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シロフフユエダシャクとクロテンフユシャク

このところ見られるフユシャクは相変わらずな顔ぶれだが……最近の主役となっているシロフフユエダシャクとクロテンフユシャクのペアなど。

シロフフユエダシャク・ペアなど





フユシャクはオスと(翅が退化した)メスが同種とは思えないほど異なる容姿をしているが、交尾をしていると、これでも同じ種類なのだと納得できる。


この画像↑では♀の退化した翅がわかりにくいので、別の個体↓。


このところよく見かけるシロフフユエダシャク♀だが、鱗粉の状態や産卵前後でずいぶん印象が異なる。1月30日に降った雪がまだ残る中、擬木の上にいた産卵後のシロフフユエダシャク♀↓。




クロテンフユシャク・ペアなど





今シーズンはよく目にするクロテンフユシャクのペア。こうしたシーンでは♂の特徴から♀もクロテンフユシャクだと判断できるが、フユシャク亜科のフユシャク♀は単独でいると同定しにくい。ということで別の場所にいたフユシャク♀↓。


外見は似ていても種類によって卵塊の形が違うものもあるので、産卵しているところを見れば種類候補が絞れることもあるのだが……。




このフユシャク♀はわずかに腹を動かしていたものの産卵状態に変化はなく、弱っているようだった(右側の脚も1本欠けている)。
別の場所でみつけた正常に産みつけられた卵塊の1例↓。




フユシャク亜科のフユシャクが腹端の化粧ブラシのような毛を塗り付けながらかためて産卵するようすは過去に何度か見ている。ちなみにシロフフユエダシャク♀は毛のコーティングはせず、くぼみ等に分散して産みつけていた。


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コメント

No title
最近シロフフユエダシャクの交尾が目に付きますね。
今季クロテンフユシャクの交尾は出会えて居ません。
ヒロバフユエダシャクの交尾を撮りたいものです。
No title
産卵中のフユシャクの写真で、腹端の毛が産卵時に卵にくっついて徐々に抜けていくように見えますが、実際にはどうなんでしょうか?
(私は今まで、産卵がすべて済んでから毛をくっつけるのかなーと思っていましたが、どうやら違っていたようですね)
No title
> 市川さん

先日は2組のクロテンフユシャク・ペアを見ました(今回のペアとは別)。シロフフユエダシャク♀は翅の形がわかりにくいものが多いですが、ヒロバフユエダシャク♀は前翅と後翅がキレイに分かれて見えるので良いモデルになってくれそうです。
No title
> shinoさん

僕も当初、毛でおおわれたフクシャクの卵塊は産卵後に毛を塗り付けるのだろうと想像していたのですが、産卵している所を見て卵と同時に毛を貼り付けているのだとわかりました。

卵が見えなくなるまで毛の上塗りをくり返す種類や、上塗りをしない種類がいるようです↓

・フユシャクの産卵とその後
http://blogs.yahoo.co.jp/ho4ta214/33985204.html

・フユシャクの産卵:列状卵塊ほか
http://blogs.yahoo.co.jp/ho4ta214/34260664.html
No title
フユシャク亜科の♀よりもシロフ1種の変異幅の方が遥かに広いですよね~。
ビギナーの私は頭を抱えてしまいます。w
No title
> 辺蟲憐さん

フユシャク♀を見るようになって、シロフフユエダシャクが出現するようになってから「コレ(♀)とアレ(♀)は同じ種類なのかなぁ?」と悩むことが多かったです。個体によって色や模様の出具合・プロポーションに違いがあるし翅の形(開き方)もいい加減で……。今は「シロフフユエダシャク♀」だろうと判断していたりするのですが、その中に誤認があってもおかしくない程度のあやふやさだったりもします。
正確な同定は蛾屋さんでないと難しいのかもしれませんね。
No title
こんばんは。
・・・これまで一度もフユシャクのペアを観る事が出来てない私です(散策不足を痛感してるところです)
交尾による種の同定は、より確かなものでしょうね!・・・

(産卵中の卵を腹端の毛でコーティング)には、驚かされました!!!☆
素晴しい発見ですね!!!・・・
フユシャク♀の生態(種により異なるのでしょうけど)の謎の一端が解明されて行く様で、高揚感を持ってじっくり拝見させて頂きました!・・・
長い歴史を持つ虫の生存の秘密の一面が覗けたようで、ドキドキしてきます・・・☆
No title
> 今日も、こっそり自然観察!さん

僕は基本的には歩いて行ける範囲でしか虫見散歩していないので(身近なところにこんなのがいた感を見いだすのが楽しい)、他のフィールド事情はわからないのですが、このところお会いする市川さんのお話を聞くと、このあたりは比較的フユシャクが見られやすいみたいです。
フユシャクは(も?)けっこう似ているのが多いので種類を特定するのは僕には難しいのですが、とりあえずペアでいると判りやすいですね。

フユシャク亜科の♀のコーティングは、卵が見えなくなるまで何度も上塗りをくりかえす種類もいて、そんな種類ほどビフォア・アフターで変身が激しいようです。腹が縮んで腹端の化粧ブラシを使い果たした姿はクモっぽくなってしまって……。
ひとくちにフユシャクといっても色んなのがいて興味深いです。
No title
多摩の公園で、鉄パイプの柵にクロテンフユシャクのペアと一度に三組出会いました(笑)
ですが、他はマッタク出会い無しです。
散策方向を変えてみようかと思いますが、何しろ勤務形態と…腰が痛いのがネックです。
No title
> カメレオンーアームスさん

1度に3組は「大当たり」感ありますね!
フユシャクは(も?)密度やタイミングで、出会いの格差はかなりあるみたいですね。
こちらではシロフフユエダシャクが♂も♀も目につきます。そろそろ出てきて欲しい種類もいるのですが……なかなか希望どおりにいきません。

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