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コブスジサビカミキリふたたび他

折れた枝片そっくりのコブスジサビカミキリふたたび

【コブスジサビカミキリ】は体長5~9mmほどの小さくて地味な昆虫だが、けっこうお気に入り。細い枯れ枝が折れたような姿──《小枝片に擬態しているカミキリ》というのがユニークな気がしておもしろい。
4月にも【小枝片的コブスジサビカキリほか早春の昆虫】で紹介したが、あのときは撮影を始めたら早々に飛び去ってしまい、思うように撮れなかった。そのコブスジサビカミキリにまた出会えたので、「こんどこそは」と、そっと近づきカメラを向けた。










しかし、やっぱり動き出して、なかなか希望のショットが撮れない……。そのうち擬木の縁で翅を広げたので、飛び去るか──と思いきや、離陸ができずに翅をたたんでまた歩き回りはじめた。
飛び立てないのだとすると、動きが止まるのを待てば、じっくり撮れるチャンスが訪れるかもしれない──そう期待し、ねばってみようと思ったのだが……なんとここでカメラの電池切れ……。やはり今回の出会いも不完全燃焼に終わったのであった……。

最近みかけたカミキリなど



コブスジサビカミキリが小枝片に擬態しその存在を隠すことで生存率を高めていると思われるのに対し、【キスジトラカミキリ】はハチの威を借る配色(警告色)と動きで逆によく目立つスタイルで生存率を高めているように見える。同じカミキリのグループの中でも特徴にこんなに差があるのがおもしろい。



【エグリトラカミキリ】はトウキョウトラカミキリやトゲヒゲトラカミキリと似た色合いだが、やや太くボリウム感がある。



【キイロトラカミキリ】は5月上旬に東京都側で確認しているが、撮れたのは下旬。この個体はギリギリ埼玉県側のガードレールに止まっていた。撮りづらかったので、近くの花に移したところ花粉を(?)食い始めたので、そのまま撮影。



ヒメアカハナカミキリかと思いつつ、ちょっと違うようなので調べてみたところ【ツヤケシハナカミキリ】のメスと判明。手元の図鑑ではツヤケシハナカミキリは全身黒なのだが、これはオスの特徴らしい。メスは肩口だけ赤かったり、このように上翅全体が赤くなることもあるとか。



【ヤツメカミキリ】は弱ったサクラで大量に発生しているのを見たことがある。黄色っぽいものが多いが、青みがかったもの・緑っぽいものなど、個体によって体色には変化がある。ということで、以前撮ったものから↓。





【ベニカミキリ】の幼虫は竹類を食べるそうだが、成虫は花に集まっているのを目にすることが多い。



僕が「肩甲骨カミキリ」と呼んでいる【ハイイロヤハズカミキリ】。



【ヒメヒゲナガカミキリ】は、その名の通り触角が長い。触角を入れて撮ろうとすると体が小さくなってしまうので、ちょっとやっかいなカミキリ。あまりに長い触角は、天敵から見つかりやすくなりそうだが……それでも、これだけ長くなったのには何か意味があるのだろうか?



【ヒシカミキリ】は体長3~5mmほどの小さなカミキリ。擬木の上でもよくみつかるのだが、近づくとたいてい動き回っておとなしく撮らせてくれない。枯れ枝にじっと止まっているところを見つければ撮りやすいのだが、自然物の中でじっとしていると、見つけるのが難しくなる……。昨今、視力の衰えを実感することが多いが、それでも裸眼でミズキの枯れ枝に止まっているヒシカミキリを見つけることができた。小さな虫に気づくことができると、ちょっと自信が回復する。



【ヒトオビアラゲカミキリ】7~10mmほどのカミキリ。こちらはクワの枯れ枝にいた。撮影中ポロッと落ちたが、飛んで葉にとまったので、そこも撮影↓。





【アトジロサビカミキリ】最近よく見かけるカミキリ。これも枯れ枝にとまっているところ。



【シラハタリンゴカミキリ】は先日(*)見た場所とは別の、東京にほど近い埼玉県側でみつけたもの。スイカズラの葉の裏にとまっていたが、カメラを近づけるとポロッと落下。飛翔して近くの別の葉にとまったところを撮影。



