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振袖フユシャク?~可変翼蛾

ヒロバフユエダシャク♂&♀のツーショット



3月に入って寒暖の差が激しい日々が続いているが……雪がパラついた寒い日に雑木林の擬木にいたヒロバフユエダシャクのオスとメス。ちょっと気づきにくいところに止まっていた。


最初にオスが目にとまり、その後すぐ近くにメスがいることに気がついた。前回ヒロバフユエダシャク♀をみつけたとき(*)は、桜の幹に止まっていた♀は白っぽかったのですぐにわかったが、今回の♀は黒っぽかったので背景に溶け込み、♂がいなければ見逃していたかもしれない。




フユシャクは♂と♀では全く違う容姿をしている。♀は翅が退化してるためだが、この退化した翅も種類によってかなり形が違う。ヒロバフユエダシャク♀の翅はビシッと展翅されたように広がっていて、僕は時代劇の裃(かみしも)を連想してしまう。

振袖フユシャク!?

さて、3月といえば卒業式のシーズン。大学の卒業式で振袖を着る人もいるだろう。そんな「卒」業式と「振袖(ふりそで)」を彷彿とさせるフユシャク♀の姿が……。




例によってサクラの幹に「卒」字型のシルエットが見え、ヒロバフユエダシャク♀の姿を確認。産卵後の個体のようで、腹が縮んで小さくなっていたため対比で翅が大きく見える。フユシャク♀にしては長くて大きな後翅が、たもとの大きな「振袖(ふりそで)」を連想させた。これまでヒロバフユエダシャク♀のイメージは「裃(かみしも)」だったが、この個体を見て「振袖」のイメージが加わった。

活動モードのフユシャク♀

今年はフユシャクの姿(種類を問わず総数)が2月下旬から減ってきている(去年は3月上旬にピークがあった)。それでも常連の姿は3月に入ってからも確認できている。


フユシャク♀は産前・産後で印象が変わるが、停止モードと活動モードでもずいぶん違って見える。同日みかけた別の個体↓。






フユシャク亜科のフユシャク♀も同じように活動モードではやけに脚が長く見える↓。


可変翼機のようなオカモトトゲエダシャクの♂&♀

冬の蛾・フユシャクが見られる一方、早春の蛾・オカモトトゲエダシャクの姿もまた見られた。こんどは同じ擬木に♂と♀が並んでとまっていた。








オカモトトゲエダシャクは、♂は灯火に集まるのに♀は来ないらしい。フユシャクと違って♀にも立派な翅はあるのだが、オカモトトゲエダシャク♀も飛ぶことができないor苦手なのではないか?……という気がしている。
去年みつけた♀は擬木の上にとどまり(飛べないため?)何日か卵を産み続けていたようなので、今年もここで(捕食されたり持ち去られたりしなければ)産卵するのではないか……と予想している。


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コメント

No title
オカモトトゲエダシャクが二匹一緒に見られるなんていいですね。
産卵するのも見られるといいですよね。
私は未だ見られないので、今年は見られるといいのですが。。。

「卒」の字、おもしろいですね!
ほんとうによく見つけるなあと感心してしまいます。

フユシャク♀って動く姿は全然印象が違うんですね~。
No title
> noriさん

例によってギボッチ(擬木ウォッチ)していたら支柱のかげから畳んだ翅の先端がチラッと見えたので、「オカモトトゲエダシャク、めっけ!」と覗いてみると2匹いたのでビックリ!
去年見た♀は何日か同じ支柱にいて産卵していたので、今年も何日か同じ所でみられるかも……と思いました。
ただ、雨が降っちゃったから同じ所にいるかどうか……。

ヒロバフユエダシャク♀はちょっと離れたところから見ると「卒」の極太文字がつぶれたように見えるんですよね……幹と色違いだとけっこう目立つ感じです。「卒」のパターンを覚えておくと発見率が高まるかも?

フユシャク♀はじっとしている時と歩いている時って別の虫に見えてしまいます。

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