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ゴールドX:セモンジンガサハムシ

トレードマークは《金のX》:セモンジンガサハムシGX

昆虫に勝手にニックネームをつけることはよくある。ヒメハサミツノカメムシのことは【レッドV】なんて呼んでいるが、これに対し【ゴールドX】あるいは【ゴールデンX】と呼んでいる昆虫もいる。背中に輝く黄金の「X」がトレードマークの【セモンジンガサハムシ】だ。












ゴールド部分の一部がちょっと赤っぽく写っているが、これはカメラ(OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough)の赤いボディーを反射したもの。

セモンジンガサハムシやこれより大きいジンガサハムシをはじめて見た時、金の輝きの美しさもさることながら、スケルトンで丸みのあるアウトラインをもつデザインも面白いと感じた。
葉に張りつくようすは、岩に張りつくアワビを思わせる。体のへりをぐるりとおおう透明シールドにかくれ、すきまなく葉に密着することでアリなど敵の攻撃をシャットアウトする──そんなデザインなのだろう。盾の役割りをするシールドが透明なのは、その内側にかくれたまま(敵影が去ったか)外の様子をうかがうことができるようにではないか──という気がする。








セモンジンガサハムシはよくサクラの葉でみつかる(食植物はサクラ、リンゴ、ナシなどの葉だそうだ)。成虫が何匹かいたサクラをさがすと、葉の上に蛹の姿もあった。


この蛹↑を見て……なぜかウチワエビを連想してしまった……。
すっぴんの(?)セモンジンガサハムシ蛹はレースのような縁取りのデザインがなんともオシャレでユニーク。このレース部分が成虫になってときの透明シールドになるのだろうか?
この蛹は「頭部&前胸をカバーすると思われる部分」に穴が開いていた。蛹化するさいにうまく殻と分離できずに剥離してしまったのだろうか? それとも外敵に攻撃された痕跡なのだろうか?
近くにあった別の蛹は、抜け殻&糞とおぼしきものを背負っていた↓。


抜け殻&糞でデコレーションすることで、体を隠しゴミの塊に見せる隠蔽効果が生まれるのだろうか。
このトゲトゲの見て、ふと何かに似ていると感じた。イラガ幼虫の棘状突起に似ている気がしないでもない。もしかすると、危険昆虫イラガに擬態している(それで天敵を回避させる?)なんて可能性もあるのかもしれない?


セモンジンガサハムシとイチモンジカメノコハムシ

セモンジンガサハムシは、しばしばイチモンジカメノコハムシと間違えられるようだ。標本写真を使った図鑑でみると、たしかに両種はよく似ている。


しかし実際に(生体を)見ると、印象はずいぶんと違う。まずは大きさ──セモンジンガサハムシが5.5~6.5mmなのに対しイチモンジカメノコハムシは7.5~8.5mmと大きめ。そして何より違うのがパッと見のきらびやかさだ。標本写真だと体色があせてしまうのか、同じように見えてしまうが……地味な印象のイチモンジカメノコハムシに対しセモンジンガサハムシは金属光沢があって華やか。ジンガサハムシに比べれば小さく金属光沢部分の占める割合も少ないが、それでもキラキラかがやいて美しく見える。


小さいながらよく見ると美しい──頑張れ! セモンジンガサハムシGX!

追加:セモンジンガサハムシの顔

顔のショットがなかったので、その後撮った画像を追加↓。














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コメント

No title
ほんと、シールドだね~!!
スターウォーズで見たような。
No title
透明シールドもなかなかユニークですよね。
スターウォーズは、むか~しテレビで放送されたのを見た記憶はあるのですが……細部はイマイチ思い浮かびません……。
No title
僕の手元の図鑑ではセモンジンガサハムシとイチモンジカメノコハムシがよく似てるんですよねぇ。実際に見て「こんなに違うのか」と驚きました。
今回の画像のイチモンジカメノコハムシは触角が写っていませんが、イチモンジカメノコハムシの方は触角の先端から黒っぽい部分が多いように思います。
No title
セモンジンガサハムシ❢初めて見せていただきました^^

この虫も面白いと言うか、何と珍しい虫でしょう吃驚ですね。

シールドを持っている虫って他にもいるのかしら!?
私にはまったく思いつきません。

開設の様に敵の様子がうかがえるように透明なのでしょうが、また敵からも姿は見えますよね^^
でも葉にぴったり吸い付くように外敵からの侵入も防げるのも凄いですね。。
いつも興味深く、珍しい昆虫のご紹介をしていただきありがとうございますm(__)m

また、次回はどんな生き物が紹介されるのでしょうか?
楽しみですね
No title
誤字発見、変換ミスしました。

開設×→解説〇でお願いします。失礼しましたm(__)m
No title
セモンジンガサハムシのようなシールド(と勝手に呼んでいますが)を持つ虫は他にもいます。ジンガサハムシとか、カメノコハムシの仲間などが、こんな体型をしています。
金ピカ部分と透明な部分を持った種類になるとぐっと少なくなると思いますが。
そういった意味で、セモンジンガサハムシは小さいながら見栄えがする虫だと思っています。
No title
セモンジンガサハムシっていうのがいるのですね。
Xの文字といい金の縁どりといい、これは要チェックですね!
カメノコハムシの存在は最近図鑑を見ていて気づいたのですが
今まで、ジンガサハムシの仲間と思って見ていたかもしれません。。。
No title
カメノコハムシの仲間も色々あるようですね。
セモンジンガサハムシはジンガサハムシより小さいのですが、これはこれでなかなかキレイな虫なので集中的に撮ってしまいました。
サクラの葉の裏についていることが多いみたいで、1匹みつかると同じ木で立て続けに見られる可能性が高いように思います。サクラの木は多いですが、そのなかで発生している木は少ないかも……。
ちなみに今回見つけた蛹2つは葉の表側についていました。
No title
顔のショットがなかったので、追加すべく撮影してみたのだが……とりあえず、その後撮った画像を追加。
No title
オリンパスのコンデジSTYLUS TG-2、凄い解像度です。素晴らしい。ここまで写れば一眼マクロは要りませんね。ナイスです。
No title
とりあえずカメラまかせで撮っていますが、今のカメラはスゴいですね(最新機種は、もっとスゴイことになってるんでしょうが)。
(自然光で撮っているので)ズームアップしすぎると被写界深度が浅くなってしまいがちなので、寄り過ぎないように注意しながら撮るようにしています。
セモンジンガサハムシのように厚みのある虫は、どこにピントを合わせるか難しいですね。

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