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フユシャクとマエムキダマシ

ひきつづきイチモジフユナミシャク



もう何度もネタにしているが、これ↑はイチモジフユナミシャクというフユシャク(冬尺蛾)のひとつ。
《昆虫なのに冬にだけ(成虫が)出現し、蛾なのにメスは翅が退化して飛べない》──というのがなんとも意外で面白みを感じるので、冬にはフユシャクの姿を探してしまう。特にそのユニークさが顕著なメスにはカメラを向けがちなのだが、中でもイチモジフユナミシャクはあわいブルーもしくはグリーンのキレイな個体がいるので、これがターゲットになりがちだ。羽化し間もないと思われる新鮮な個体がキレイなので、よりキレイな個体に出会えないかと、この時期はついイチモジフユナミシャク♀ねらいでサクラッチ(桜ウォッチ)してしまう。そして……相変わらずな画像が増えていくのであった……。
ということで、その後のフユシャク画像など……。


前回にひき続き、苔むしたサクラでよくみつかるイチモジフユナミシャク♀。


苔むした桜を探していると、樹皮に点在する地衣類がイチモジフユナミシャク♀にみえてしまうことがある。


樹皮の地衣類とまぎらわしい──ということは、隠蔽効果があるということなのだろう。それがよくわかる──まぎらわしい地衣類にまぎれていたイチモジフユナミシャク♀↓


これ↑は僕が見つけた個体ではなく、偶然出会った虫屋さんが撮っていたもの。クヌギの幹にカメラを向けていたので何がるのだろうと思って近づいてみるとこのシーンだった。僕も便乗して撮らせてもらい、しばし一緒に虫話をしながらフユシャクさがし。【辺蟲憐寺境内】のブロガーさんで、チョウに造詣が深く、興味深いお話を色々教えていただいた。
「サクラッチ(桜ウォッチ)」で歩くコースにも擬木があって、そうした人工物でもフユシャクは見つかる。


これ↑は翅に黒い帯がほとんどない個体。木製の手すりで見つけた個体も翅の黒帯がほとんど消失していた↓。




ついでに、同じ木製の手すりにいたチャバネフユエダシャク♀──通称ホルスタイン↓。


市川散歩】の市川さんと2度目にお会いした今日、やはりこの手すりにチャバネフユエダシャク♀がいた。今年1月にはフユシャク亜科のメスがこの手すりで産卵していた(フユシャクの産卵 before & after)こともあった。意外に色々な種類の冬尺がみられるポイントのひとつだったりする。

サクラッチでの予期せぬ出会い

辺蟲憐さんも市川さんも、サクラッチをしていての予期せぬ出会いだったが……意外な出会いといえば、苔むした桜の木を見て回っているとき、桜に隣接する常緑樹(シャクナゲ?)があったので「もしや……」と思い、葉の裏側から見上げてみたところ……、




少し前、あれほど探してなかなか見つからなかったあの虫(*)が、あっさり目に入ってきた。








ということで、クロスジホソサジヨコバイとの再会もサクラッチの予期せぬ副産物?だった。前回よりも赤が鮮やかな個体だった。


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コメント

No title
今日は有難うございました。
見付ける数が凄いですね。
桜でイチモジフユナミシャク♀を探すのは大変です。
教えて戴いて驚くばかりでした。
クロスジホソサジヨコバイ良いですね。
又探す目標が増えました。ナイス
No title
> 市川さん

発生のピークにはもう少し見つけやすくなると思うのですが……昨日は限定的な冬尺コース?をさらっと回っただけだったので見つけたフユシャク♀の数は6匹だけでした(市川さんと一緒に見た4匹の他にちょっと高くて撮れないイチモジフユナミシャク♀が2匹──両方ともサクラ)。

クロスジホソサジヨコバイのいた場所は今回お会いして最初に下った坂の下あたりです。陽当たりの良い高い葉にいくつかいたのですが……もう少し低い所に集まってくれないかなぁ……などと思ってしまいました。他の陽当たりの良い常緑樹にもいるかもしれません。
No title
こんにちは。
・・・前記事のサクラッチの話を読んで!・・・
我慢できなくなってしまい、苔付桜の樹めぐりを決行しました!
イチモジフユナミシャク♀の前後賞しか当たりませんでしたが!私は、大大大満足してます~!有難うございました~!!!
違う種の♀も見付けてみたいですが、暫くは虫探し中断です。

・・・クロスジホソサジヨコバイにも、今年こそ(違った)来年こそ出会えそうです~(そんな予感がしてきました!)
狙う売り場は!(常緑広葉樹)ですね!・・・
来年こそ、何とか!・・・「当たります様に!!」☆
No title
> 今日も、こっそり自然観察!さん

こっそりさんはじめ、皆さんの記事を興味もって拝見しています。
拙ブログも少しでも何かのお役に立てれば嬉しいのですが……。

クロスジホソサジヨコバイは冬の間、常緑広葉樹でみられるみたいですね。
今回見つけたシャクナゲ系?では日陰側にはいなくて、陽当たりの良い比較的高い位置の葉の裏に多く見られました。
トリックアートな模様と鮮やかな色合いがなんとも魅力的なヨコバイ──当ることをお祈りしています。
No title
先日は貴重なお話しを聞けて 寒さの中 鬱にならずに済みました。w
早速 近場でトライ。
先ずはトイレで親蛾を確認後 環境の所為かサクラは今一だったので ギボクりました ら ポツポツいました。
No title
こちらこそ色々興味深いお話を伺うことができて楽しかったです。
桜での発生が多いのは地域・環境にも関係があるのかもしれませんね。以前、小平霊園の桜では見たことがあったのですが……。
イチモジフユナミシャク♀はこれから産卵後の個体の割合が増えてきそうですね。
年が明けたらクロバネフユシャクあたりの産卵が見られるチャンスがあるのではないかと期待しています。
No title
薄水色の♀、きれいですね~。
ほんとうにクリオネみたいです。
マエムキダマシ、赤が鮮やかな個体ですね!

さっそく私も先日サクラッチしてまいりました~。
個体数はあまり多く見つけられませんでしたが…
また行ってみたいと思います(^ ^
No title
> noriさん

イチモジフユナミシャク♀のキレイな個体を見つけるには12月下旬~年明けの1週間くらい……と考えていたので(今くらいから産卵後の個体の割合が増えてくるので、なんとなく)、とりあえずキレイな♀を見つけるには今しかないという思いにかられて、このところサクラッチ・コースをちょろちょろしていました。
今日、OKな♀をやっと見つけたのですが……撮った画像をパソコンで見たら、なんかイマイチ……。あわい色をキレイに撮るのは難しいですね。

マエムキダマシは赤が鮮やかな個体をみつけると「当たり」感がありますね(笑)。
でも、この場所ではイイ感じの個体は、だいたい撮るには高いところにいるんですよねぇ……きょうも「ムキ~」でした(笑)。
No title
28日 ご一緒したとこにまた行ってきました。
イチモジ♀はチョボチョボでしたが ウスバ♀がソコソコいました。
イチモジは色抜けした個体が増えてきた感がありますね~。
No title
> 辺蟲憐さん

28日は僕もちょこっとあの界隈を歩いてきました。みつけたフユシャク♀は12匹。うち9匹がイチモジフユナミシャク♀で、産卵前と思わせる腹が膨らんだ♀は2匹だけでした。他はチャバネフユエダシャク♀が1匹、フユシャク亜科♀が2匹──このうち1匹は産卵後で腹が縮んでいました。
イチモジフユナミシャク♀はこれから産卵後の個体の割合が増えてきそうですね。

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