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葉裏のなんちゃって金魚ワールド

葉裏のなんちゃって金魚ワールド

キウイヒメヨコバイなるキレイな昆虫がいることを最近noriさんのブログ記事で知った。その名が示すようにキウイの葉の裏で見つかるらしい。狭山丘陵の虫見コースに、キウイっぽい感じの葉があることは知ってたので、先日通りかかったときに「もしかしたらコレがキウイで、葉をめくったらキウイヒメヨコバイがいたりしてな……」なんて、たいして期待もせずに葉をめくってみたのだが……。




じつはこれ↑は最後の方で撮った画像。一番はじめにめくった葉の裏にいきなりたくさんいた↓のでビックリ!




白っぽい無地のものにまじって赤い模様が入った個体がいる──パッと見、金魚すくいなどでみかける和金のイメージと重なった。赤いのがオスで、赤みは時間とともに濃くなるらしい。




アップにしてみたが……成虫で体長:3~4mmと小さすぎてうまく撮れず……とりあえず、色合いがキレイということで。
それにしても葉の裏に、こんな「なんちゃって金魚」な世界が隠されていようとは……。

この植物、花の時期にキイロトラカミキリがけっこうきていたので「(種類は)何だろう?」と気にはなっていた。どこかで見た栽培キウイに似ているとは思っていたものの、実がなっているのは見た記憶が無いし、畑でもないこんなところ(狭山丘陵)にキウイが生えているのもなじまない気がして「なんちゃってキウイ」という認識でいた。しかし、キウイヒメヨコバイが発生していたということは、ホストである本物のキウイだったようだ。
あらためてキウイについて調べてみると……店頭で売られているキウイのタネからも発芽するというから、「こんなところ」に生えていたのも、《キウイの実を食べた鳥などによってタネが運ばれた》と考えると、さほど不自然にことではないのかもしれない。実がなっているのを見た記憶が無いのは、《キウイは雌雄異株性だから、花が咲いても受粉されないと実はならない》からだったと考えると納得できる。

そしてキウイヒメヨコバイについても検索。成虫・幼虫ともにキウイの葉裏に寄生し養分を吸うことから侵入害虫という扱いらしい。1991年に神奈川県小田原市で初確認された新属新種の昆虫だそうな。
1991年というと、僕がミラクル☆スターで「えび天」に出た年だから、(生物史的には)最近のことだ。そもそもホストのキウイフルーツだって、言ってみれば外来種──中国原産のものがヨーロッパ経由でニュージーランドへ持ち込まれ、品種改良されたもの──日本に登場したのは1960年代だというから、それ以前はキウイヒメヨコバイも日本には存在しなかったのだろう。

キウイが外来種なら、それをホストとするキウイヒメヨコバイも外来種なのだろう。原産国はどこなのか、いつ、どのような経緯で日本に入ってきたのか──この昆虫について僕はよく知らない。
いずれにしても、キウイヒメヨコバイは僕の虫見コースの「新顔」のひとつに加わった。

普通種となった外来種

キウイヒメヨコバイのように、昔はいなかった「新顔」の生き物は意外に少なくない。キウイヒメヨコバイと同じカメムシ目で、ごく最近みかけたものでいうと↓こんなのもいる。




マツヘリカメムシは北米西部原産のマツ類の害虫で、日本で確認されたのは2008年らしいが、僕の周辺ではすでに普通種になっている。
キマダラカメムシは日本で初めて発見されたのが1770年代(長崎県の出島)、東京では2010年に確認されたそうだが、僕が初めて見たのは2011年──それが今では市街地では普通に見られるようになっている(狭山丘陵ではまだ見たことがない)。

ついでに、最近見たものの中から……茶色いハラビロカマキリ。ハラビロカマキリは昔から見ている在来種だが、最近まで、ずっと緑色オンリーだと思い込んでいた。一昨年、茶色いタイプがいることに気付いてから、ちょくちょく茶色いハラビロカマキリを見かけるようになった。ひょっとして茶色タイプの割合が近年ふえてきたのだろうか?……なんて思ってみたりもしているのだが、サダカなことはわからない……。




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コメント

No title
▽・w・▽こんばんわんこ

ヾ(ゝω・`)oc<【。:+* ひさしぶり *+:。】

キョロ((( /(=゚◇゚; =)\?/(=;゚◇゚=)\))キョロ・・・ビックリ!!

 ̄(=☆x☆=) ̄うさ仰天!!ナイス・・・すごいね!!
No title
ふだんは、あまり葉をめくったりしないのですが、今回は「キウイヒメヨコバイ」のことがあったので、ためしにめくってみたら「大吉」でした(笑)。
No title
うわーっ、すごくきれい。まさに金魚と白メダカみたいです。いつも楽しいです。ナイス。
No title
小さな虫なんですが、わらわら群れてる感が、金魚やメダカみたいで「へえ!」でした。彩りも美しく、葉のうらにこんな世界があったとは。
No title
こんなメダカが欲しいです。早速キウイを調査してみます。o(*^▽^*)o~♪
No title
メダカも小さいくて可愛いですが、さらに小さなプチ(なんちゃって)メダカ(笑)。どうやってこんなところまでたどり着いたのかわかりませんが……ポツンと生えたキウイにもいたのですから、キウイのあるところなら発生している可能性大かも!?
No title
こんばんは~^^

