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TokyoTora・ヨコヤマトラ・MF春の3カミキリ

ヨツボシチビヒラタカミキリ・トウキョウトラカミキリ・ヨコヤマトラカミキリ──この3種を僕は勝手に《マイフィールド・春の3カミキリ》としている。僕の虫見コースでは毎春みられる種類だが、どこでも普通に見られるわけではないらしい。そういった意味ではこの3種には地域色があると考えてもいいのではあるまいか……とそんな思い(まったくの個人的感覚)で、僕の虫見エリアにおける《春の3カミキリ》に選出(?)してみたしだい。
今年も早春のヨツボシチビヒラタカミキリに始まり、《春の3カミキリ》を確認できたので、その記録。

紋章《T》は頭文字!? Tokyo Tora カミキリ



和名に「東京」がつく【トウキョウトラカミキリ】──なぜなのかその由来については知らないが、名前の割に東京では少ないという話も聞く。
これまで何度かネタにしているが……このカミキリの背中の通称(?)「錨(いかり)型」の模様が、僕には「Tokyo Tora」の頭文字である「T」(明朝系)に見えてしかたがない。
また「東京のトラさん」の愛称で呼びたくなるが、「東京の寅さん」といえば「フーテンの寅」。上翅端の「二つの点」を「二(ふー)テン」と読めば、「ふーテンのトラカミキリ」→「フーテンのトラ」と呼べなくもない。
こうした符合にくわえ、さらに、逆さに見ると上翅の模様が人面に見えるという「空目ネタ」も兼ねているのが、人面虫好きな僕としては大いに好ましい。
そんなネタが豊富な(?)トウキョウトラカミキリ──そろそろ出て来て良いのではないかと思っていたが、今年も確認することができた。
今シーズン初のトウキョウトラカミキリを見つけたのは、東京都ではなく、ぎりぎり埼玉県側だった↓(上の画像とは別個体)。


この個体は小さめで、全体的に暗い印象。肝心の(?)《T》マークがクッキリ出ていなかった。


小型の個体では《T》マークが両サイドの模様とつながっていることが多いように思う。上翅の模様を形成する白っぽい微毛(後述)が、小さい個体では少ない傾向があって、全体的に暗いトーンになったり模様がクッキリ見えなかったりするのではないか。以前、《T》マークが完全に消失した個体を見たことがあったが(※【東京のトウキョウトラカミキリ】参照)、あれも微毛が消失した結果だったような気がする。
トレードマークの《T》が不明瞭だったのも、ちょっと残念だが、「東京」の名前がついているのに「埼玉産」というのも、なんだかちょっとバッタもん臭くてスッキリしない。
ということで、由緒正しい(?)トウキョウトラカミキリを求めて2匹目↓。


「おっ、これは期待できる!」──とカメラを近づけると、あわただしく動きだし、地面に落下↓。


そのまま撮るが……これは《T》マークがサイドの模様と分離してクッキリ出ていた。
そして、さらに3匹目↓。


ちなみに、冒頭の画像はこの個体。


撮影している時には気づかなかったが、ダニがいくつもついていた……。
ここで、背中の紋章を再確認──キアイを入れれば《T》に見える!


その上翅を拡大すると、微毛が模様を作っているのがわかる。


大きめの個体ではこの微毛が多く模様が明瞭だが、小さめの個体ではこの微毛が少なくなりがちで、模様が不明瞭になるのではないかと思う。


ヨコヤマトラカミキリ

2匹目のトウキョウトラカミキリを見た日、今シーズン初のヨコヤマトラカミキリも確認できた。


ガードレールのポストにとまっている虫影を見て、最近よく飛んでいるケバエだろうと思ったら……なんとヨコヤマトラカミキリだった。想定していたエリアの外だったので、ちょっとビックリ。あわててとりだしたカメラを近づけると、警戒したのか動きだし……飛び去ってしまった。追いかけながら撮った何枚かの画像をチェックするが……まともに撮れていなかった。
ということで、2匹目↓。


今度は逃げられないように慎重に近づく──、




おとなしく撮られていたので、例によって1円硬貨との比較画像を撮ろうと、そーっと1円玉を近づけたところ……突然スイッチが入って動きだし、例によって飛び去っていったのであった……。
左後脚のふ節が欠けており、完品ではなかったが……とりあえず「出現」の記録ということで。
※追記:その後のヨコヤマトラカミキリ→【ヨコヤマトラカミキリ@ミズキ
余談だが、この日、今シーズン初のハルゼミの鳴き声も確認(鳴いていたのは埼玉県側)。

