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ど根性ぬけがら~シラケトラの唄など

GWの【ど根性ぬけがら】

ゴールデンウィークに入りミズキの花も咲き始めた狭山丘陵。緑も力強くなり昆虫たちも顔ぶれが増えてきた。
そんな中、「去年のセミの抜殻」がまだ残っている。ということで、【ど根性さなぎ】に続く《ど根性シリーズ》第2弾!──【ど根性ぬけがら】。






セミの抜殻を「さなぎ」だと思っている人もいるが、セミは蛹を経ない不完全変態なので、羽化する前の姿は「幼虫」ということになる。この抜殻はけっこう長く残っていたりもするのだが、それに気づかない人も多い。以前、冬にセミの抜殻を見つけてその頃に羽化したものと思い込んで驚いていた人がいたが(【寒椿とセミの抜け殻~冬と夏のコラボ!?】)、この抜殻は冬どころかゴールデンウィークまで持ちこたえたのだから、あっぱれだ。今年は2月に2度も記録的な大雪が降り、折れた木も多かった……そんな中、今も残っているセミの抜殻に敬意を表し(?)【ど根性ぬけがら】の称号(?)を与えやう(※同抜け殻が7月に入ってもまだ残っていたので画像を追記/更に9月の画像を追記。この抜け殻は結局2014年9月中旬まで残っていた)。ちなみに虫見コースにはもう1つある。


いつまで持ちこたえるのかわからないが……2世代コラボなんてこともあるかも知れない!? 頑張れど根性ぬけがら! 負けるなど根性ぬけがら!!

【昭和の日】の昆虫

この日──4月29日は【昭和の日】。昭和に活躍した人は多いが、小松政夫もその1人だろう。この日、シラケトラカミキリを目にし、ふと小松政夫のギャグを思い出した。
実は毎年、この時期にシラケトラカミキリが出てくると、小松政夫を連想する。トラカミキリの仲間はよく飛ぶが、シラケトラカミキリもカメラを向けると飛び去って行くことが少なくない。
そんな時、頭の中に小松政夫の歌声が響く──「し~らけとら 飛~んでい~く 南のそ~ら~へ みじめ みじめ……」。昭和53年頃に流行った『しらけ鳥音頭』(コントで場が白けたときに小松政夫が歌い出す)の替え歌なのだが……。そして今ではシラケトラカミキリの背中の模様までもが小松政夫の顔に見えてしまうのであった……。


【シラケトラカミキリ】の「シラケ」は体の表面に生えた「白(い)毛」に由来するのだろうが、この字面を見て頭に浮かぶのは、「しらける」の「しらけ」の方だろう(……と感じるのは僕だけ?)。

カナ表記から本来の意味がわかりにくい標準和名つながりで【アオバナガクチキムシ】──字だけ見ると「青鼻蛾口黄虫」?




本来の漢字表記は「青翅長朽木虫」──緑色に輝く翅鞘に由来するナガクチキムシ科の昆虫という意味なのだろう。しばしば見かけるキレイな虫だが動きが早く、うまく撮れないことが多い。この日はめずらしくおとなしめだったのだが……角度によって輝きぐあいが変化するメタリックグリーンの美しさがなかなか再現できない……。

そしてこの日も見かけた【ヨツボシヒラタシデムシ】。柵の上で食餌中だったので、邪魔しちゃ申し訳ないと思い、ちょこっと撮ってすぐにその場を離れた。


【ヨツボシヒラタシデムシ】は前回(切られた触角の謎)・前々回(オスがメスの触角を噛むヨツボシヒラタシデムシの交尾)と「触角ネタ」で交尾のシーンをずいぶん撮っていたので今回は2枚しか撮っていなかったのだが……帰宅後パソコンの画面で見ると触角が片方しか写っていない!?
前回「予想」した「オスによる触角の切断」なのだろうか? 左触角が本当に欠けているのか、もう少しちゃんと確認しておけば良かった。



【ハグロケバエ】は、このところフラフラたよりない飛び方で舞っているのをよく見かける。この日はすれ違った家族連れが「また飛んでる!」「うわっ、ここにもにいる!」と舞い飛ぶケバエ成虫たちをキモがっていた。そんな声を聞きながら心の中で頭を振った《ケバエの成虫がキモイって? のんのんのん(と心の中で人差し指をふる)この虫のキモさの真骨頂は、なんといっても幼虫時代の大集団だろう。あの光景を見ずしてキモがるようでは……こんな家族には、ぜひケバエ幼虫の群れる光景を見せてあげたいものだ!》──なんて思ってしまうのは僕だけであろうか?
ケバエ幼虫のキモさ(※謎の幼虫大群:ケバエ参照)を体験した者は、あまりの衝撃にその驚きを他の人にも知らしめショックを分かち合うことで安心感を得ようとする──そんな心理を【ケバエ症候群】と呼ぶ──なんてのは僕のでまかせ話であるが。

昭和の日は他にもいくつか撮ったが、意外に虫は少なめで、後半雨が降り出した。そんな中、この日最後に撮ったのは僕が肩甲骨カミキリと呼んでいる【ハイイロヤハズカミキリ】。ポツポツと降り始めた雨脚が強くなりだした時に擬木の上にいた。雨粒にぬれて動き出したところで、とりあえず雨があたらないところに移動して指にとまらせて撮影。