稲に付く害虫のツマグロヨコバイは知っています^^
やはり大きさは3,4ミリ程度で黄緑の小さな昆虫ですよね。時に人の体を噛む、刺すどちらが正しいかは分かりませんが、色は違えど姿はよく似ていますね。

なんちゃって金魚って、上手い表現ですね。確かに金魚っぽいですよね。
我が家の近くの鶏舎の中にキウイフルーツの木が有りますので、葉の裏を見てみたいと思います(*^-^*)

ナイス☆
No title
ヨコバイの仲間にもいろいろあるようですね。
植物には(も)疎いので、キウイもピンとこず、キウイヒメヨコバイのことも最近まで知らなかったのですが……けっこう身近なところに発生していたことを知って、知らない世界がまだまだあるなぁと実感しました。
No title
ヨコバイと言えば、オオヨコバイ、ツマグロオオヨコバイぐらいしか意識したことなかったです。
No title
ヨコバイやウンカのたぐいは僕もよくわからずにいるのですが……キウイヒメヨコバイみたいにキレイなのもいるんですね。カラフルな色彩からするとやはり南方系なんですかね?
これでツマグロオオヨコバイくらいの大きさがあったら、もっと撮りやすいんですが(笑)。
No title
ほんとに金魚が泳いでる写真かと思いました。

ハラビロは大好きですが茶色がいるんですね。
見たことないです。
No title
こんなにたくさんいましたか!
私はぽつぽつといるのしかまだ見たことがないので
撮り放題な葉裏でうらやましいです~。
赤いオスがやっぱりいいですね。
写真、とってもきれいに撮れていますね!
星谷さんも着々とハメクリストになっていきそうで嬉しいです。笑
No title
>>ゆたぼさん

パッと見、金魚すくいのプール(?)で群れる和金に見えてしまいました(笑)。

ハラビロカマキリは一昨年、茶色い個体に気がついて「珍しい!」と思ったのですが、気をつけてみると次々と見つかって……昔からいたのに気付かなかっただけなのか、最近茶色い個体の割合が増えてきたのか、どっちなのだろうと考えています。
No title
>>noriさん

これがキウイかどうかも自信が無く、スカ覚悟でめくってみたら「大当たり」だったのでビックリしました。
葉メクリスト・noriさんのブログでこの虫のことを知っていなければ、この葉をめくることはしていなかったハズ。感謝です。
和金を思わせるこの色合い──なんともいえませんね。
No title
こんばんは。
・・・毎年、プランターで野菜作りやキウイ、ゴーヤ作りに挑みたい!と思いながらも・・・心意気だけで終わってしまってます!
こんなに綺麗な虫が来てくれる?のなら、来年こそはキウイ作りに挑戦してみようかな!!・・・☆
特に、♂の色彩がいいですね~!!!・・・
(素晴らしい池!・・・違った、キウイの葉の裏の世界を拝見させて頂きました!!!)
No title
♂の赤は目をひきますね。葉をめくったとき、小さなヨコバイがわらわらと目に写ったのですが、この赤が混じっていたことでキウイヒメヨコバイと確信しました。
♂の赤だけでも充分美しいのですが、白っぽい♀にまじっていることで、よけい和金の群れっぽい美しさを感じます。
虫狙いのガーデニング──僕も庭があったら、やってみたいです。
No title
昨日、キウイの原型と言われる『サルナシ』http://blogs.yahoo.co.jp/chameleon_arms/52844153.htmlの木を眺めていたのですが、こんなのがいると知ってれば、もっとじっくり葉裏まで見ておくンだった...
凸ヾ
No title
金魚の様なヨコバイが可愛いですね。
何時も面白いものに気付かれ凄いです。
キュウイ探してみます。
私も先日茶色のハラビロカマキリを撮りました。
レアの様な事が書かれていますが普通なのかもしれませんね。
キマダラカメムシも見たいです。ナイス
No title
>>カメレオンさん

サルナシはちょっと見分ける自信がありません……。画像の植物は以前、花にキイロトラカミキリが来ていたことから何だろうと思っていたことがあり、たまたま見かけた栽培キウイが目に止まって、「これと似ているなぁ」と思っていたのでした。
そんなことがあって「キウイかも?」──と思っていたから葉をめくる気になったわけですが……栽培キウイを見かけていなかったら、たぶんキウイヒメヨコバイにも気がつかずにいたでしょう。
植物を見分けることも、虫見には大切ですね。
No title
>>市川さん

僕もこんな虫(キウイヒメヨコバイ)がいるとは最近まで知らずにいました。まだまだ身近いるのに気がつかない虫はいるんだなぁ……と改めて知った次第です。

茶色いハラビロカマキリ──僕も初めて見た時は「珍しい!」と感じたのですが、気をつけてみると意外に見かける……近年、「茶色」の割合が増えてきたんでしょうかね?
それとも地域によって割合に偏りがあるのでしょうか?(関東では「茶色」の割合が多いとか?)
今年は緑色のコカマキリを見てみたいのですが……みつかりますかどうか。

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