ヨツボシチビヒラタカミキリ

早春のカミキリで、もう何度も取り上げているが、《春の3カミキリ》ということで、最近の画像をサラッと。




ヨツボシチビヒラタカミキリも小さめの個体では模様が不鮮明なものが多い気がする。上翅の白い部分を拡大すると白い微毛が生えているのが判るが、やはり小さめの個体ではこの微毛が薄くなるために模様が不明瞭化するのではないかと思う。
擬木の上にいた、別の個体↓。白い紋には微毛が密生している。


ついでにヒシカミキリも出てきた

極小カミキリつながりで、最近みたカミキリの中からヒシカミキリ↓。


後翅は退化しているそうで、飛ぶのを見たことはないが……そのぶん(?)とにかくよく動く。


ヨツボシチビヒラタカミキリ(3.5~6mm)も小さいが、ヒシカミキリ(3~5.1mm)も小さなカミキリ。


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コメント

No title
・・・
・・・(春の3カミキリ)とは、素晴らしいですね!!!
・・・Tokyo ToraカミキリのTマーク!!!(笑)☆・・・
このTマークのロゴ入りTシャツがあれば!
紺、エンジ、白の三色三枚!セットで購入必至です!
(ぎりぎり埼玉県側に(爆笑)夜中に口を押えて腹筋)

ダニがたくさんにお驚かされました!
(甲虫には、ダニが付き易いのでしょうか?)

最近、ケバエが多数で飛翔してる場面も見掛けます・・・
(私の視るものは、どう見てもカミキリではなく、ケバエの様です!)
我近所には、擬木が少ないので、イヌビワの葉辺りを狙って探してみようと想ってます・・・
No title
> 今日も、こっそり自然観察!さん

「東京」の名がついているのに「ぎりぎり埼玉県産」ぢゃあ、なんだか純正品ぢゃないみたいなイメージが(笑)。
埼玉県産だと、「S」模様があって「サ行」の虫がいたら良いのですけどね(笑)。

トウキョウトラカミキリについていたのと同じようなダニは、去年ムツバセイボウを撮ったときにもついていました。
梅雨の頃になると、もっとたくさんのダニにおおわれているカミキリやゾウムシを見かけることがあります。甲虫類は硬くてダニなど寄せ付けなそうな感じがしますが、実際はけっこう寄生されていることともあるみたいです。

身近な所でネタになる虫が見つかると楽しいですね。
No title
トウキョウトラカミキリ面白いですね。
読ませていただくと出会いたくなります。
粗朶でヨツボシチビヒラタカミキリを見付けるのは大変かと思います。
No title
> 市川さん

トウキョウトラカミキリは面白いので見つけるとカメラを向けてしまいます。
2匹目のヨコヤマトラカミキリは、市川さんとお会いした後ほどなくして見つかりました。お知らせようとかと思ったのですが、既に市川さんの姿は見えず……。
ヨツボシチビヒラタカミキリはこのところよく見かけます。昨日も擬木で3匹ほど見ましたが、撮影されたのでしょうか。
4月に入って天候不順が続いて虫が若干出遅れた感じもありますが、ようやく色々出てきた感じですね。
No title
ヨツボシチビヒラタカミキリは撮ることが出来ました。
お会いした後ハムシを探しに脇道に入っていました。
ハムシとゾウムシの同定に悩んでいます。
トウキョウトラを探しに又出掛けて見ます。
No title
確かにT文字に見えます。しかしガードレールのポストの上にいるのは以外です。ナイスです!
No title
> 市川さん

ヨツボシチビヒラタカミキリは撮っていたのですね。あのあたりで今はよく見かけるカミキリなのですが、発生は局所的というようなハナシもあるようですね。僕は他の地域の事情は知らないので、よく判りませんが……。
ハムシやゾウムシは似たのが多いので、難しそうですね。
No title
> nika4さん

トウキョウトラカミキリの模様──「T」に見えますでしょう。1度そう見えると次から自動的に「T」と認識されます(笑)。
ガードレールのポストの上にいる虫は意外に多いようです。ポストを登ってきたり、水平部分に止まった虫が、移動して一番高い位置で安定する──といった感じでしょうか。
No title
今日 昼から行ってきました。
ヨコヤマトラ いいっすね~ が ヒシ ヒナルリ トウキョウトラしか見っけられませんでした。
裏山師!。
No title
> 辺蟲憐さん

今日は昆虫日和な陽気でしたね。僕は出かけませんでしたが……トウキョウトラカミキリを見つけられましたか。やはり今の時期、あの界隈では抑えておきたいカミキリ──という気がします。
ミズキが咲き出すとけっこうカミキリもこの花に集まってくる感じです。ヨコヤマトラカミキリもこれからみるチャンスがあるのではないかと期待しています。

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