上のシラハタリンゴカミキリの近くにいたので、ついでに撮った【ツマグロハナカミキリ】。狭山丘陵では他にゴマフカミキリ・ナカジロサビカミキリ・トゲヒゲトラカミキリ・シラケトラカミキリ・ヒメクロトラカミキリなども引き続き目にしている。



【ラミーカミキリ】は先日の記事(*)の追記した市街地のムクゲで発生中のもの。



ルリカミキリ】も市街地で撮影。カナメモチの植込み3カ所で発生を確認。9~11mmほどと小さめながら、光沢があって美しいカミキリ。

今、季節を感じる昆虫

カミキリも色々な種類が出てきたが、他の昆虫でも顔ぶれもどんどん変わってきている。季節を感じるものとしては、《純白のチョウ》とよく間違えられるエレガントな蛾【キアシドクガ】(とりぱんで話題になった極小ツタンカーメンの蛾)もあちこちで次々に羽化しているし、【アカシジミ】も飛び始めている。


また、【アカスジキンカメムシ】も成虫がではじめてきた。




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コメント

No title
枯れ枝の子、何度見ても面白い姿ですね。
それにしても凄い観察眼ですネ~!!
No title
コブスジサビカミキリの枯れ枝っぷりはユニークですよね。
よくまぁ、ここまで似せたものだと感心します。
身近なところに暮らしている虫たちの小さな世界を見つけるのは、けっこう楽しかったりします。
No title
こんばんは。
・・・カミキリムシの仲間を一種見掛けただけでも・・・
その日の気分は急上昇!大興奮!!幸せ~~~!!!となりますが!

これだけ多くの種を・・・(涙)
全て一度は目にしてみたいと願わずにはおれない程魅惑的なカミキリですけど・・・
このコブスジサビカミキリは・・・只者ではない・・・
この子は、何とか実際に目にしてみたい!出会ってみたい!!・・・
出会えるのかな!?・・・でも、観てみたい!!!・・・
・・・こういった虫が、私に喜びを与えてくれます・・・
・・・お写真で観れて嬉しいです!!!☆
No title
僕が歩くコースにどんな虫がいるのか……とりあえずカミキリは(初物は)撮るようにしているのですが……このところ顔ぶれが増えてきたので、まとめてアップしてみました。
カミキリは(も)種類が多くバラエティーに富んでいるのでおもしろいですね。
その中にあってコブスジサビカミキリは特にユニークだなぁと感心してしまいます。
これまで擬木の上にいるところしか見たことが無いのですが……きっと気づかないだけで、けっこういるんでしょうね。ただ、自然物にとまっているのは見つけるのが難しそう……。
そのうち、枝やツタ(?)に止まっているところを見つけてみたいものです。
No title
色々なカミキリに出会われていますね。
コブスジサビカミキリはユニークな種で是非見たいものです。
ヒシカミキリを枯れ枝から見付けられるのは凄いです。
今レッドロビンの葉捲りをしてルリカミキリを探しています。ナイス
No title
コブスジサビカミキリはホントにユニークですね。ビーティングをすれば落ちる事もあるのでしょうけど、ルッキングでは出会う機会が少ないかもしれません。
ルリカミキリはキレイで可愛らしいカミキリなので、この時期はつい探してしまいます。このカミキリも葉の裏にとまって葉脈を齧るので、葉脈の食痕(黒くなる)が見つける目安になるかもしれません。
No title
着々とカミキリ撮影されていますね!
コブスジくん、また会えてうらやましいです。
電池切れとは!また次回の出会いを楽しみにしなさいという
カミキリの神様からの啓示ですね、きっと。

キイロトラカミキリ、花の上に乗せたらそのまま食べ始めたとは。
せっかくだから食べようか…。という感じでしょうか。
ルリカミキリは、うちの近所のカナメモチは生垣になってることが多くて
じっくり探せる場所が少ないです。
No title
カミキリも色々な種類が出てきましたね。
コブスジサビカミキリ、次は枝やツタなどについているところを見つけたいところですが……かなうかどうか。

キイロトラカミキリはトラックがビュンビュン通る道路際のガードレールにいたので移動。歩道の内側にちょうど花があったので乗せてみたらすくに食い始めました。

ルリカミキリ探しは民家の生け垣だとちょっとアヤシイ感じになってしまいますね。
こちらでは霊園の中の植込みや遊歩道沿いの植込みで見つかっています。植物の名前はよくわからないのですが……今日見つけたポイントでは「ベニカナメモチ」という札がかかっていました。

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