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冬の極小カミキリ登場

冬の極小カミキリ!?ヘリグロチビコブカミキリもでてきた





フユシャク(冬尺蛾)がすでに活動している12月。今シーズン初のヘリグロチビコブカミキリを見つけた。個人的には《冬の極小カミキリ》という印象。カミキリ屋さんのビーティングでは他の時期に他のカミキリなどと一緒に採集されているのだろうが……ルッキングのみの僕がこのカミキリを見るのは冬(これまで12月~3月の間しか見たことがない)──しかも寒い時期にもかかわらず元気で、いきなり飛翔したりする。他の時期にも目につきにくい場所で活動しているのかもしれないから《擬木や欄干の上で見られるようになるのは冬》──というのが正確なのかもしれない。それにしても冬に(も?)活動しているというのはカミキリとしては《意外性》があって(個人的な)ユニーク・ポイントが高い。
小さい昆虫は鮮明に撮るのが難しいのでスルーしがちなのだが……こうしたユニークな虫はスルーするわけにはいかない。苦手ながらカメラを向けるのだが……「やっぱり、小さいなぁ!」と改めて実感した。
見つけた時は欄干の上にじっとしていた。日向だったが、そのまま撮ると黒い体が影に溶け込んで輪郭がつぶれてしまう。そこで影を作って撮ってみたのがこれ↓。


赤っぽいのはカメラ(OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough)の赤いボディの反射のせい。
これではイカンということで、枯葉に乗せてアルミホイル的なんちゃってレフ板で影を薄めて撮ってみたり↓


指に乗せて撮ると、とりあえず輪郭はわかりやすくなる↓




首(前胸)の左右に突き出した棘状の突起もなんとかわかる。上翅には小さな瘤が点在しているのだが、前胸背面にも一対の瘤のような丸いもりあがりがあるように見える。前胸背面の瘤をアップで撮ろうとしてみたが……小さすぎて難しい。


とにかく小さすぎる!──ということで、大きさが実感できるように1円硬貨にのせて撮ってみたり↓




この後、擬木の上で今シーズン2匹目のヘリグロチビコブカミキリをみつける。これは右の触角が欠けていたが、光線の加減で1匹目よりキレイにとれそうな状況。止まってくれさえすれば少しはマシな画像がとれるハズ──と待ち続けるがいっこうに立ち止まらない……。




NGを量産しているうちにカメラの電池切れ……。
8ヶ月半ぶりにヘリグロチビコブカミキリを撮ったが……やはり小さくて撮りづらいと改めて感じたのであった。


その後みつけたヘリグロチビコブカミキリの画像を追加

薄曇りの日に擬木の上でみつけた個体。ずっと歩き続けていたが枯葉の上に乗せてみたところ動きをとめたので撮影。






さらに2015年2月に撮影したた追加画像↓(冬にも飛翔する)








寒い冬に出現し、平気で飛ぶ姿は何度も見ているが……ならば、フユシャクのように天敵が少ない冬に繁殖活動をしていてもおかしくないのではないか……などと想像力をかきたてる《冬の極小カミキリ》なのであった。


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コメント

No title
ヘリグロチビコブカミキリ冬に見られるのは良いですね。
昨年探しましたが見つける事は出来ませんでした。
今年は出会って見たいです。ナイス
No title
> 市川さん

寒い時期に見つかる昆虫は、けっこう動きが鈍くて撮りやすかったりしますが……ヘリグロチビコブカミキリに関しては元気がよくてなかなかうまく撮れません……。
今回、1匹目はとまってくれる時間もあったのですが(触角が畳まれている時は止まっている)、撮れた画像は今ひとつでした……。
小さくて撮りにくいんですが、魅力的なカミキリですね。
No title
本当に小さいですね🎵
一円との比較分かりやすいです。
探してもなかなか見つからないです。
No title
凄いです、こんな小さなカミキリがいるのですね。アリの大きさ!
木の幹にとまっているのでしょうか。
ナイスです!!
No title
> すぬーぴーさん

昔はカミキリといえば、シロスジカミキリとかゴマダラカミキリあたりのイメージを思い描いていたので、こんなに小さいカミキリが、しかも冬に活動しているなんて想像もできませんでした。
ルッキングでは柵や手すりなど目立つところにとまっているを見つけるのがやっとです。
No title
> nika4さん

パッと見、小さめのアリかハチといった感じでしょうか。知らなければ視界に入ってもカミキリとは気づかないサイズです。
今まで見つけたのは全ては欄干や擬木などのパターンが単純な人工物(虫が目立つ背景)に止まっているところでした。ナチュラルな姿はどんな感じか木にとまらせてみたら……これを目視で見つけ出すのは不可能に近いのではないかと思いました。
No title
こんにちは。
・・・一円玉との比較で代表的な虫には!
「ハッチョウトンボ」や「ヒナカマキリ」が居る様ですけど!
・・・このヘリグロチビコブカミキリは、その比ではありませんね!?・・・
只一言、「凄い」・・・
小さいものには(アリ)や(寄生蜂)・・・他たくさんの種が居る様ですけど!・・・
カミキリでありながら、(極小)な処に!萌えます~!!!☆
No title
> 今日も、こっそり自然観察!さん

「ハッチョウトンボ」も「ヒナカマキリ」も、まだ実際に見たことは無いのですが……同じグループの中で、とりわけ巨大だったり小さいのがいると、意外な感じがして興味をひかれますね。

こんなに小さなカミキリが……しかも(僕は)冬しか出会えないというのが、なんともユニークでおもしろいなぁと感心しています。
No title
すんごい小ささですね~。(*゜д゜*)驚きです。
冬場に見られるとは良いモデルさんですね。
皆さん擬木で昆虫など撮られますね。
私の方の擬木には殆どいません。よ~く見ているのですが。
1本だけジャコウアゲハのサナギが付いてるのがあります。
極小のカミキリさんに会ってみたいです。^^
No title
> まあささん

冬場は見られる昆虫の数も減ってきますから、ふだんスルーしがちな小さな虫にも注意をむけるようになりますが……それでも、このサイズだとカミキリと思わず小さなアリかハチに見えてスルーしてもおかしくありません。
実際、知人のブログでこの極小カミキリの存在を知って初確認した2013年1月以前は(同じコースを何年も歩いているのに)全く気がつきませんでした。

擬木も周囲の環境などの加減で虫が集まりやすい所と、そうでない所があるのかもしれませんね。
No title
小生も昆虫の中ではカミキリは好きなほうですが、まだ見たことはありません。
老眼鏡が手放せない小生にとっては、採集は困難を極めそうです。
ナイスです。
No title
> ガラパゴスさん

カミキリもまた人気が高い昆虫のグループですね。虫見を始める前は日本にこんなに色んな種類がいるとは思ってもみませんでした。

小さな虫がいるとよく見ようと顔を近づけ……よけい見えなくなるという事態が悪化し、僕も老眼鏡持参で歩いています。
No title
こんにちは
毎年、星谷さんのブログでヘリグロチビコブカミキリを見せていただいてます。
去年は頑張って探すも出会えず!
今年こそはと思ってま~~す
それにしても可愛いカミキリムシですね!
見つけたら感動ものだろうな~~
No title
> ピンちゃんのママさん

僕も初めて見つけることができた時はテンション上がりました!(笑)
なんせ小さいので擬木とか欄干などの人工物(虫が目立つ場所)でしか見つけられませんが……これまで見つけた場所はたいてい近くにミズキがあったので、ミズキが(も)ホストなのかもしれません。
見つけられるといいですね。

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