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コメント

No title
シラケトラカミキリの解説に、座布団三枚!!
No title
小松政夫カミキリ──もとい、シラケトラカミキリのハナシ、わかっていただけてホッとしました(笑)。わかる人にはわかるけど、わからない人にはわからない──と思いつつ、毎年ひそかに思っていたコトを記してみました。
No title
小松政夫に座布団1枚は置いておいてw。
ハグロケバエは地獄からの虫というか、悪魔じみていて気味悪いんですよね、
最近、数回見たかな。
えぇ。見た目で判断します、私はwww。
くれぐれも、幼虫うぢゃうぢゃの図は御配慮願います、スクワームは要らないです(爆!)
No title
この時期、たよりなく飛ぶケバエも、それをキモがるヒトもよく見かけますね。
でもアメリカでは婚姻飛行のイメージからか「Love Bug(愛の虫)」「Honey Moon Fly(新婚旅行蝿)」なんて呼ばれているそうな。

虫ネタでは幼虫も重要な構成要素なので今後登場する可能性も充分ありますからご注意を……。
No title
シラケトラの歌、いいですねえ、懐かしい。
ぜひ志村に歌ってもらいたいものです。
ナイス。
No title
相変わらず細かい観察をされていますね。
シラケトラカミキリと輝くオバナガクチキムシに出会って見たいです。
ハイイロヤハズカミキリは越冬場所に探しに行ってみます。ナイス
No title
>>galapagosさん

昭和が遠くなるにつれて懐かしさも深まりますね(笑)。
シラケトラカミキリを見て1度この唄が脳内再生されると、次からは自動的に再生されるかも。
No title
>>市川さん

これからトラカミキリの仲間も増えてくると思うので出会えるチャンスはあると思います。アオバナガクチキムシは最近立て続けに見ているのですが、素早くて……じっとしている個体に巡り会うと良いのですが……。
ハイイロヤハズカミキリもちょっと独特の雰囲気を持ったカミキリですね。
No title
シデムシで触りたくなるのは、こいつだけですね。地面ではなくて、草木の葉の上にいて、虫を食べるというだけでなく、見た目もシデムシ的な不気味さがないですから。
No title
シデムシ→死肉食というイメージがあったので、これまでは触るのは敬遠していたのですが、今回(前々回の記事から)ヨツボシヒラタシデムシについては蛾の幼虫などを捕食性だと知ってイメージが変わりました。
擬木や柵の上にいることが多いのも(エサの関係なのでしょうが)、ちょっとユニークなシデムシだなと感じています。
No title
こんばんは。
・・・セミのど根性抜け殻・・・私は無精者なので、庭の手入れが行き届かず・・・抜け殻が最低1年は頑張ってへばり付いてるのは観ますが・・
(そう言えば、それ以後は・・・???)
・・・シラケトラカミキリ・・・シラケ!・・・小松政夫さん!・・
(笑)(笑)(笑)☆・・・非常に頭に入り易いです!!!
・・・ヨツボシヒラタシデムシの触角を観る目が変わって来ました!
あの触角の形!噛む意味!切れてしまう意味!にまで話がおよんだのに・・・
いまだに、1本の触角しか持たないこの♀を観ながら・・・(「あんなにおやめください!」と言ったのに)・・・と言う幻聴が聴こえてくるようで・・・
・・・最後のカミキリさんは、相当肩甲骨を鍛えてらっしゃいますね・・・ゴツゴツしてて・・・頼りがいありそうです!!!☆
No title
セミの抜け殻、1年モノがありましたか!? それも庭で見られるとは良い環境ですね。
いつまで残っているものなのか、これまで確かめた事が無かったので、今回は確かめてみたいと思っています。

これからシラケトラカミキリを見かけたら、小松政夫氏を脳内再生してみて下さい(笑)。こちらの幻聴もしっかり定着するかと思います(笑)。
No title
しらけ鳥、懐かしいですね~。
私もよく歌いました。
そういえばあの日雨が降ったので早足で車まで戻ってしまいました。
もうちょっと粘ればもしかして私も肩甲骨が見られたかも…と、ちょっと残念です。
No title
しらけ鳥音頭はもはや僕の中ではシラケトラのテーマソングと化しています(笑)。
先日はちょっと虫が少なかった気がしますが、ミズキが咲き始めたのでこれからそこに集まってくる虫が見られるのではないかと期待しています。
No title
ほんとに、ド根性ですね!
爪のフック?が強力なのですね~。
シラケトラ、笑ってしまいました。
いつもながらうまいですね。
狭山丘陵はどこも最近ぶらさがりアオムシが多すぎて
よけるのに疲れてしまいます…。
No title
セミの抜け殻、足場が脚がひっかかりやすい構造だったというのもよかったのでしょうか。6月に入りハルゼミが鳴き出したのにまだあります。
シラケトラ、最近多いので、脳内には例のメロディーが再生される機会が多いです。

この時期はケムシ・イモムシが多いですね。これを引っ掛けずに歩く方が難しいほど。服についた時点で気づかず、首筋まで這い上がったところで気づくというのがもっぱらです。
鳥たち他の豊富な栄養源ということで、好意的にみています。
服や体につくのはさほど気にしませんが、つまんでポイするとき、力加減が悪いと?体液を吐き出すやつがいるので、そこいらで少し気を使っています。

あと、例のケバエの成虫が多い……こないだも例のカミキリ屋さんがミズキを掬って千匹くらいネットインしてました(笑)
No title
さて、7月に突入し、まだ去年の「ど根性抜け殻」が健在だったので、画像を追記。

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