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小枝片的コブスジサビカキリほか早春の昆虫

まるで小枝片・コブスジサビカキリ













数年ぶりに出会ったコブスジサビカミキリ。体長5~9mmほどのこの昆虫を初めて見たのも4月だったので、(個人的には)なんとなく春のカミキリ的なイメージがある。活動期間はもっと長いのだろうが、虫屋でない僕はビーティングをしないので(活動期に)枝やツタについている状態のものを見つけるのは難しい。春先に(比較的目立つ)擬木の上にいる個体を見つけるのがやっと……ということなのかもしれない。
もっとクリアな画像が撮りたかったのだが……例によって飛び去ってしまった……。

早春のカミキリ・ヨツボシチビヒラタカミキリ











東京では(正式な?)報告例が少ないという話もあるが、この時期よくみかける《早春のカミキリ》という印象がある。東京で桜(ソメイヨシノ)の開花宣言があると「そろそろ出てくる頃かな」と感じる。ここ3年の《東京の桜(ソメイヨシノ)開花日》と【狭山丘陵のヨツボシチビコブカミキリ出現確認日】をふり返ってみると──、
2012年……《3月31日》/【4月9日】
2013年……《3月16日》/【3月16日】
2014年……《3月25日》/【3月31日】

桜の開花日が早いとヨツボシチビコブカミキリが出現するのも早く、桜の開花日が遅れるとヨツボシチビコブカミキリも遅れる──開花が遅れるほど開花日から出現までに期間があくという相関関係があるようにもみえる。もちろんたったこれだけのデータで確かなことはいえないが、個人的な印象で言えば、だいたい東京の桜の開花宣言が出された頃に狭山丘陵のヨツボシチビヒラタカミキリはぼちぼち出現し始める……という感じはする。
ちなみに、《東京の桜(ソメイヨシノ)開花日(靖国神社の標本木が基準)》より狭山丘陵の桜開花は遅い。今年(2014年)初めてヨツボシチビヒラタカミキリを見た3月31日は、現場(いちおう東京)周辺の桜はまだほとんどが開花前だった(東京の満開宣言は3月30日)。
ヨツボシチビヒラタカミキリ

ナカジロサビカミキリ





ヨツボシチビヒラタカミキリと同様に春先に見かけるようになるカミキリ。活動期間はヨツボシチビヒラタカミキリより長いように思う。今年もヨツボシチビヒラタカミキリと同じ日(3月31日)に東京側で初個体を確認している。以後、東京側でも埼玉側でも見られるようになった。

《早春のカミキリ》というと……(個人的には?)トウキョウトラカミキリも思い浮かぶ。今年も4月に入って1度見ているのだが撮る前に飛び去られてしまった……。ちなみに去年は3月23日に初個体を確認している(東京のトウキョウトラカミキリ)。

ヘリグロチビコブカミキリ



《春のカミキリ》がでてくる以前にヘリグロチビコブカミキリは何度も見ているのだが、これはもはや《冬のカミキリ》という印象が強い(個人的感覚)。今季は2013年12月・2014年1月・2月と見てきたが 3月には2度みたきり(3月22日・埼玉県側で見たのが最後)。4月に入ってからは見ていない。
僕の目につかない場所へ移動しただけなのかもしれないが、個人的には《春のカミキリ》にとってかわられた……という感じがしないでもない。
ヘリグロチビコブカミキリはなぜ冬に活動するのか

ミヤマシギゾウムシ







このゾウムシも春先に見かける昆虫の1つ。シギゾウムシというとドングリや果実に産卵するイメージがあったが、ミヤマシギゾウムシはナラメリンゴタマバチがコナラに作る虫こぶ(ナラメリンゴフシ)に産卵するらしい。

トラフコメツキ





コメツキムシというと地味なイメージがあって、特徴がうすいものは種類を見分けるのも難しそうだという思いもあって、スルーしがちな昆虫だったりする。だが、これくらいキレイな模様があったりするとカメラを向けがちだ。最近みかけるようになった《春の昆虫》ということで加えておくしだい。


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コメント

No title
2枚目のお尻に思わず吹き出してまい、4枚目にはあまりの神秘性にうたれました。普段私などにはなかなか目にできない昆虫の生態を、これだけ大きクリアーに紹介いただていることに感謝です。いつもワクワクと少年気分で拝見してますよ。
No title
いつもおつきあいいただいて、ありがとうございます。
コブスジサビカキリのお尻、傑作でしょう?
ちょうど朽ちて折れたような形と色に感心してしまいました。
小さな昆虫の世界も拡大してみると「へぇ!?」と思う事が多いです。
No title
生きてゆく知恵とは言え、面白い擬態ですね。
個人的にはゾウムシに愛着を感じますネ!! 「ナイス!」
No title
カミキリムシも意外に種類が多くて、キレイなもの・地味なもの・コブスジサビカキリのように身を隠す擬態をしたもの・敬遠されがちなハチに擬態したものなど色々いて面白いです。
画像のミヤマシギゾウムシを撮った日には今年初めてのシロコブゾウムシも見ました。ゾウムシも種類が多くて色んなのがいますね。
No title
コブスジサビカミキリにも会えていたのですね。
未だ会ったことがないのでうらやましいです。
見つけ方が上手なのですね~。
本当に枝が折れたみたいで、作りが凝っていますよね!
No title
コブスジサビカミキリは、noriさんと別れた後に見つけました。昆虫期待率が薄めなエリアだったのですが、ここでもたまに面白い虫が見つかることがあるんですよね。
もう少しクリアな画像を目指して粘りたかったのですが……例によって飛び去られてしまいました……。
No title
どれも未だに出会ったことがありません…
凸ヾ
No title
昆虫との出会いは運任せなところもありますね。ターゲットを決めていそうなところを探すというやりかたもあるのでしょうが、いるところにはいるし、いないところにはいないですし……探して見つからないことともあれば、偶然目にする事もあったりして。
あと、一度見つけると目が(脳が)なれて、次から見つけやすくなる……といったこともあるので、「見つけなれる」なんてのも出会いを増やす要因になるのかも。
No title
こんばんは。
・・・私では、目にする機会のない虫ばかりの登場に感激しきりです!
特に、擬態の神秘性!ロマン!にも目のない私!・・・
ワクワク!ゾクゾク!しながら拝見させて頂きました・・・
中でも何と言ってもコブスジサビカミキリ・・・(涙)
「何だこれ~!」感激です!!!
これだから、虫は面白いです!!!
ナカジロサビカミキリの白い部分にも、何だかのたくらみを感じて、ドキドキさせられますね!!!☆
No title
コブスジサビカミキリは僕も初めて見た時は「なんだコリャ~!?」とテンションが上がりました。蛾には擬態上手なのがいたりしますが、カミキリでもこんなのがいるのかぁ……と驚き、感心しました。
ナカジロサビカミキリも枯れ枝にとまっていると、白い部分が体を分断してボディーラインをかく乱するような隠蔽効果があるのかもしれませんね。
小さな虫ながら、あっぱれです。

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