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シャチホコガ幼虫の威嚇ギミック!?



怪獣ならぬ怪虫シャッチー/シャチホコガの妖虫ならぬ幼虫

今年(2014年)5月にはガチャガチャ(カプセル玩具自販機)のフィギュアにもなって()、多くの人の知るところとなった……かもしれないシャチホコガ幼虫──僕は【シャッチー】と呼んでいるが、今年も出会うことができた(これに似たバイバラシロシャチホコ幼虫は6月に見ている)。




見つけたのは擬木の上──こんな姿勢で垂れ下がっていた。体を支える力もないほど衰弱している……というわけではなく、懸垂型の姿勢がふだんのポーズなのだろう。こんな姿勢で枝にとまっていると、ちぢれた枯葉がひっかかっているように見え、景色に溶け込んでしまう。いってみれば《擬態モード》のポーズ。
試しに触れてみるとすぐに長い胸脚を広げて《威嚇モード》に転じた。


イモムシにしては異様に長い胸脚をくわっと広げた威嚇ポーズはなかなか迫力がある。このとき、別の威嚇用ギミックが発動していた!?

シャッチーの威嚇ギミック!?目玉模様出現!



蛾(成虫)の中には、ふだん前翅でおおわれている後翅に目玉模様を隠し持ったものがいる。敵に狙われた時突然見せて相手をひるませる威嚇効果のギミックなのだろう。シャチホコガは幼虫でこの威嚇ギミック(?)を備えていた。たたんでいた長い胸脚を広げるだけでも威嚇効果はありそうだが、さらに突然、大きな黒目がカッと見開かれたら……相手はギョッとするにちがいない。




しばらくすると風船がしぼむように伸ばされた胸脚がたたまれていき、《見開かれていた目玉もよう》も閉じられていって、《擬態モード》へ移行。


擬木の上ではカムフラージュの効果が感じられないが……このあと、しばし撮影してから近くのカエデ(食植物のひとつ)の枝に返すと、縮れた枯葉のように見えて、意外なほど隠蔽効果を発揮していた。


ということで、見つけるとやっぱり撮ってしまうシャッチー(シャチホコガ幼虫)。カエデに戻す前に撮った画像をいくつか↓






異様に長い胸脚は映画『エイリアン』にでてきたフェイスハガー(顔に張りついて宿主に寄生体を植えつけるヤツ)の触手と似ている……そう思うのは僕だけであろうか?




ユニークなのは長い胸脚だけではない。




腹端はデカいダミーの顔に見えなくもない。大きな顔には威圧効果がありそうだ。このダミー頭部を目立たせることで敵を威嚇したり、攻撃を頭部からそらす効果があるのかもしれない?






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コメント

No title
初めまして。
鳥肌立ちながら拝見してました^^;
素手で触られるなんて、すっ凄いです><
孵化したらどんな生き物になるのでしょう?
凄く興味があります。
No title
幼虫がユニークきわまりないのだから、成虫(蛾)は、どんな姿!?──と期待されがちですが……じつは羽化すると、すんご~く地味な蛾になってしまいます。
僕も幼虫を見かけるとカメラを向けてしまうのですが、成虫は撮ったことがなかったりするんですよね。
No title
こんにちは。
はじめまして。

珍しいですね。
初めて見ました。
頭がどちらかわからなくなります。
No title
シャチホコガ幼虫面白いです。
時々出会いますので都の都度撮りまくりです。
細かく観察されていますね。
目玉模様が閉じるのは初めて知りました。ナイス
No title
>>タンポポさん

なかなか風変わりな虫でしょう?
イモムシなのに、こんなに長い脚……尻の方にも頭があるように見えますね。
ユニークさ満載の幼虫です。
No title
>>市川さん

知らずに初めて見た時は驚愕しました。しかし、あまりのユニークな造型に今では出会うのが楽しみです。
撮った画像をあとで確認すると、もう少し見栄えのするショットが撮れなかったものかと思うのが常で、次に出会うとまた撮ってしまいます。
No title
今晩は。
初めて見ました。自然界では、色々な生きモノが居ますねぇ。
トンボや蝉ばかりでなく、幼虫を撮ってみたくなりました。。。
No title
みればみるほど不思議な形体をしていますね。
No title
>>saifufukuokaさん

身近なところにも、ビックリするような生き物がいるものですね。
幼虫にもユニークなものがあって面白いです。
No title
>>佛生山孝恩寺さん

ヒトの想像力を超えるデザイン・造型ですよね。
自然の奥深さを感じます。
No title
こんにちは。
・・・以前から、シャッチーファンでしたけど・・・
今回の記事で、そのファン熱がどっと急上昇・・・
・・・「カッコイイ」・・・
フィギュアだけでなく、リアルな模型が欲しくなりました!!!
・・・(ギミック?)なんて技まで持ってらっしゃるのね!??
・・・ああ!あの細く長い腕・・・「是非、お会いして握手して頂きたいです・・・」
・・・(もう!成虫の姿のすの字さえ思い出せない程!シャッチー様に!夢中です!!!)☆
No title
シャッチーファンがいてくれて嬉しいです(笑)。
最初にシャッチーを見たときは、たまげましたが……よくぞここまで奇抜なデザインを極めたものだと驚き・感心し、今では出会うとラッキー感のある虫となっております。
シャッチーは、虫をよく知らない人が見てもインパクトがあり、虫をいろいろ見てきた人ではデザインの秀逸さがより印象を際立たせるのではあるまいか……なんて思っています。
頑張れ、シャッチー! シャッチーに栄えあれ!
No title
うぉー!!!
すごいー!!
しゃちほこって言うか、シャコエビにも似てる気が‥‥。
No title
そういわれてみれば、ちょっとシャコっぽいフンイキもありますね。
イモムシにしてこういうフンイキをもっているのが、なかなかユニークだと感心しています。
No title
擬態モードのときには、みんな気づかずに通り過ぎてしまいますね。
目玉もようもあるんですね!
見開いた風になるのがおもしろいです!
どうせなら、腹端のおしりのほうにこれがあれば
完璧に顔っぽくなるのに…と思いました。
No title
擬態モードで枝にぶら下がっていると、ホントに縮れた枯葉っぽくて背景に溶け込んでしまうんですよね。
とりあえずイモムシには見えないし……これで鳥などの目をごまかしているのでしょうね。
今回は目玉模様のギミックもおもしろいなぁ──と感じ記してみました。アシナガオニゾウムシの「顔ぴっちり収納」のギミックも面白いし……昆虫のギミックをみつけるとテンションが上がってしまいます(笑)。

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