリイバラ、ノブドウ、クズ・・・などです。
クズは、蔓延って大変な事に成るそうですが!
そこに飛来するであろう虫の事を想像すると、(しでかしてやろう!)と言う気持ちに成ります・・・
No title
> 今日も、こっそり自然観察!さん

(東京都では)絶滅したはずのテングチョウを力いっぱい目にしている僕も、じつは既に絶滅しているのではあるまいか? 僕がいるのは、すでに絶滅した者たちがすむ「あの世」なのか?──なんて思ってしまいたくなるほど、テングチョウは見ます(笑)。

オトシブミ・チョッキリ・ゾウムシ方面の造型はちょっと独特の味わいがありますね。
クズは時々緑地管理で大量に刈られて撤去されているのを見ます……「ああ、もったいない」と心の中で思っているのは僕だけではないかもしれませんね(笑)。

僕も家の庭が広かったら「食草」として植物を育ててみたいです。植物を見て全然虫がいないと「閑散としてる」感を覚えてしまい、つい心の中で「虫がこない植物なんて……クリープを入れないコーヒーのようなものだ」とつぶやいてしまいます(笑)。
No title
こんばんは。
コフキゾウムシ、とても綺麗な昆虫ですね! ゾウムシにも色々な種があるのですね、ファンになりました。

栗の木はうちの田舎でもよく見ましたが、独特の匂いが子どもの頃は苦手でした。昆虫の宝庫と聞くと、今は金の成る木ぐらいの響きです(^ ^)。
No title
> bear_theme3さん

コフキゾウムシはクズの葉でよくみかける小さな虫ですが(葉のフチに食痕がある葉を探すと見つかります)、よく見るとけっこうキレイなんですよね。

僕も最近までクリの花に虫が来るものだとは知りませんでした。なんとなく花が立派なものに虫が来るようなイメージを抱いていたので……こんな「花っぽくない」ところに虫が集まるとは想像していませんでした。
でも、じっさいはけっこういろんな虫が集まるものですね。木の立地条件なども集客(集虫)に影響してそうな気もしますが、集まるところには集まるものだなと今回は感心しました。
No title
TG2の威力は凄いですね、一眼マクロではとてもこうはいきません。テングは東京都で絶滅??ですね、昔はそんな時期があったのでしょうか? 春に裏高尾で大量発生していましたが・・・
No title
> nika4さん

TG2まかせで撮っているのですが、今のカメラはスゴイなぁとビックリしています(後継機種TG3には深度合成の機能もあるそうで)。コフキゾウムシは以前使っていたLUMIX FZ2+クローズアップレンズで撮ったときは不鮮明な画像しか撮れませんでした。

テングチョウの《東京都で絶滅》情報にはビックリです。おそらく何かの間違いがWikipediaに記載されてしまったのではないかと思うのですが……東京の現状を知らない人は信じてしまうかも……。
No title
もう栗の花が咲いているのですね。こちら(香川県)では、ようやく栗が咲き始めたところです。
栗の花には多種多数の虫がやってくるので、小生も毎年の栗の開花を楽しみしています。
ナイスです。
No title
> ガラパゴスさん

栗の花は見た目が地味なので、これまであまり注目していなかったのですが……今回なにげなくのぞいてみたら大盛況だったのでビックリ! けっこう(集まる木には?)集まるものだなぁと感心しました。
ちょうど見やすい(撮りやすい)位置に花が咲く木は重宝しますね(笑)。
No title
こちらの方の栗の木には未だに何にも飛んできません。
イヤ…クマバチは飛んできてますが、、、、、
今年も『ツマキチョウ』には一度も出会えず、他のゼフにも、まったく遭遇無しです。前途多難でございます。
No title
> カメレオンアームスさん

栗の花の集客状況は、立地条件や時間帯でかなり差があるのかも知れませんね。
同じ種類の花なのに、虫が集中するところと意外に閑散としているところがあるなぁ……というのは時々感じています。
虫たちに人気の物件を見つけると出会いも容易になると思うのですが……それがなかなか難しいのかもしれませんね。
ツマキチョウは見かけることは少なくないのですが、撮れた記憶がありません……チョウは撮る前からあきらめて放棄することが多いです……。

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