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新年初カミキリ他

新年の初カミキリはヘリグロチビコブカミキリ



新年(2015年)初カミキリはヘリグロチビコブカミキリだった。僕は冬(12月~3月)にしか見たことがないので今年は予想どおり(ちなみに昨年は意外にも1/17のキボシカミキリだった→【1月にキボシカミキリ】)。
今回みつけたのは鉄柵の裏側──陽の当たる側だったのだが、白い塗装がはげてさびかけた、ちょっと気がつきにくいところにとまっていた。


白い塗装の上では目立つため茶色いサビ部分を選んでいたのか、足場的に塗装面よりグリップの良いザラザラした面を選んでとまっていたのか……あるいは「たまたま」なのか定かではないが、こうした見つけにくいところにもいる(ことがある)ということだ。
このままでは撮りにくいので、枯葉に移動ねがって撮影。




上翅の中央部が白っぽいく映るので肉眼では一見、翅を重ねてとまっている極小蜂っぽくも見える。この白い部分は拡大すると細かい毛が寝ているようにも見えるが……これが乱反射して白っぽく見えるのかもしれない。


枯葉に移したヘリグロチビコブカミキリは一時じっとしていたが、そのうち動き出した。




そして葉の縁まで移動すると、いきなり飛翔した。これまで何度も「冬なのに飛翔する」場面を見てきたので、飛ぶことは想定していてテイクオフ・ショット(上翅を開いて下翅を広げたシーン)も狙ってはいたのだが……残念ながら、その瞬間は撮り逃した……。飛翔直前の画像がこちら↓


デジカメをOLYMPUS STYLUS TG-2 Toughに換えてからはテイクオフ・ショットの撮影は失敗続き……ということで、以前撮っていた不明瞭な画像↓


(※【ヘリグロチビコブカミキリはなぜ冬に活動するのか】より再掲載)

その他の極小昆虫

初カミキリを見た日には、あちこちの擬木でメダカチビカワゴミムシを見た。これも4mm前後の甲虫だが、冬なのによく動き回る。この日はメダカチビカワゴミムシの飛翔も何度か見た。




腹が大きいように見える個体は卵をもったメスなのだろうか? 活発に動き回ってい姿を見るとフユシャク(冬尺蛾)のように、天敵か少ない冬に繁殖行動にいそしんでいてもよさそうな気がする(?)。
小さな甲虫類ではニセヒラタハネカクシと思われるものも見られた。


ヒラタハネカクシの仲間にはいくつかあるらしい……。分布的にヒラタハネカクシは北海道で、本州で見られる良く似たものはニセヒラタハネカクシになるのだとか?
本来はオシャレで小さな上翅の下に下翅を複雑に折り畳んで完全収納できるのだが、このときはナゼか下翅がたたまれずにはみ出していた。
甲虫類ではないが、やはり4mmほどのムラサキナガカメムシも数匹目撃。小さいけれど、なかなかキレイなカメムシだ。


年が明けて新たに確認したフユシャク

フユシャクは年が明けてからはイチモジフユナミシャクでは産卵後のメスが目立つようになってきた。ホルスタインことチャバネフユエダシャクもお腹が凹んだ産卵後個体を目にするようになったが、産卵前のボリュー感のあるメスもいる。フユシャク亜科のメスは単独でいると種類がよくわからないが……産卵前の個体も産卵後の個体もよく見かけるようになった。
今年初のヘリグロチビコブカミキリを見た日には、今シーズン初のシロフフユエダシャク♀も確認できた。




シロフフユエダシャクが出てくると目につくフユシャク♀の数は増えてくる。昨シーズンの記録では日中49匹のフユシャク♀をカウントした日があった(3月初旬)が、その大半がシロフフユエダシャクだった。
今年初のシロフフユエダシャク♀を確認した前日には今シーズン初のウスモンフユエダシャク・ペアも目にしている。




フユシャク(冬尺蛾)──変温性の昆虫なのに寒い冬を選んで繁殖する蛾がいることを知った時は驚いたが、冬に繁殖するのはフユシャクの専売特許というわけではないようだ。12月下旬には交尾するカワゲラの仲間を見かけている。


天敵の少ない冬に繁殖する昆虫が複数存在するのだから……カミキリの仲間でもそんな種類がいてもおかしくはないのではないか……フユシクの時期に活動しているヘリグロチビコブカミキリを見ると、そんな風にも思えてくる。

冬の極小カミキリ登場 ※今シーズン初のヘリグロチビコブカミキリ(2014年12月)

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コメント

No title
ヘリグロチビコブカミキリ小さいですね。
メダカチビカワゴミムシはカミキリの様で良いですね。
見落としているのか出会えないので又出掛けて見ます。
No title
ヲヲ~ッ! これがお話して頂いたおチビちゃんですか。
お会いした丘陵でフユシャクとも行けちゃいますか?。
探してみよっと。
No title
> 市川さん

ヘリグロチビコブカミキリもメダカチビカワゴミムシも小さいですね。ちょうど似たようなサイズで、止まっていたら間違えそうですが、動きが違うのでわかったりします。メダカチビカワゴミムシもルックス的にはイイ感じなのですが……なかなかじっとしていないので撮らせてもらえないことが多いです。
No title
> 辺蟲憐さん

冬の虫と言えばフユシャクとヘリグロチビコブカミキリ──というイメージがあります。スゴク個人的なイメージですが(笑)。
イチモジフユナミシャクはお会いしたサクラの名所で多く見られる感じですが、ヘリグロチビコブカミキリは丘陵の擬木ウォッチ・コースで見られます。あの界隈ではミズキがホストっぽいようです。
No title
冬場も大忙しですね。^^

少し分けて欲しいです。ヽ(´▽`)/(・∀・)ナイス!
No title
> まあささん

昔は、冬に活動している虫はいないと思い込んでいましたが……注意して見るとけっこう見つかるもんですね。
これから出てくるフユシャクもいるので楽しみにしています。
No title
体長4mm前後の・・・
ヘリグロチビコブカミキリやメダカチビカワゴミムシなどの極小虫達の探察?は・・・
まるで宝探しの様で、ワクワクするものがありますね!!
(私には、到底見付けれそうにありませんが・・・)
集中力、根気、注意力・・・何より相当な観察眼が必要に成ってきそうですね!?・・・
それを見事、お見付けになるのですから!流石ですね~!!!
・・・私も是非、挑戦してみたいです!それには・・・
好いガードレール売り場を見付ける所から始めなければいけませんね!!!☆
No title
> 今日も、こっそり自然観察!さん

小さな虫は見つけにくいぶん、かえって見つかるとテンションが上がりますね(笑)。
こちらのギボッチ(擬木ウォッチ)コースでは、全域でみつかる虫も入れば、見られる場所が限定的な虫もいます。お目当ての虫がいる場所に当ると遭遇率もアップすると思うのですが……。そして何度か見つけると目が馴れて(脳が学習して)見つけやすくなるのでしょうね。僕も以前は毎年歩いていたのにヘリグロチビコブカミキリの存在に全く気がつきませんでした。
条件の良い観察場所がみつかるといいですね。

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